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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ドキュメンタリー』タグの付いた投稿

映画 『アニエスの浜辺』



※2010年の映画始めは 『アバター』 だったのですが...
映画と家族への愛に満ちた本作 『アニエスの浜辺』 が
自分的には記念すべき1本目っ!

フランスの女性監督 アニエス・ヴァルダが、
生まれ故郷ベルギーの浜辺を起点に自身の人生を
自作自演で振り返るドキュメンタリー。

実は、美しいトレーラーに惹かれてこの作品を観るまで、
アニエス・ヴァルダを知らず、『シェルブールの雨傘
ロシュフォールの恋人たち』の監督ジャック·ドゥミ
奥様だったということもこの作品で知りました。

愛に溢れチャーミングな彼女に魅了され、80代という
年齢を感じさせないセンスや想像力にただただ脱帽。

出来ることならアニエスのように歳を重ねたい...。

アニエスの浜辺   「公式サイト」
人生を振り返り、その心象風景は、いつも浜辺とともにあったと、
アニエスは語る。浜辺に、たくさんの鏡をおいて、うれしそうに、
自らの人生で心ひかれるものや、敬愛する人たちについて語り
始める。鏡は、現実の景色と夢を映し出す。


原題:Les Plages D'agnes
監督・脚本・製作:アニエス・ヴァルダ
出演:アニエス・ヴァルダ/ジャック・ドゥミ/カトリーヌ・ドヌーヴ
    ジェラール・ドパルデュー ほか
上映時間:1時間48分

<第65回ヴェネチア国際映画祭 特別招待作品>
<第34回フランス・セザール賞 ドキュメンタリー賞受賞>

■シアターキノにて上映中


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映画 『THE 4TH KIND フォース・カインド』



話題の映画 『THE 4TH KIND フォース・カインド』 の
試写会に行ってきました。

実際の記録映像と再現映像を巧みに組み合わせた
衝撃の異色ドキュメンタリー。

多数の住民が行方不明となり、不眠症を訴える人々が
増え続けるアラスカ州ノーム。この事態を不審に思った
心理学者のタイラー博士は、催眠療法で彼らの不眠の
理由を解明しようとしていた...というストーリー。

主演は映画のナビゲーターであり、再現映像の
タイラー博士役のミラ・ジョボビッチ。

どんだけ怖いんだろうと思っていたら、それほどでもなかった。
どちらかというと記録映像のタイラー博士の方がインパクトあり。

本作のキャッチコピーは「信じるかどうかは、あなた次第。」と
ハローバイバイ調の観客にゆだねる系。
(このキャッチで映画のジャンルが想像ついちゃうかも)

個人的には中途半端だったなぁ...。

興味のある方は、エンドクレジットもお見逃しなく。

■12月18日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア にてロードショー

THE 4TH KIND フォース・カインド】
原題:The Fourth Kind
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョボビッチ/ウィル・パットン/イライアス・コティーズ 他
上映時間:1時間39分
公式サイト

映画 『戦場でワルツを』



戦場でワルツを』といえば、各国の映画賞を総ナメにして
おくりびと』 が受賞した第81回アカデミー外国語映画賞でも
最有力視されていたイスラエル映画。 

元兵士のアリ・フォルマン監督が、自身の経験を基に
1982年にイスラエル軍によるレバノン侵攻の記憶を描いた
ドキュメンタリー・アニメーション。

重いテーマながら、ドキュメンタリーをアニメーションで
表現する斬新な手法が素晴らしい。

冒頭から独特な色調と、そのビジュアルに惹き込まれ、
現実と幻想を織り交ぜた映像から、戦場での兵士たちの
心理状態がリアルに伝わってくる。
音楽も素晴らしく、ショパンのワルツにのせて踊るように
機関銃を乱射するシーンが印象的。

戦争映画を観ていつも思うことは、争いとか殺し合いは
無意味で残酷なこと。 本作の「現実」を突きつける衝撃の
ラストシーンは忘れることが出来ない...。

戦場でワルツを   「公式サイト」
2006年のある夜、旧友に呼び出された映画監督のアリは、26匹のどう猛な犬に
追われる悪夢に悩む話を聞き、それは自分たちが従軍した82年のレバノン侵攻の
後遺症ではないかと疑う。しかし自分に当時の記憶が全くないことに気付いたアリは、
その謎を解こうとかつての戦友たちを訪ねる。


原題:Waltz with Bashir
監督・脚本・製作:アリ・フォルマン
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン
出演:アリ・フォルマン/オーリ・シバン/ロニー・ダヤグ/ロン・ベン=イシャイ
    ドロール・ハラジ ほか
上映時間:1時間30分

シアターキノにて上映中

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映画 『ファッションが教えてくれること』



最近ドキュメンタリー映画づいていますが...

ファッション雑誌で最も重要な号といわれる特大「VOGUE」
9月号の制作過程に密着したドキュメンタリーを観てきました。

アメリカ女性の10人に1人が読むという米版「VOGUE」誌の
言わずと知れた敏腕編集長アナ・ウィンター。
プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じたキャラの
モデルとも言われている人物ですが、本人は映画以上!?

自らの長所を「決断力」と即答するアナは、トレンド傾向を
見極めバッサバサ切り落とし、妥協を許さず、ストイック。
気持ちがいいくらいブレがない。 まさに「氷の女王」。
でもサングラスを外した笑顔がキュートでチャーミング。
プリントワンピースの着こなしなどファッションは必見です。

アナが上司だったら怖いし、まわりにグチりまくるかも...
と思っていたらVOGUE編集部員にもいましたよ(笑) 
アナと20年来の付き合いがあり元モデルで現「VOGUE」
のファッションディレクター、グレイス。 アナより感情移入
できたし、グレイスのセンスは抜群だと思う。 そしてアナと
グレイスの対立しながらもお互いを認め合う関係は羨ましい。

映画からアナが教えてくれることは、働く女性必見です。

ファッションが教えてくれること
原題:The September Issue
監督:R・J・カトラー
出演:アナ・ウィンター/グレイス・コディントン/アンドレ・L・タリー
    シエナ・ミラー ほか
上映時間:1時間28分
<公式サイト>

■シアターキノにて上映中

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映画 『SOUL RED 松田優作』



うれしいことに、コチラの方から招待券をお裾分けいただき
張りきって鑑賞してきました。 ありがとうござますっ!

1989年に急逝し、現在でもカリスマ的人気を誇る俳優、
松田優作氏。 今年生誕60年、没後20年という節目の
年に制作された最初で最後の公式ドキュメンタリー。

内容は、出演作品映像に親交の深い映画人たちの
インタビューを交えて俳優人生の軌跡をたどります。

リアルタイムでは優作さんの晩年の姿しか見ていない
自分には、未公開と思われる映画オーディションの映像
から目が離せなかったし、監督さんなどの思い出話も
興味深く、今見ても出演作品の名場面は純粋にカッコイイ。 

改めて優作さんの影響力やカリスマ性を感じることは
出来たのですが、プライベート映像や美由紀夫人の
インタビューもないため、正直ドキュメンタリーとしては
物足りない印象。 (マイケルを2回観た後だしねぇ...)

SOUL RED 松田優作
監督:御法川修
出演:松田優作/浅野忠信/アンディ・ガルシア ほか
上映時間:1時間42分
公式サイト

■11月27日(金)まで 札幌シネマフロンティア にて上映中


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