『フランス映画』タグの付いた投稿
映画 『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』
Posted by bluestar on 2010年9月10日(金) 22:58
本作は、セルジュ・ゲンズブールの初監督作品であり、
ジェーン・バーキンの代表作ですが、観るのは初めて。
ようやく日本でも観る機会の訪れたオリジナル・バージョンが
デジタル・リマスター版で蘇るとなれば、この機会を逃す
訳にはいきません。 (※UPが遅くなりましたが、シアターキノさんで
6日間のみ1日1回上映され、本日で終了しました。)
本編上映前に現在のバーキンがスクリーンに登場。
作品に対するコメントが素敵すぎなんです。
「画家になりたかったセルジュは、この映画に自分の
描きたかった絵を描いたのよ」
ストーリーは、同性愛の青年カップルと、少年のような
雰囲気を持つ女性との三角関係を描いた異色作。
1975年の作品ですが、不思議と古さを感じません。
圧倒的な輝きを放つジェーンの美しさにただただ溜息...。
ショートヘアに細い身体の少年のような少女から
目が離せません。 ピンクのワンピース姿が切なすぎっ。
バーキンの魅力を知り尽くしたゲンスブール監督
だからこそ撮れた作品なのかも知れませんねぇ。
【ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ <デジタル・リマスター版>】
トラックでゴミを運ぶ仕事をしながら町を転々とするゲイのカップル、クラスキー
(ジョー・ダレッサンドロ)とパドヴァン(ユーグ・ケステル)。ある日、2人は仕事の
合間に一息入れるため小さなバーに立ち寄ることに。そこで働くボーイッシュな
少女・ジョニー(ジェーン・バーキン)と出会ったことで奇妙な三角関係と発展していく。
原題:je t'aime moi non plus
監督・脚本・音楽:セルジュ・ゲンズブール
製作:ジャック・エリック・ストラウス
出演:ジェーン・バーキン/ジョー・ダレッサンドロ /ユーグ・ケステル
ジェラール・ドパルデュー ほか
上映時間:1時間25分 <R-18>
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: シアターキノ, ジェラール・ドパルデュー, ジェーン・バーキン, ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ, セルジュ・ゲンズブール, デジタル・リマスター版, フランス映画, 中央区, 映画, 札幌, 札幌市, 洋画
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映画 『パリより愛をこめて』
Posted by bluestar on 2010年5月16日(日) 22:10
前作 『96時間』 に引き続き、製作リュック・ベッソン&
ピエール・モレル監督の黄金コンビがまたまた
やってくれました。
ジョナサン・リース・マイヤーズとジョン・トラボルタが
パリを舞台にド派手な銃撃戦やカー・アクションを繰り
広げる痛快アクション。
パリの米大使館員で、裏の顔はCIAの見習い捜査官・
リースを演じる男前なジョナサンがかすんでしまうくらい、
相棒の捜査官・ワックス演じるトラちゃんの存在感がスゴイ!
破天荒でスキンヘッドの見た目から反則ですが(笑)
アクションにキレがあって、めちゃめちゃカッコイイの。
ガンアクションも見応えがありますが、アウディの
カーチェイスシーンは必見。 トラちゃんのバズーカ
持って箱乗りは笑えるし、ドライバーさんのキャラも◎。
このタイトルって?と思ったら 『007/ロシアより愛をこめて』 に
オマージュを捧げているんですねぇ。
他にも、『ベスト・キッド』 や 『パルプ・フィクション』
などのオマージュが盛り込まれていて思わずニヤリ。
【パリより愛をこめて】 「公式サイト」
パリのアメリカ大使館に勤務し、人も羨む生活を送っているリースだったが、
彼の裏の顔はCIAの下級職員で、夢は正真正銘のエージェントになることだった。
そんなある日、CIAからリースにある事件の捜査指令が下り、ワックスというスキン
ヘッドの男とコンビを組むことになる。
原題:From Paris with Love
監督:ピエール・モレル
製作:リュック・ベッソン、インディア・オズボーン
出演:ジョン・トラヴォルタ/ジョナサン・リス=マイヤーズ
カシア・アナ・スムートニアック/リチャード・ダーデン ほか
上映時間:1時間35分 <R-15>
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: アクション, ジョナサン・リス=マイヤーズ, ジョン・トラヴォルタ, パリより愛をこめて, ピエール・モレル, フランス映画, ユナイテッド・シネマ札幌, リュック・ベッソン, 中央区, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画
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映画 『ずっとあなたを愛してる』
Posted by bluestar on 2010年4月25日(日) 22:26
評判が良いので、札幌上映を楽しみにしていた作品。
圧倒的な存在感と演技を魅せるクリスティン・
スコット・トーマスの顔で始まり、顔で終わる
期待以上の秀作。
幼い息子に手をかけ刑期を終えた女性の再生を
繊細かつリアルに描いたヒューマンドラマ。
冒頭から生気のない顔つきの主人公(クリスティン・
スコット・トーマス)から目が離せない。
どんな罪を犯したのか? なぜ罪を犯したのか?
徐々に解き明かされていくストーリー展開に
ラストまで惹き付けられ、主人公が抱えてきた
心の痛み(真実)が語られ時、涙、涙...。
少しずつ心を開いていく主人公と周りの人々との
距離感を丁寧に描かれているのが素晴らしい。
重いテーマながら、希望に満ちたラストに救われる。
【ずっとあなたを愛してる】 「公式サイト」
6歳の息子を殺害した罪で15年間服役していたジュリエットは、出所して妹レアの
家に身を寄せることになる。ジュリエットは福祉事務所に就職先を紹介してもらうが、
重罪を犯したジュリエットの受け入れ先は簡単には見つからなかった。息子殺害の
理由を一切語らないジュリエットだが、レアはジュリエットの部屋で事件の真相に
迫る秘密を発見してしまう。
原題:Il y a longtemps que je t'aime
監督・脚本:フィリップ・クローデル
出演:クリスティン・スコット・トーマス/エルザ・ジルベルスタイン
セルジュ・アザナビシウス/ロラン・グレビル/フレデリック・ピエロ ほか
上映時間:1時間57分
■シアターキノ にてロードショー
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映画 『オーケストラ!』
Posted by bluestar on 2010年4月19日(月) 12:52
『のだめカンタービレ』 がヒットを続けるなか、
ワタシが楽しみにしていた♪クラシック映画♪は、
元天才指揮者と寄せ集め楽団が巻き起こす
奇跡の物語 『オーケストラ!』。
本作のヒロインが 『イングロリアス・バスターズ』 の
クールビューティーなメラニー・ロランちゃんだなぁ
くらいの予備知識で、単純な感動作を想像していたら、
予想以上のクオリティの高さにビックリ。
笑って泣いて、不況を吹き飛ばすようなハッピー映画。
計算された奇想天外なストーリー展開は、お見事の一言。
クライマックスのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
のシークエンスは圧巻。
このシーンだけでもスタンデングオベーションで
ブラボーと叫びたいくらい大満足!
涙なしには観られません...。
※秀作映画なのに上映館が少なすぎるのが非常に残念です。
【オーケストラ!】 「公式サイト」
30年前、ロシア・ボリショイ交響楽団で天才指揮者と呼ばれたアンドレは、今や
さえない劇場清掃員。ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、
偽のオーケストラを結成することを思いつく。
原題:Le Concert
監督・脚本:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコブ/メラニー・ロラン/フランソワ・ベルレアン
ドミトリー・ナザロフ/ミュウ=ミュウ/ヴァレリー・バリノフ
アンナ・カメンコヴァ ほか
上映時間:2時間4分
■ディノスシネマズ札幌劇場 ほか全道でロードショー
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映画 『すべて彼女のために』
Posted by bluestar on 2010年4月4日(日) 23:48
4月1日から名称が変わったディノスシネマズ札幌劇場さん
(旧・スガイシネプレックス札幌劇場)で観賞。
映画は、イイ意味で予想を裏切る作品でした。
面白かった~。
ストーリーは、平凡ながらも幸せな生活を送っていた
夫婦と一人息子の3人家族。ある日突然、妻が
冤罪で投獄され20年の禁固刑に...。
てっきり冤罪を晴らすべく新犯人を探し出すような
展開を想像していたら、愛する妻を取り戻すために
平凡な国語教師の夫がとった行動にビックリ。
後半のスリリングな展開がたまらない。
主人公とその父親とのシーンに感動。
ヴァンサン・ランドンが夫・ジュリアンを熱演。
ヴァンサンが渋カッコイイ~。
ダイアン・クルーガーが母親役を好演。
『イングロリアス・バスターズ』 に続き、美しいわぁ
これまでにお目にかかったことのないフランス
映画だなぁと思っていたら、ポール・ハギスに
よってハリウッド・リメイクが進んでいるんですねぇ。
ヴァンサンが演じた役はラッセル・クロウ!
リメイクも気になります。
【すべて彼女のために】
フランス、パリ。教師のジュリアンと出版社に勤めるリザの夫婦は、息子の
オスカルと平凡ながらも幸せに暮らしていた。しかし、上司殺害の容疑でリザが
突然逮捕され、日常は一変する。ジュリアンは妻の無実を証明しようと奮闘するが、
あっという間に3年の月日が流れ、リザに20年の禁固刑が宣告されてしまう。
原題:Pour Elle
監督:フレッド・カバイエ
出演:ヴァンサン・ランドン/ダイアン・クルーガー/ランスロ・ロッシュ ほか
上映時間:1時間36分
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中
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