札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『ずっとあなたを愛してる』



評判が良いので、札幌上映を楽しみにしていた作品。

圧倒的な存在感と演技を魅せるクリスティン・
スコット・トーマスの顔で始まり、顔で終わる
期待以上の秀作。

幼い息子に手をかけ刑期を終えた女性の再生を
繊細かつリアルに描いたヒューマンドラマ。

冒頭から生気のない顔つきの主人公(クリスティン・
スコット・トーマス)から目が離せない。
 
どんな罪を犯したのか? なぜ罪を犯したのか?
徐々に解き明かされていくストーリー展開に
ラストまで惹き付けられ、主人公が抱えてきた
心の痛み(真実)が語られ時、涙、涙...。

少しずつ心を開いていく主人公と周りの人々との
距離感を丁寧に描かれているのが素晴らしい。

重いテーマながら、希望に満ちたラストに救われる。

ずっとあなたを愛してる   「公式サイト」
6歳の息子を殺害した罪で15年間服役していたジュリエットは、出所して妹レアの
家に身を寄せることになる。ジュリエットは福祉事務所に就職先を紹介してもらうが、
重罪を犯したジュリエットの受け入れ先は簡単には見つからなかった。息子殺害の
理由を一切語らないジュリエットだが、レアはジュリエットの部屋で事件の真相に
迫る秘密を発見してしまう。


原題:Il y a longtemps que je t'aime
監督・脚本:フィリップ・クローデル
出演:クリスティン・スコット・トーマス/エルザ・ジルベルスタイン
    セルジュ・アザナビシウス/ロラン・グレビル/フレデリック・ピエロ ほか
上映時間:1時間57分

■シアターキノ にてロードショー 


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映画 『タイタンの戦い』



1981年公開の 『タイタンの戦い』のリメイクを
試写会(3D版)で観賞。
 
ギリシャ神話をベースにした「人間」 VS 「神々&魔物」の
壮絶な戦いを描いたアクションアドベンチャー映画。

神話を知らなくてもアクション重視なので問題なく
楽しめるのですが、ストーリーは単調で戦闘シーンも
拍子抜けするくらいあっけない。

今回も主演のサム・ワーシントン目当てだった
のですが、役が 『アバター』とかぶちゃって
残念な感じ。 他にも、リーアム・ニーソン
レイフ・ファインズピート・ポスルスウェイト
マッツ・ミケルセンなど演技派の豪華キャストが
揃っているのにイマイチ見せ場がなく、もったいない。

「XpanD」 の3Dは3度目なので薄暗く見えるのは
慣れたのですが、スピード感のある激しい
アクションは見辛いと思う。 (コレも慣れなのか?)

タイタンの戦い   「公式サイト」
神々が世に君臨していたある時代。神々の王ゼウスの息子として生まれたが、
人間として育てられたペルセウスがいた。彼は世界を滅亡の危機から救うため、
冥界の王ハデスを倒す戦いの旅に出る。そこには、悪魔や獣といった強敵との
死闘が待っていた。


原題:Clash of the Titans
監督:ルイ・レテリエ
出演:サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン/レイフ・ファインズ ほか
上映時間:1時間46分

■4月23日(金)より
ディノスシネマズ札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー 


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映画 『オーケストラ!』

orchestra

のだめカンタービレ』 がヒットを続けるなか、
ワタシが楽しみにしていた♪クラシック映画♪は、
元天才指揮者と寄せ集め楽団が巻き起こす
奇跡の物語 『オーケストラ!』。

本作のヒロインが 『イングロリアス・バスターズ』 の
クールビューティーなメラニー・ロランちゃんだなぁ
くらいの予備知識で、単純な感動作を想像していたら、
予想以上のクオリティの高さにビックリ。

笑って泣いて、不況を吹き飛ばすようなハッピー映画。
計算された奇想天外なストーリー展開は、お見事の一言。 

クライマックスのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
のシークエンスは圧巻。 
このシーンだけでもスタンデングオベーションで
ブラボーと叫びたいくらい大満足! 
涙なしには観られません...。

※秀作映画なのに上映館が少なすぎるのが非常に残念です。 

オーケストラ!   「公式サイト」
30年前、ロシア・ボリショイ交響楽団で天才指揮者と呼ばれたアンドレは、今や
さえない劇場清掃員。ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、
偽のオーケストラを結成することを思いつく。


原題:Le Concert
監督・脚本:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコブ/メラニー・ロラン/フランソワ・ベルレアン
    ドミトリー・ナザロフ/ミュウ=ミュウ/ヴァレリー・バリノフ
    アンナ・カメンコヴァ ほか
上映時間:2時間4分

■ディノスシネマズ札幌劇場 ほか全道でロードショー 


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映画 『バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版>』

bagdadcafe

1987年に製作された『バグダッド・カフェ』から20年。

パーシー・アドロン監督自ら再編集、画質調整し直した
ニュー・ディレクターズ・カット版として復活。

『バグダッド・カフェ』 は、これまで観てきた映画の
なかでもベスト10 に入るくらい好きな作品。

久しぶりに、スクリーンのジャスミンとブレンダに
会いたくなりキノさんで観賞。

独特な色合いの映像と、ジェヴェッタ・スティールの
主題歌「コーリング・ユー」を含む音楽と、ほっこりする
ストーリーが絶妙なバランス。

砂漠の渇いた色彩は、昔の映像の方が好きかも。
でも良い映画は 何度観ても、久しぶりに観ても
色褪せないなぁ。
そして頭の中では、「コーリング・ユー」 がリピート中(笑)

* * * * * * * * * * * * * * *
あの頃、札幌で上映していたのは 「ジャブ70ホール」
だったはず...。 作品の印象が強すぎて何処で観た
のか思い出せない自分が悲しい。

ジャブ70ホールといえば、10代後半に友達に誘われて
なぜか 『シド・アンド・ナンシー』 を観たのが始まりで、
それまで大衆・娯楽映画を観ていたワタシにアングラ・
ミニシアター系の面白さを教えてくれた怪しい!?大人の
映画館でした...懐かしいなぁ。
* * * * * * * * * * * * * * *


バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版>   
アメリカ西部の砂漠の真ん中にたたずむ寂れたモーテル、バグダット・カフェに、
夫とけんか別れしたドイツ人旅行者ジャスミンがたどり着く。不機嫌な女主人
ブレンダが営む店は変わり者ばかり集まり、いつも気だるいムードが漂っていた。
ジャスミンが現れてから、店に集う皆の心が癒やされていく。


原題:Out of Rosenheim
監督・製作・脚本:パーシー・アドロン
主題歌:ジェヴェッタ・スティール
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト/CCH・パウンダー/ジャック・パランス ほか
上映時間:1時間48分
「公式サイト」

■シアターキノ にてロードショー 


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映画 『第9地区』



予備知識なしで試写会へ行って来ました。

トレーラーを見た感じでは、苦手なジャンルだろう
と思っていたのですが...うわっ、ナニコレ斬新。 

こんな映画、観たことないかも。

監督もキャストもほぼ無名ですが、予想外に面白すぎっ!
異色ではありますが、オスカーにノミネートされたのも納得。

ドキュメンタリータッチな映像から始まり、あっという間に
ストーリーに惹き込まれてしまった。

フィクションだと分かっているのに、妙にリアル感があり
「彼ら」にも共感を覚えてしまう不思議さ。
あのラストは続編を期待してもいいのかしら?

まんまとニール・ブロムカンプ監督にハマったようです。
ツッコミどころはあるものの、現時点でコトイチかも...。 

地区   「公式サイト
1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を
難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。
2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10
地区」に移動させる計画を立てる。


原題:District 9
監督:ニール・ブロムカンプ
製作:キャロライン・カニンガム、ピーター・ジャクソン
出演:シャルト・コプリー/デビッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ
    バネッサ・ハイウッド  ほか
上映時間:1時間51分   <PG-12>

■4月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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