札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『シアターキノ』タグの付いた投稿

映画 『愛のむきだし』



愛のむきだし 
幼い頃に母を亡くし、神父の父・テツと2人で暮らすユウは盗撮が趣味。
ふとしたことがきっかけで出会ったヨーコに恋をするが、ヨーコと家族が
新興宗教にハマったため、その宗教に戦いを挑んでいく。


なんだこりゃ、スゴイ映画だった...。
4時間と長尺だし、お値段も高いし、観る価値があるのか悩んだのですが
観て良かった! 面白かった~。

『紀子の食卓』の鬼才・園子温監督が自身の実体験や実話をベースに描く、
奇想天外な純愛物語。
敬虔なクリスチャンの家庭で育った青年を主人公に、盗撮、変態、レズビアン、
新興宗教や暴力などを織り交ぜ、一途な愛を描いた作品。

前半は、コミカルでスピーディーだったのですが、後半はちょっと中だるみ。
もうちょっと短くできたんじゃないかな...。
お下品なシーンも多いので一歩間違うとエロな変態映画になりかねないん
だけど、しっかり純愛映画にまとまっているのがスゴイ(笑)

むきだし演技のキャストがみんな良かった。 主演は映画初出演の西島隆弘くん
(AAAのボーカル)。 ヒロインは体当たり演技が抜群に良かった満島ゆかりちゃん。

万人受けする映画ではないと思いますが、一見の価値ありです。

監督・脚本・原案:園子温
出演:西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/渡部篤郎/渡辺真起子
上映時間:3時間57分 
<公式サイト>

シアターキノ にて公開中  


bluestar過去の映画レポはこちら★

映画の前に...。



映画を観る前に、スタバでMyタンブラーに熱めのスターバックス ラテを

入れてもらい、そばで腹ごしらえ。 更にキノカフェで焼き菓子まで買ってみた。

こんなに準備して映画に臨む訳は、この映画が4時間近い長尺だから。

途中に10分の休憩を挟む映画なんです。

熱めのラテをオーダーしたのは、最後まで熱々でいただけて大正解。

映画の感想はこちら★

映画 『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』

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『シェルブールの雨傘』 製作45周年記念特別企画
ドゥミ×ルグラン=ミュージカル女優ドヌーヴ


不朽の名作 『シェルブールの雨傘』と『ロシュフォールの恋人たち』が
デジタルリマスターで色鮮やかに甦った!

この機会にタイトルは知っていても、まともに観たことのなかった2作品を
スクリーンで初観賞。 キャー、感激っ。 女子力UPしそう。
立て続けに2本観て、ルグランの曲が頭でリピート♪ ドヌーヴ祭り状態(笑)
ミュージカル映画がニガテだった自分が嘘のよう。

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版
戦争によって引き裂かれた男女の切ない運命をつづる名作ミュージカル。
セリフまで全て歌になっていてちょっとビックリ。

エレガントで美しい16歳のカトリーヌ・ドヌーヴ。 バーバリーのコートや、
色鮮やかでオシャレなファッションの数々。すぐにでも真似したいっ。
ミシェル・ルグランの哀愁漂うメロディーがたまりません。

原題:Les Parapluies de Cherbourg
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーボ/マルク・ミシェル
上映時間:1時間31分
1964年フランス映画

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版
舞台は港町ロシュフォール。美しい姉妹を中心に繰り広げられる恋物語。

双子姉妹の姉役で、作品の公開後に交通事故で亡くなったドヌーブの実姉
フランソワーズ・ドルレアックが出演している。 色鮮やかな映像と、美人姉妹の
共演はファッションも音楽もキュートでポップ。 『ウエスト・サイド物語』の
ジョージ・チャッキリス、途中から『雨に唄えば』のジーン・ケリーまで登場する
豪華キャストとルグランの音楽が最高にハッピーなミュージカル。 
「シェルブール」より好きっ。

原題:Les Demoiselles de Rochefort
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーボ/マルク・ミシェル
出演: 出演:カトリーヌ・ドヌーブ/ジーン・ケリー/ジョージ・チャキリス
上映時間:2時間7分
1967年フランス映画

<公式サイト>    シアターキノ にて公開中

映画 『PARIS (パリ)』



PARIS (パリ) 
心臓移植でしか生きる望みのない元ダンサーの弟ピエール(ロマン・デュリス)のために、
3人の子どもを抱えた姉エリーズ(ジュリエット・ビノシュ)は、彼と同居を始めることに。
そんな中、ピエールは自分の人生や自分を取り巻く人々の人生を新たな目で見つめ始める。


『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ監督が、
余命わずかなピエールの目を通して、様々な表情を魅せるパリに生きる人々を
描いた群像劇。 登場人物のエピソードが淡々と描かれていたのが残念ですが、
コレが「パリ」らしいのかも知れません。

パリジャン、パリジェンヌのなにげない日常が描かれているのに、なぜか絵に
なってしまう街、パリ。 スクリーンに映し出されるエッフェル塔やアパルトマン、
マルシェ、パン屋などを観ていると、パリで生活しているような気分が味わえる。

音楽のセンスが良いセドリック・クラピッシュ監督。 
本作では、KEANEの「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」や
サティの「グノシェンヌ1番」が印象的。

シングルマザーの姉エリーズを大人可愛く演じるジュリエット・ビノシュ
『存在の耐えられない軽さ』 以来の大ファン。 美しさが増した感じ。

原題:Paris
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
出演: ロマン・デュリス/ジュリエット・ビノシュ/ファブリス・ルキーニ
    アルベール・デュポンテル/フランソワ・クリュゼ 他
上映時間:2時間9分
公式サイト    シアターキノにて公開中

映画 『ホルテンさんのはじめての冒険』



ホルテンさんのはじめての冒険 
オスロに住むホルテンは鉄道の運転士。規則正しい生活を心がける彼の生活も今週末で
定年を迎える。いよいよ退職前夜、同僚が送別会を開いて勤続を表彰してくれるが、彼は
翌朝の勤務に備えて早く帰ろうとする。だが、誘われて二次会へ。タバコを買いに出かけて
戻ると、マンションに入れなくなってしまった。工事用の足場を伝って他人の部屋に侵入
するも、そこで眠りこけてしまい、翌日運転するはずの列車に遅れてしまう。


『キッチン・ストーリー』『酔いどれ詩人になるまえに』のベント・ハーメル監督が
贈る心温まるノルウェー映画。『キッチン・ストーリー』ファンとしては見逃せません。

主人公は超真面目なノルウェー鉄道の運転士ホルテンさん(ボード・オーヴェ)。
定年退職の日にひょんなことから遅刻をしてしまい、運転するはずの列車に
乗り遅れたことにより小さな冒険が始まる。その過程で出会うちょっと風変わりな
人々によって新たな一歩を踏み出す物語。

セリフは少ないけれど間の取り方が絶妙で、クスッと笑えるシーンも多い。
北欧映画らしくゆったりとしたテンポなので、リラックスしすぎて睡魔に襲われるかも...。

鉄道オタクさんには、雪原を走リ抜ける美しい「ベルゲン急行」や
ホルテンさんの送別会で行なわれる余興や鉄道クイズは必見です。

なぜか、「ニッサンが日本の会社だなんて信じられるか?」というセリフや
取り出したウイスキーがサントリー「響」だったり、日本人としてはちょっとうれしい。
ノルウェイから見た日本ってどんなイメージなんだろう?

人生について語っているセリフも多く、じんわり心に沁みます。
観賞後、ちょっと前向きになれるほっこり映画です。

原題:O' HORTEN
監督:ベント・ハーメル
出演:ボード・オーヴェ/ギタ・ナービュ/ビョルン・フローバルグ

公式サイト  上映時間:1時間30分  シアターキノにて公開中

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