札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『洋画』タグの付いた投稿

映画 『プリンセスと魔法のキス』



3DやCG全盛期にディズニー伝統の手描きアニメを
復活させた 『プリンセスと魔法のキス』 を字幕で観賞。

物語は 夢を追う女性・ティアナと、カエルに姿を変え
られてしまった王子との冒険ファンタジー。 

ディズニーの王道を守りつつ、現実的な設定が面白く 
主人公のティアナが黒人女性というのも斬新。

めずらしくウルウルしちゃうシーンもあって、「大人も」
というより、大人こそ楽しめるアニメだと思う。

ジャズの発祥地ニューオリンズが映画の舞台なだけに
音楽が作品を引き立てているし、美味しそうな料理が
たくさん出てくるのも魅力的(笑)
ガンボやベニエが美味しそうだったなぁ。

やっぱり手描きは色彩が美しく温か味がある。
グッとくるセリフも多くて、ピュアな気持ちになりました。

プリンセスと魔法のキス   「公式サイト」
「自分のレストランを持つ」という夢を見て頑張っている女の子ティアナ。仮装舞踏会の
夜にプリンセスの衣装を着ていた彼女の前に、言葉を話す1匹のカエルが現れる。
そして自分は呪いによってカエルに姿を変えられたナヴィーン王子であり、プリンセス
がキスしてくれればこの呪いを解くことができると言う。
ティアナはカエルの必死なお願いに、仕方なくキスをするが...。


原題:The Princess and the Frog
監督:ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ (『アラジン』『リトル・マーメイド』)
製作総指揮:ジョン・ラセター
声の出演:アニカ・ノニ・ローズ/オプラ・ウィンフリー/ジョン・グッドマン
       テレンス・ハワード ほか
上映時間:1時間37分

■札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
 ほか全道で公開中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『シャーロック・ホームズ』



楽しみにしていた 『シャーロック・ホームズ』 を観賞。

シャーロック・ホームズといえば...
鳥打帽にパイプをくわえた温厚で知的な英国紳士を
イメージしちゃうのですが、映画のホームズは
やんちゃでマッチョな武闘派。 これはかなり斬新っ。

そんなホームズを演じるのが、ロバート・ダウニー・Jr.
見た目から濃いっ(笑) でもジュード・ロウ扮する
クールでカッコイイ医師・ワトソンとコンビを組むと
しっくりくるから不思議。  軽妙な2人の掛け合いは
ずっと観ていたくらい楽しかったなぁ。

映画は、探偵ものらしいスリリングな謎解きを期待
していたのですが、派手なアクションが見どころの
エンタメ作品...。

ガイ・リッチーらしいスピーディーな展開や演出は
カッコイイのですが、爽快感が足りなかったなぁ。

映画の見どころが、予告映像シーンだったのも
新鮮味に欠けたかも...アレは見せすぎです。

シャーロック・ホームズ 
19世紀のロンドン。イギリス・ロンドンを舞台に、ホームズとワトソンは、怪しい
黒魔術の儀式を行い、若い女性を次々と殺害するブラッドウッド卿を逮捕する。
しかし、やがて処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、また殺人事件が起きる。


原題:Sherlock Holmes
監督:ガイ・リッチー
原作:アーサー・コナン・ドイル
出演:ロバート・ダウニー・Jr./ジュード・ロウ/レイチェル・マクアダムス/
   マーク・ストロング/エディ・マーサン/ケリー・ライリー
上映時間:2時間9分
公式サイト

■3月12日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,
札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 

映画 『ハート・ロッカー』











←アカデミー賞受賞バージョンに
  差し替えるのかしら?

※オスカー授賞前に観賞したのですが、UPが追いつきませんでした(涙)

ハート・ロッカー』 のキャスリン・ビグロー監督といえば、
第82回アカデミー賞で元夫ジェームズ・キャメロン監督の
アバター』 同様、最多9部門にノミネートされ、話題でしたねぇ。

対極な作品であり、共に優れた2本を比べるのは失礼であり、
お門違いだと思うのですが、やっぱり結果が気になります。
作品賞と監督賞を分け合ってくれるとうれしいなぁと思っていたら

ハート・ロッカー』が
作品賞・監督賞を含む6部門を受賞
。 
おめでとうございます!

素晴しい作品ですし、個人的にも「ハート・ロッカーアバター」
なのですが、作品賞&監督賞のW受賞は正直意外。
なるほどなぁって感じです。


さて、オスカー作品賞の感想ですが...

予備知識なく観たのですが、最後まで緊張感が続く骨太な
戦争映画でした。 こんな男らしい映画を撮ったのが
モデル並みの美貌を誇る女性監督キャスリン・ビグロー
だというから驚きっ。
(そういえば、『ハートブルー』や『K-2』もこの監督ですね。)

タイトルの 「ハート・ロッカー」 とは、兵隊用語で
「行きたくない場所・棺桶」を意味し、イラク・バグダッドで
任務を遂行する爆発物処理班の過酷な日々を
ドキュメンタリータッチで描く。

最初から、ものすごい緊迫感。
戦争映画にありがちなドンパチシーンはほとんどなく、
死と隣り合わせの兵士の日常を淡々と映し出す。

まるで兵士達と緊張と興奮を共有しているかのような
リアル感に、観賞後は少々疲れ気味。

戦争が現在進行形で行なわれていることを思い知ら
されるラストシーンが印象的で怖い。 
映画の核となる冒頭のテロップは必見です。

決して万人受けするような作品ではありませんが、
戦場でワルツを』 同様、多くの人に観て感じてもらいたい作品です。


ハート・ロッカー   「公式サイト」
2004年夏イラクのバグダッド郊外。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班では、
任務中に殉職者が出たため、ジェームズ二等軍曹を新リーダーとして迎え入れることに。
部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日で爆発物処理班の任務から外れる
予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされる事になる。


原題:The Hurt Locker
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ
    ガイ・ピアース/レイフ・ファインズ/デビッド・モース
    エバンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ ほか
上映時間:2時間11分 <PG-12>

ユナイテッド・シネマ札幌 ほかで上映中


過去の映画レポはこちら★

映画 『ニューヨーク,アイラブユー』



パリを舞台にしたオムニバス映画 『パリ、ジュテーム』 の
第2弾は、眠らない街・ニューヨークが舞台。

日本からは岩井俊二氏、女優のナタリー・ポートマンら、
世界各国から集まった10人の一流監督が独創的なタッチで
さまざまな愛の形を描き、11人目の監督ランディ・バルスマイヤー
それらの物語を繋ぎ合わせていくアンサンブル・ムービー。

監督&キャストの豪華さもさることながら、それぞれの
エピソードが魅力的で、1本の美しい作品に仕上がっている。

マンハッタンのセントラル・パークからブルックリンの
ブライトン・ビーチまでの街並みも堪能でき、NYへ
行きたくなること間違いナシ。

注目は3年ぶりの監督作品となる岩井俊二氏のパート。
オーランド・ブルームクリスティーナ・リッチの共演で
顔の知らない男女の交流をロマンチックに描く。
オーリーが10代のころから着用しているという自前の
Tシャツにも注目です(笑)

N・ポートマンが初監督・脚本に挑戦したパートは
ほっこり心温まるお話。 主演作よりこっち方が好み。

それぞれに想像力を掻き立てられるエピソードの中で
最も印象的だったのが、シェカール・カプール監督の
元オペラ歌手(ジュリー・クリスティ)とホテルマン
シャイア・ラブーフ)の話。
2人の不思議な関係が美しく幻想的でした。

ちなみに第3弾の舞台は 「上海」 。
『上海,我爱你 (シャンハイ、ウォーアイニー)』ってかんじでしょうか?
これまた楽しみですっ。

ニューヨーク,アイラブユー
原題:New York, I Love You  
監督:姜文(チアン・ウェン)/ミーラー・ナーイル/岩井俊二
    イヴァン・アタル/ブレット・ラトナー/アレン・ヒューズ
    シェカール・カプール/ナタリー・ポートマン/ファティ・アキン
    ジョシュア・マーストン/ランディ・バルスマイヤー
出演:ヘイデン・クリステンセン/レイチェル・ビルソン/アンディ・ガルシア
    イルファン・カーン/ナタリー・ポートマン/オーランド・ブルーム
    クリスティナ・リッチ/マギー・Q/イーサン・ホーク/ロビン・ライト・ペン
    クリス・クーパー/アントン・イェルチン/オリヴィア・サールビー
    ジェームズ・カーン/ブレイク・ライヴリー/ドレア・ド・マッテオ
    ブラッドリー・クーパー/シャイア・ラブーフジュリー・クリスティ
    ジョン・ハート/カルロス・アコスタ/ジャシンダ・バレット/テイラー・ギア
    ウグル・ユーセル/スー・チー/バート・ヤング/イーライ・ウォラック
    クロリス・リーチマン/エミリー・オハナ/エヴァ・アムリ/ジャスティン・バーサ
    ほか
上映時間:1時間43分
<公式サイト>

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

映画 『NINE (ナイン)』



フェデリコ・フェリーニ監督の 『8 1/2』 のミュージカル版
「ナイン」を、『シカゴ』 のロブ・マーシャル監督が映画化。

映画 『8 1/2』 もミュージカル「ナイン」も観た事はないの
ですが、好きな女優さん大集合ということで「絶対観る!」
と決めていた作品。  ラッキーにも試写会が当選っ。

こんなゴージャスなキャストが勢ぞろいするなんて夢のよう!
1人のネームバリューだけでも「観たい」と思わせるオスカー俳優
の豪華過ぎる共演+グラミー賞受賞者まで! 
これって、フィギュアスケートでいうところのエキシビジョン
ですから(笑) 真央ちゃんにヨナちゃん...あ~贅沢すぎる!

これで、期待するなって方がムリでしょう。

で、肝心の感想はといいますと、

どこをどう間違えたのか、大味なんですけど...。

キャストが役にハマり、美しくスタイリッシュな映画ですが、
ストーリーはいまひとつ。 

60年代のイタリアを舞台に、スランプに陥った映画監督グイドが
プレッシャーやストレスに耐えかねて、妄想の世界に逃避していく
物語なのですが、大人になりきれないマザコン&女好きのダメ男が
何故モテモテなのか理解できず、めずらしく睡魔に襲われちゃっうし
(耐えましたけどね)何を伝えたいのか分からない。

まぁストーリーは置いといて、キャストのパフォーマンスは
オシャレで艶美でカッコイイ!
ダニエル・デイ=ルイスは意外にもダメ男がハマっていて、
可憐なマリオン・コティヤールの大胆なダンスにドキっ。
ペネロペ・クルスのSEXYなダンスにドキマギし、美しすぎる
ニコール・キッドマンにホレボレ。 ジュディ・デンチがピリリと
スパイスを利かせ、ソフイア・ローレンの大女優オーラに
圧倒され、役作りのためにウエイトUPしたファーギー
パワフルなパフォーマンスに酔いしれました。
豪華で魅力的なキャストの中で印象的だったのが、ケイト・ハドソン。 
彼女をスクリーンで観たのは 『10日間で男を上手にフル方法』 
以来かも。 期待以上の華麗なダンス&歌に、♪シネマ・イタリアーノ♪
が頭の中でリピートしています(笑)


NINE ナイン   「公式サイト」
世界的な映画監督グイド・コンティーニは、新作の撮影を控えていた。しかしクランクインを
目前にしながらも映画の構想は捗らない。さらには彼の周囲には常に女性が取り巻き、
妻からは愛想を尽かされてしまう。映画へのプレッシャーと女性たちとの関係に追い詰め
られたグイドは、いつしか自分の幻想世界へと溺れていく...。

原題:Nine
監督・製作・振付:ロブ・マーシャル
脚本:マイケル・トルキン/アンソニー・ミンゲラ
出演:ダニエル・デイ=ルイス/マリオン・コティヤール/ペネロペ・クルス/
   ジュディ・デンチ/ニコール・キッドマン/ソフィア・ローレン/
   ケイト・ハドソン/ステイシー・ファーガソン(ファーギー)
上映時間:1時間58分

■3月19日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

pageTop