札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『アニエスの浜辺』



※2010年の映画始めは 『アバター』 だったのですが...
映画と家族への愛に満ちた本作 『アニエスの浜辺』 が
自分的には記念すべき1本目っ!

フランスの女性監督 アニエス・ヴァルダが、
生まれ故郷ベルギーの浜辺を起点に自身の人生を
自作自演で振り返るドキュメンタリー。

実は、美しいトレーラーに惹かれてこの作品を観るまで、
アニエス・ヴァルダを知らず、『シェルブールの雨傘
ロシュフォールの恋人たち』の監督ジャック·ドゥミ
奥様だったということもこの作品で知りました。

愛に溢れチャーミングな彼女に魅了され、80代という
年齢を感じさせないセンスや想像力にただただ脱帽。

出来ることならアニエスのように歳を重ねたい...。

アニエスの浜辺   「公式サイト」
人生を振り返り、その心象風景は、いつも浜辺とともにあったと、
アニエスは語る。浜辺に、たくさんの鏡をおいて、うれしそうに、
自らの人生で心ひかれるものや、敬愛する人たちについて語り
始める。鏡は、現実の景色と夢を映し出す。


原題:Les Plages D'agnes
監督・脚本・製作:アニエス・ヴァルダ
出演:アニエス・ヴァルダ/ジャック・ドゥミ/カトリーヌ・ドヌーヴ
    ジェラール・ドパルデュー ほか
上映時間:1時間48分

<第65回ヴェネチア国際映画祭 特別招待作品>
<第34回フランス・セザール賞 ドキュメンタリー賞受賞>

■シアターキノにて上映中


過去の映画レポはこちら★

2009年「映画」を振り返る

2010年の幕が開き、今年1本目映画は...
観たいと言う相方に付き合って、2回目の 『アバター』 字幕・3Dを鑑賞。
(前夜祭で観たときは5割程度の客入りでしたが、お正月はほぼ満員)

さてさて、2009年の映画鑑賞本数は140+α
ショートムービーなどの自主上映作品を観ているので少々曖昧。

2009年は、「外国映画」のアタリ年だったかも。
苦手なジャンルにトライして大当たりがあったり、
期待はずれもあったり...楽しませていただきました。

2010年も素晴しい映画との出会いを期待して、
いっぱい映画を観るぞー!

さてさて、去年に続き <My ベストムービー> やっちゃいます。

外国映画ベスト10
1位...『スラムドッグ$ミリオネア』  (文句なしの1位!映画はこうでなくちゃっ)
2位...『グラン・トリノ』  (イーストウッド作品ハズレなし)
3位...『愛を読むひと』  (ただただ切ない...号泣)
4位...『チェイサー』  (主演2人の演技は圧巻)
5位...『イングロリアス・バスターズ』  (タランティーノ面白すぎっ)
6位...『レスラー』  (復活ミッキー・ローク)
7位...『母なる証明』  (究極の母性愛に心を揺さぶられた)
8位...『扉をたたく人』  (ジャンベ最高)
9位...『ミルク』  (やっぱりショーン・ペン)
10位..『チョコレート・ファイター』  (生身のアクションがスゴイ!)

以下、順不同で、『ベンジャミン・バトン』、『チェンジリング』、『エグザイル/絆』
『キャラメル』、『スター・トレック』、『サンシャイン・クリーニング』、『シリアの花嫁』
『パイレーツ・ロック』、『ジュリー&ジュリア』、『アバター』 なども捨てがたかった!
そして<特別賞>は、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。




日本映画ベスト5
1位...『ディア・ドクター』  (西川美和監督作品ハズレなし)
2位...『空気人形』  (ペ・ドゥナのハマリ役)
3位...『愛のむきだし』  (むきだしパワーにやられた)
4位...『サマーウォーズ』  (家族の絆に涙)
5位...『沈まぬ太陽』  (映画らしい骨太ドラマ)

以下、『女の子ものがたり』、『南極料理人』、『風が強く吹いている』、
パンドラの匣』 などもお気に入り。




映画番外編ですが...



秀作作品を数多く上映してくれる
シアターキノさんで2010年度の
会員登録をしてきました。

来年の会員手帳はグリーン。

キノで年間10本以上観る人の
必需品手帳です。

この手帳に綴られる作品が
素晴らしい映画でありますように。

そしてそして、1月後半から札幌は映画イベントが目白押し。
キューバ映画祭』や『北欧の映画「サーミ・ニエイダ・ヨイク」上映会
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』に『午前十時の映画祭』などが
開催されるので、どれを観ようか迷っちゃうけど楽しみだなぁ。

映画 『THE 4TH KIND フォース・カインド』



話題の映画 『THE 4TH KIND フォース・カインド』 の
試写会に行ってきました。

実際の記録映像と再現映像を巧みに組み合わせた
衝撃の異色ドキュメンタリー。

多数の住民が行方不明となり、不眠症を訴える人々が
増え続けるアラスカ州ノーム。この事態を不審に思った
心理学者のタイラー博士は、催眠療法で彼らの不眠の
理由を解明しようとしていた...というストーリー。

主演は映画のナビゲーターであり、再現映像の
タイラー博士役のミラ・ジョボビッチ。

どんだけ怖いんだろうと思っていたら、それほどでもなかった。
どちらかというと記録映像のタイラー博士の方がインパクトあり。

本作のキャッチコピーは「信じるかどうかは、あなた次第。」と
ハローバイバイ調の観客にゆだねる系。
(このキャッチで映画のジャンルが想像ついちゃうかも)

個人的には中途半端だったなぁ...。

興味のある方は、エンドクレジットもお見逃しなく。

■12月18日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア にてロードショー

THE 4TH KIND フォース・カインド】
原題:The Fourth Kind
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョボビッチ/ウィル・パットン/イライアス・コティーズ 他
上映時間:1時間39分
公式サイト

映画 『パブリック・エネミーズ』

public enemies1public enemies2

『ONE PIECE 』は大変なことになっていますが (映画館レポこちら★
ワタシは ゆったり 『パブリック・エネミーズ』 観賞。

伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャーと彼の恋人ビリーの恋愛逃亡劇。

大胆不敵な手口で銀行強盗と脱獄を繰り返すジョン・デリンジャー
を演じるのは、ご存じ ジョニー・デップ
デリンジャーの男の美学に惚れ惚れ、ジョニデ 格好良すぎっ!

なんといっても口説き文句にメロメロ(笑)
「好きなものは、野球、映画、高級服、速い車、ウイスキー、そして○○だ」
こんなことジョニデに言われたら、惚れてまうやろぅ!

この他にも羨ましいセリフを言われる運命の恋人ビリー役は
『エディット・ピアフ』のオスカー女優マリオン・コティヤール

作品自体は普通だったのですが、最後まで色気のある
ジョニデの魅力に惹き込まれた感じ。 ラストはグッときた。

パブリック・エネミーズ   「公式サイト」
1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン・デリンジャーは紳士的な態度と鮮やかな手腕の
銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しい
ビリーに目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にか
ビリーは彼の前から姿を消す。


原題:Public Enemies
監督:マイケル・マン
原作:ブライアン・バーロウ
出演:ジョニー・デップ/クリスチャン・ベイル/マリオン・コティヤール ほか
上映時間:2時間21分

■スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道で上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『戦場でワルツを』



戦場でワルツを』といえば、各国の映画賞を総ナメにして
おくりびと』 が受賞した第81回アカデミー外国語映画賞でも
最有力視されていたイスラエル映画。 

元兵士のアリ・フォルマン監督が、自身の経験を基に
1982年にイスラエル軍によるレバノン侵攻の記憶を描いた
ドキュメンタリー・アニメーション。

重いテーマながら、ドキュメンタリーをアニメーションで
表現する斬新な手法が素晴らしい。

冒頭から独特な色調と、そのビジュアルに惹き込まれ、
現実と幻想を織り交ぜた映像から、戦場での兵士たちの
心理状態がリアルに伝わってくる。
音楽も素晴らしく、ショパンのワルツにのせて踊るように
機関銃を乱射するシーンが印象的。

戦争映画を観ていつも思うことは、争いとか殺し合いは
無意味で残酷なこと。 本作の「現実」を突きつける衝撃の
ラストシーンは忘れることが出来ない...。

戦場でワルツを   「公式サイト」
2006年のある夜、旧友に呼び出された映画監督のアリは、26匹のどう猛な犬に
追われる悪夢に悩む話を聞き、それは自分たちが従軍した82年のレバノン侵攻の
後遺症ではないかと疑う。しかし自分に当時の記憶が全くないことに気付いたアリは、
その謎を解こうとかつての戦友たちを訪ねる。


原題:Waltz with Bashir
監督・脚本・製作:アリ・フォルマン
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン
出演:アリ・フォルマン/オーリ・シバン/ロニー・ダヤグ/ロン・ベン=イシャイ
    ドロール・ハラジ ほか
上映時間:1時間30分

シアターキノにて上映中

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