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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『フランス映画』タグの付いた投稿

映画 『PARIS (パリ)』



PARIS (パリ) 
心臓移植でしか生きる望みのない元ダンサーの弟ピエール(ロマン・デュリス)のために、
3人の子どもを抱えた姉エリーズ(ジュリエット・ビノシュ)は、彼と同居を始めることに。
そんな中、ピエールは自分の人生や自分を取り巻く人々の人生を新たな目で見つめ始める。


『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ監督が、
余命わずかなピエールの目を通して、様々な表情を魅せるパリに生きる人々を
描いた群像劇。 登場人物のエピソードが淡々と描かれていたのが残念ですが、
コレが「パリ」らしいのかも知れません。

パリジャン、パリジェンヌのなにげない日常が描かれているのに、なぜか絵に
なってしまう街、パリ。 スクリーンに映し出されるエッフェル塔やアパルトマン、
マルシェ、パン屋などを観ていると、パリで生活しているような気分が味わえる。

音楽のセンスが良いセドリック・クラピッシュ監督。 
本作では、KEANEの「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」や
サティの「グノシェンヌ1番」が印象的。

シングルマザーの姉エリーズを大人可愛く演じるジュリエット・ビノシュ
『存在の耐えられない軽さ』 以来の大ファン。 美しさが増した感じ。

原題:Paris
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
出演: ロマン・デュリス/ジュリエット・ビノシュ/ファブリス・ルキーニ
    アルベール・デュポンテル/フランソワ・クリュゼ 他
上映時間:2時間9分
公式サイト    シアターキノにて公開中

映画 『ベティの小さな秘密』



ベティの小さな秘密
周囲に田園が広がる大邸宅に住むベティは、お姉ちゃんが寄宿学校に入って
しまい孤独感に包まれる。パパとママは離婚寸前で、心を許せるのは犬檻に
囚われた犬のナッツだけ。ある日、パパが院長を務める精神科病院を抜け出した
青年イヴォンと出会い、庭の自転車小屋にかくまう。食事を運び、世話を焼くうちに、
ほのかな恋心が芽生えたベティだが...。


フランス映画で10歳の女の子が主役とくれば、観ずにはいられない。
『ミツバチのささやき』や『ポネット』などの少女映画は好みのジャンル。
(もちろん少年映画も大好き)

可愛い女の子の映画です。
まず、ベティのファッションに目が釘付け。
カーディガンのくるみボタンに刺繍が入ってる。赤いコートに赤い靴、
フランスらしくて本当にオシャレ。 姪っ子に着させたい。

物語は、10歳の女の子がちょっぴり大人になる成長期を繊細に描いています。
大切なものを守ろうとする少女の姿が健気でいとおしい。 ラストも◎。

映像は、田園風景の緑とベティの洋服の赤、2色のコントラスト鮮やかで美しい。

ベティを演じたアルバ=ガイアちゃんは意志の強そうな大きな瞳が印象的。
美少女だなぁと思っていたら、演技が上手くてびっくり。
このままいくと将来がかなり楽しみ。

「ベティの小さな秘密」公式サイト

シアターキノにてロードショー  上映時間:1時間30分


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