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映画 『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』
Posted by bluestar on 2010年9月30日(木) 12:33
映画レビューUPが遅れまくりですが...
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いた巨匠(マエストロ)たちの
歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリーを観てきました。
アルゼンチンタンゴと言われても、映画 『12モンキーズ』 で
知ったアストル・ピアソラのCDを聴いていた程度。
恥ずかしながら、本作に出演のマエストロを誰も知らなかった...。
そんなタンゴの知識に乏しい私でも十分に楽しめました!
内容は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のアルゼンチン
タンゴ版といった感じで、コラソン(タンゴの魂)を感じる演奏が
素晴らしい。 後半の一夜限りのコンサートは圧巻。
マエストロたちが奏でる艶やかな旋律に酔いしれ、タンゴの魅力に
どっぷり浸ることができました。
やっぱり、音楽って素晴しい!
タンゴに人生のすべてを捧げてきたマエストロたちが素敵すぎ。
歳を重ねることは素晴しいなぁと心から思える作品です。
そうそう、早速サントラ
「Cafe de los Maestros」 購入。
ピアソラ以来のタンゴCDかも。
【アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち】
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオに、名曲集アルバム
「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するため、1940年代から50年代に活躍し、
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが結集した。激動の歴史を生き
抜いてきた音楽家たちが、タンゴと祖国への熱い思いを語る。
原題:Cafe de Los Maestros
監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン/レオポルド・フェデリコ /マリアーノ・モーレス
カルロス・ガルシーア/ホセ・“ペペ”・リベルテーラ/ビルヒニア・ルーケ ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
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映画 『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』
Posted by bluestar on 2010年9月10日(金) 22:58
本作は、セルジュ・ゲンズブールの初監督作品であり、
ジェーン・バーキンの代表作ですが、観るのは初めて。
ようやく日本でも観る機会の訪れたオリジナル・バージョンが
デジタル・リマスター版で蘇るとなれば、この機会を逃す
訳にはいきません。 (※UPが遅くなりましたが、シアターキノさんで
6日間のみ1日1回上映され、本日で終了しました。)
本編上映前に現在のバーキンがスクリーンに登場。
作品に対するコメントが素敵すぎなんです。
「画家になりたかったセルジュは、この映画に自分の
描きたかった絵を描いたのよ」
ストーリーは、同性愛の青年カップルと、少年のような
雰囲気を持つ女性との三角関係を描いた異色作。
1975年の作品ですが、不思議と古さを感じません。
圧倒的な輝きを放つジェーンの美しさにただただ溜息...。
ショートヘアに細い身体の少年のような少女から
目が離せません。 ピンクのワンピース姿が切なすぎっ。
バーキンの魅力を知り尽くしたゲンスブール監督
だからこそ撮れた作品なのかも知れませんねぇ。
【ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ <デジタル・リマスター版>】
トラックでゴミを運ぶ仕事をしながら町を転々とするゲイのカップル、クラスキー
(ジョー・ダレッサンドロ)とパドヴァン(ユーグ・ケステル)。ある日、2人は仕事の
合間に一息入れるため小さなバーに立ち寄ることに。そこで働くボーイッシュな
少女・ジョニー(ジェーン・バーキン)と出会ったことで奇妙な三角関係と発展していく。
原題:je t'aime moi non plus
監督・脚本・音楽:セルジュ・ゲンズブール
製作:ジャック・エリック・ストラウス
出演:ジェーン・バーキン/ジョー・ダレッサンドロ /ユーグ・ケステル
ジェラール・ドパルデュー ほか
上映時間:1時間25分 <R-18>
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: シアターキノ, ジェラール・ドパルデュー, ジェーン・バーキン, ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ, セルジュ・ゲンズブール, デジタル・リマスター版, フランス映画, 中央区, 映画, 札幌, 札幌市, 洋画
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映画 『ボローニャの夕暮れ』
Posted by bluestar on 2010年9月10日(金) 22:57
タイトルとポスターに惹かれ、何の予備知識もなく鑑賞。
心温まる家族モノを想像していたら、かなりシビアな話。
第二次世界大戦下のボローニャを舞台に3人家族
(父・母・娘)の絆を描いた人間ドラマ。
純粋すぎる多感な娘・ジョヴァンナをひたすら溺愛する
父・ミケーレに対して、娘と距離を置く美しすぎる母・デリア。
どこか噛み合わない3人家族だからこそ起きてしまった
悲劇を通じて描く人間の本質...。
モヤモヤした違和感を感じたままラストを迎え、ジワジワ
余韻が残る不思議な作品でした。
観る側に解釈を委ねたラストといい、それぞれ違った
感じ方や解釈をできるところも、この作品の持ち味
なのかも知れません。
そしてタイトルは、原題直訳の 「ジョヴァンナのパパ」 の
方がしっくりくるなぁ...と思いつつ、イタリアワインと
パスタが無性に食べたくなりました(笑)
【ボローニャの夕暮れ】 「公式サイト」
1938年。第二次世界大戦前夜のイタリア、ボローニャ。17歳の女子学生ジョバンニは、
心優しい父ミケーレと美しい母デリアと、慎ましくも平穏に暮らしていた。だがある日、
ミケーレが勤務する学校で殺人事件が起こり、被害者と同級生だったジョバンニに
容疑がかけられてしまう。さらに事件に追いうちをかけるように、戦火は激しさを増ていく。
原題:Il papa di Giovanna
監督・脚本・原案:プーピ・アヴァーティ
製作・脚本:アントニオ・アヴァティ
出演:シルビオ・オルランド/フランチェスカ・ネリ/アルバ・ロルヴァケル ほか
上映時間:1時間44分
■シアターキノ にて上映中
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: アルバ・ロルヴァケル, アントニオ・アヴァティ, イタリア, シアターキノ, シルビオ・オルランド, フランチェスカ・ネリ, ボローニャの夕暮れ, 中央区, 映画, 札幌, 札幌市, 洋画
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札幌出身「片岡翔監督」特集上映&トーク@シアターキノ
Posted by bluestar on 2010年8月18日(水) 00:44
■片岡翔監督特集上映 「Nekome Cinema Circus」のお知らせです!
札幌出身の片岡翔監督(猫目映画主宰)の短編映画13作が、
来月9月3日(金)・4日(土)にシアターキノにて上映されます。
片岡監督は、『くらげくん』 で第32回ぴあフィルムフェスティバル
準グランプリを受賞するなど、道産子としては応援せずには
いられない大注目の若手監督さんです。
映画好きなキノ会員としては見逃せないプログラムなのですが、
この日は予定が...非常に残念っ(泣)
片岡監督のトークショーもあるので、都合の合う方は是非シアターキノへ。
※詳細はコチラ→★
【片岡翔監督の特集上映「Nekome Cinema Circus」】
■日 時 : 2010年9月3日(金)、4日(土) 20:50開場/21:00開演
■会 場 : シアターキノ(札幌市中央区南3西6)
■入場料 : 前売り1,000円(当日1,300円) 高校生以下&60歳以上・キノ会員 1,000円
■お問合せ:シアターキノ TEL 011-231-9355
※ 上映終了後ゲストトーク
9/3(金) 片岡翔×早川渉(映画監督、CMディレクター)
9/4(土) 片岡翔×中島洋(シアターキノ代表)
映画 『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』
Posted by bluestar on 2010年8月17日(火) 20:42
本作を観賞するにあたり、慌てて前作 『SR1』 をDVD観賞。
正直、ラスト以外はあまりピンとこなかったのですが、
続編には注目女優・安藤サクラちゃんが出演しているし、
入江悠監督の舞台挨拶があるということで、初日観賞。
続編は、群馬県を舞台に女子ラッパーが主役の爽快
ガールズムービー。
1より、ストーリーも音楽も上まっていて断然面白い!
夢と現実の狭間で苦悩葛藤するリアルな20代後半
女子の姿に感情移入!
思いを吐き出すストレートなラップが、ガツンと心に響く。
一番の見どころは、埼玉のラッパー VS 群馬の女子
ラッパーの川原でラップ対決をするシークエンス。
笑いあり、涙あり、ヒップホップ好きじゃないアラフォーも
ハマりました(笑)
♪ シュッ、シュッ、シュ~ ♪ ゆる~いラップが頭から離れない(笑)
なんと次回は「栃木」らしい !? 北関東を攻め全国へ...。
監督にお伺いしたところ、10あたりで北海道を予定らしい。
20年は先の話だよねぇ...気長に待ちましょう(笑)
それにしても、最近 若手監督が熱いなぁ。
本作の入江悠監督や 『さんかく』 の吉田恵輔監督は、ゆうばり
国際映画祭から旅立った「ゆうばりズム」なんて呼ばれているし、
『川の底からこんにちは』 の石井裕也監督はPFFスカラシップの
受賞者でまだ20代! ★未来の巨匠たちに期待しています!
【SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~】
群馬で実家のこんにゃく工場を手伝いながら退屈な日々を送るアユム。高校時代は
女子だけで結成されたラップチームの一員だった。だが、たいして人気になることもなく、
ヒップホップに夢中だった仲間たちも卒業後は散り散りになってしまい、それぞれが生活に
悩みを抱える日々を送っていた。そんなある日、ある出来事をきっかけにアユムはかつての
仲間ミッツーらと共に、一夜限りのライブを行おうと思い立つが、現実の壁に直面し...。
監督・脚本:入江悠
音楽:岩崎太整
ラップ指導:上鈴木伯周/上鈴木タカヒロ
出演:山田真歩/安藤サクラ/桜井ふみ/増田久美子/加藤真弓
駒木根隆介/水澤紳吾/岩松了 ほか
上映時間:1時間35分
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
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