札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『フランチェスカ・ネリ』タグの付いた投稿

映画 『ボローニャの夕暮れ』



タイトルとポスターに惹かれ、何の予備知識もなく鑑賞。
心温まる家族モノを想像していたら、かなりシビアな話。

第二次世界大戦下のボローニャを舞台に3人家族
(父・母・娘)の絆を描いた人間ドラマ。

純粋すぎる多感な娘・ジョヴァンナをひたすら溺愛する
父・ミケーレに対して、娘と距離を置く美しすぎる母・デリア。
どこか噛み合わない3人家族だからこそ起きてしまった
悲劇を通じて描く人間の本質...。

モヤモヤした違和感を感じたままラストを迎え、ジワジワ
余韻が残る不思議な作品でした。

観る側に解釈を委ねたラストといい、それぞれ違った
感じ方や解釈をできるところも、この作品の持ち味
なのかも知れません。

そしてタイトルは、原題直訳の 「ジョヴァンナのパパ」 の
方がしっくりくるなぁ...と思いつつ、イタリアワインと
パスタが無性に食べたくなりました(笑)

ボローニャの夕暮れ   「公式サイト」
1938年。第二次世界大戦前夜のイタリア、ボローニャ。17歳の女子学生ジョバンニは、
心優しい父ミケーレと美しい母デリアと、慎ましくも平穏に暮らしていた。だがある日、
ミケーレが勤務する学校で殺人事件が起こり、被害者と同級生だったジョバンニに
容疑がかけられてしまう。さらに事件に追いうちをかけるように、戦火は激しさを増ていく。


原題:Il papa di Giovanna
監督・脚本・原案:プーピ・アヴァーティ
製作・脚本:アントニオ・アヴァティ
出演:シルビオ・オルランド/フランチェスカ・ネリ/アルバ・ロルヴァケル ほか
上映時間:1時間44分

■シアターキノ にて上映中

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