札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『実話』タグの付いた投稿

映画 『しあわせの隠れ場所』



サンドラ・ブロックがゴールデン・グローブ賞ドラマ部門
主演女優賞を受賞するまで、ほぼノーマークだった
しあわせの隠れ場所』 を鑑賞。

邦題からして、サンドラ・ブロック主演=ラブコメ と思い
がちですが、全米アメリカンフットボール・リーグNFLで
活躍するマイケル・オアー選手の実話を元に映画化
した、人間ドラマ。

孤独な黒人少年がアメフト選手として成長していく姿や、
彼を支えた白人家族との絆に、心が洗われていくような
温かい気持ちになり、想像以上に感動!
家族ものに弱いワタシは、泣いて笑って大忙し。

前半からマイケル役のクイントン・アーロンの表情が
ツボにハマり、涙腺が緩みっ放しっ(泣)
純粋な瞳に母性本能をくすぐられた。

勝気でパワフルなセレブ主婦 リー・アン・トゥーイ役は
サンドラ姉さんにピッタリのハマり役。 
思いやりと愛にあふれたトゥーイ家はみんなステキ。
その中でも、S・J(ジェイ・ヘッドくん)は最高です(笑)

エンドロールもお見逃しなく!

ちなみに、幸せな気持ちになれる良い作品なのに
上映館が少なすぎっ。
オスカーを受賞したらクチコミで広がるかしら?


しあわせの隠れ場所   「公式サイト」
マイケル・オアーは、父親の顔も知らず、母とも引き離され、家も寝るところもない
黒人少年。真冬の夜、Tシャツと短パン姿で歩く彼を見かけた、高級住宅地に暮らす
主婦、リー・アンと家族は、彼を家に招き入れる。


原題:The Blind Side
監督・脚本:ジョン・リー・ハンコック
原作:マイケル・ルイス 「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟
出演:サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ/クィントン・アーロン/
    キャシー・ベイツ/リリー・コリンズ/ジェイ・ヘッド  ほか
上映時間:2時間6分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


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映画 『キャデラック・レコード』 100マイル試写会

cadillac record

キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語】
ポーランド系移民で野心家の青年レナードは、物静かで思慮深い天才ギタリストの
マディ・ウォーターズと、衝動的なハーモニカ奏者リトル・ウォルターに出会う。
発展しつつあったレコード・ビジネスのブームに乗ろうとしたレナードは、彼らの
アルバム作りを始めることに...。


1950~1960年代にシカゴに実在した、伝説的なレコード
レーベル「チェス・レコード」の創設者、レナード・チェスと
レーベル発足時からの看板スターのマディ・ウォーターズの
関係を軸に、所属アーティスト(リトル・ウォルター、ハウリン・ウルフ
エタ・ジェイムズ、チャック・ベリー)たちの盛衰を描いた音楽ドラマ。

音楽が満載の本作は、ブルース~ロックに至るアメリカ音楽史
としても興味深い作品。 人種の壁を越え、時代を動かした音楽
の原点を、目で耳で体感。 やっぱり音楽って素晴らしい!

劇中に流れる音楽のほとんどはオリジナル音源を使わず
出演者のカバーによるもの。歌声とパフォーマンスは必見。

チェス・レコードの創設者 レナード・チェスをオスカー俳優
エイドリアン・ブロディ、「シカゴ・ブルースの父」と称される
マディ・ウォーターズを 『バスキア』『007』シリーズの
ジェフリー・ライトがそれぞれ好演。

ブルースシンガーの大御所エタ・ジェームズを製作総指揮も
務めるビヨンセが、圧倒的な存在感と 『ドリームガールズ』
以上のパワフルな歌声と熱演を魅せる。
今年1月にアメリカ合衆国新大統領が就任した際の祝賀会で
歌われたことでも知られる ♪ At Last ♪ の熱唱は鳥肌もの。
ビヨンセファンは必見!

原題:Cadillac Records
監督・脚本:ダーネル・マーティン
出演:エイドリアン・ブロディ/ジェフリー・ライト/ビヨンセ・ノウルズ ほか
上映時間:1時間48分  PG-12
「公式サイト」

8月15日(土)より、スガイシネプレックス札幌劇場 にてロードショー 


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映画 『劔岳 点の記』

 

劔岳 点の記
明治40年、陸軍陸地測量部の柴崎(浅野忠信)は軍隊の威信のために、
険しさから“針の山”と呼ばれる「剣岳」の初登頂と測量を完遂するように
命じられる。案内人の長次郎(香川照之)ら7人で剣岳に挑む柴崎だったが、
雪崩や暴風雨などの困難が測量隊の行く手を阻む...。


日本地図完成に向け、これまで誰も登頂に成功したことの
なかった危険な山、「劔岳」に挑んだ男たちの記録。

『日本沈没』『八甲田山』『鉄道員』など数々の名作を撮影してきた
名カメラマン・木村大作氏が、初メガホン。

CGを一切使わず、実際の雪山で過酷な撮影を行った
リアルな大自然の映像は、ただただ圧巻!圧倒!
苦行?ともいえる撮影を耐え抜いたキャスト&スタッフに拍手。

期待していた中身は、山が主役で映像重視のため、
ドラマ性に乏しくストーリーは単調。 脚本もちょっと...。
香川さんの演技は群を抜いているけど、豪華キャストを
起用しているのにもったいない。 色々な意味で惜しい映画。

「仲間たち」と表示するエンドクレジットに注目。 熱いなぁ。

良くも悪くもカメラマン出身監督が創った映画かな。
壮大な映像美はスクリーン向き。
長尺のドキュメンタリーを観るつもりでお出掛け下さい。

監督・撮影:木村大作
原作:新田次郎
出演:浅野忠信/香川照之/松田龍平/宮﨑あおい/仲村トオル/役所広司 ほか
上映時間:2時間19分
「公式サイト」

6月20日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『MILK ミルク』



MILK ミルク
1972年のニューヨーク。ハーヴェイ・ミルクは、20歳年下のスコットと出会い、恋に落ちる。
二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこで
同性愛者に対する平等な権利と機会を求め、市民権運動の活動家として行動を起こす。


1970年代のアメリカで、ゲイであることをカミングアウトして、初めて
公職に就いた政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様をリアル描いた秀作。

実は、この作品を観るまで「ハーヴェイ・ミルク」の名前を知らなかった。
同性愛者であるというだけで、職を解雇されたり逮捕されていた時代に、
同性愛者や全てのマイノリティの人々の権利を守るため、ミルクが
立ち上がったことはとても勇気のある行動だと思う。 
スクリーンの演説を聞いているだけでそのパワーに引き込まれた。
ラストは涙...。

監督は『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『エレファント』のガス・ヴァン・サント
ミルクを魅力的に演じるのは、オスカー俳優ショーン・ペン
こんな顔ができるんだと感心した、恋人に甘える顔やリーダーとしての顔など、
ゲイ?と疑ってしまうくらい、細かい仕草や雰囲気まで完璧な役作りに拍手。

ショーン・ペンもイイですが、若手実力派俳優の熱演も見所のひとつ。
ミルクの恋人スコットを『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコ
こんなにカッコ良かったけ?と観方が変わったかも(笑)
ショーン・ペン監督 『イントゥ・ザ・ワイルド』の好演が記憶に新しいエミール・ハーシュ
作品ごとに別人のような演技を見せるエミール。今後も楽しみっ。
クセのあるジャックを演じたディエゴ・ルナ(『天国の口、終わりの楽園』)も上手かった。

ドキュメンタリータッチで淡々と描いていますが、グイグイ引きこまれました。
勇気と希望に満ちた素晴らしい作品をたくさんの人に観てもらいたいです。 






5/9(土)~15(金)

ドキュメンタリー映画
ハーヴェイ・ミルク』 が

シアターキノで1日1回上映されます。

これは必見!


原題:Milk
監督:ガス・バン・サント
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
出演:ショーン・ペン/ジェームズ・フランコ/エミール・ハーシュ/ディエゴ・ルナ
    ジョシュ・ブローリン/アリソン・ピル/ヴィクター・ガーバー/デニス・オヘア 他
上映時間:2時間8分
「公式サイト」

スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開中 

映画 『路上のソリスト』 100マイル試写会


路上のソリスト 
L.Aタイムズ紙コラムニストのロペスは、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか
弦のないヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズに出会う。彼の演奏する
音楽に魅了されたロペスは、コラムのネタに取材をはじめる。そして彼がかつて将来を
嘱望されたチェロ奏者で、ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。


全米公開が延びに延びて4月24日に決まった作品を、「100マイル試写会」
で一足お先に観賞。

L.Aタイムズの有名コラムニスト、スティーヴ・ロペスが書いた実話を
ロバート・ダウニー・Jrとジェイミー・フォックス、演技派2人の共演で
『プライドと偏見』『つぐない』のジョー・ライト監督が映画化。

なぜ天才的チェリストが、路上生活者になったのか?
仕事に情熱を失いかけていたロペスがナサニエルと出会い、彼の
過去を取材しコラムを綴る。 そこから見えてきた路上生活者に関する
社会問題を軸に、音楽の素晴らしさを再認識させてくれる秀作。
ベートーヴェンの交響曲に心が揺さぶられた。

ロバート・ダウニー・Jrがコラムニストのロペスを好演。
アイアンマン』で復活し、作品は面白かったけれどグロさに絶えられなかった
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』でアカデミー賞の助演男優賞に
ノミネートされた演技派。 これまでの一癖も二癖もありそうな濃いイメージが、
スッキリシャープに変身していることに、まず驚くはず。

チェリストで統合失調症という難役・ナサニエルを、自らもジュリアード音楽院で
ピアノを学んでいたジェイミー・フォックスがみごとに演じている。
『Ray/レイ』でも素晴らしい歌とピアノ演奏を披露したJ・フォックスが
猛特訓を積んだというバイオリンやチェロの腕前はスクリーンで。

美しい曲線からチェロは女性に例えられることが多いですが、本作でも
ナサニエルがチェロを「彼女」と呼び、やさしく扱っていたのが印象的。
チェロのコスプレ?も必見(笑)。



原題:The Soloist

監督:ジョー・ライト
脚本:スザンナ・グラント 
出演:ロバート・ダウニー・Jr/ジェイミー・フォックス
    キャサリン・キーナー

【上映時間 1時間57分】

2009年5月~ ロードショー

「THE SOLOIST アメリカ公式サイト

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