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映画 『悪人』
Posted by bluestar on 2010年9月21日(火) 22:08
ブログUPが遅れていますが...
深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を
受賞したことで、何かと話題の 『悪人』 を公開早々観てきました。
『パレード』 に続き映画化された、吉田修一氏の原作本は
(映画を観てから読もうと思って)未読のまま観賞。
出会い系で知り合った孤独な男女の逃亡劇を軸に
登場人物それぞれの善と悪の部分を描いた人間ドラマ。
切なく重い内容ですが、見応えのある素晴らしい作品でした。
映画を観終わった後に、殺人犯の青年を「悪人」と呼べるのか?
一体誰が「悪人」なのか?という思いが胸に迫ります。
人間は身勝手で弱い生き物だから、誰もが「悪人」になる
要素を持っているんだろうなぁ...。
孤独で愛に飢えた男女の結びつきを、これまでのイメージを
覆す妻夫木くんと深津ちゃんの体当たりの熱演もさること
ながら、脇を固める役者陣が全員素晴しい!
期待通りの安定した演技を魅せる満島ひかりちゃんと
岡田将生君の憎たらしいくらいの演技も良かったし、
樹木希林さんと柄本明さんには泣かされました...。
モロ師岡さん演じる運転手さんのセリフも良かったなぁ。
それにしても今年は本当に邦画がアタリ年。
主演女優は、『告白』 の松さん、『キャタピラー』の寺島さん
そして深津ちゃんと30代の女優さんが頑張っていますねぇ。
個人的には、満島ひかりちゃんなんですけどねっ。
【悪人】
長崎の外れの小さな漁村に住む祐一(妻夫木)は出会い系サイトを通じて
佐賀在住の光代(深津)と出会う。逢瀬を重ねる2人だったが、祐一は世間を騒が
せている福岡の女性殺人事件の犯人だった。
監督:李相日
原作:吉田修一 (「悪人」)
脚本:吉田修一/李相日
音楽:久石譲
出演:妻夫木聡/深津絵里/岡田将生/満島ひかり/樹木希林
柄本明/宮崎美子/松尾スズキ/光石研/余貴美子/塩見三省
井川比佐志/永山絢斗/でんでん/モロ師岡 ほか
上映時間:2時間19分 <PG-12>
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: モントリオール世界映画祭, ユナイテッド・シネマ札幌, 中央区, 吉田修一, 妻夫木聡, 岡田将生, 悪人, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 札幌市, 李相日, 柄本明, 樹木希林, 深津絵里, 満島ひかり, 邦画
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映画 『女の子ものがたり』
Posted by bluestar on 2009年9月6日(日) 21:34
『いけちゃんとぼく』に続き、西原理恵子さんの自叙伝的
作品を映画化。 (今年はサイバライヤーなのか?)
原作は未読。 タイトルのイメージから、ほんわか可愛らしい
お話と思いきや、現実的な女の子の物語。
女の子が大人になる時の切なくてほろ苦い思いが
いっぱい詰まった作品。 瑞々しくて良かった~。
ヒロインを演じた3世代の女優さんがとっても良い。
森迫永依ちゃんは健気で可愛く、大後寿々花ちゃんの
透明感のある演技も良かったし、深津絵里ちゃんの
ダラダラ・ダメ女っぷりもキュートで魅力的。
田舎の風景とアコースティックな音楽が心地よく、
ラストは涙、涙...大切な友達に会いたくなっちゃった。
【女の子ものがたり】
漫画家の高原菜都美はスランプで、まったく筆の進まない日々が続いていた。
新米編集者の財前もあきれ果て、ついには彼女にキツい一言を投げつける。
その一言をきっかけに、かつて自分が「女の子」だった頃のことを思い出す。
監督・脚本:森岡利行
原作:西原理恵子「女の子ものがたり」
出演:深津絵里/大後寿々花/福士誠治/波瑠/高山侑子/森迫永依
三吉彩花/佐藤初/風雪ジュン/板尾創路/奥貫薫 ほか
上映時間:1時間50分
「公式サイト」
■シアターキノ、ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中。
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