とことん!雪まつり -さっぽろ雪まつり公式ブログ-
さっぽろ雪まつりの魅力や舞台裏を実行委員会スタッフが紹介する公式ブログ◆第70回さっぽろ雪まつりは2019年1月31日(木)~2月11日(月・祝)に開催します。 なお、ブログの内容に関係のないコメントは、予告なく削除させていただく場合があります。
by さっぽろ雪まつり実行委員会
見えてきました【大通4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2008年1月17日(木) 19:51
またまた厳寒の日。朝8時の温度計にはこんな数字が!
体がこわばっていると事故につながりやすいので、まずは準備体操。
さて、このくらい気温が下がると雪がサラサラになり、スキーには最高のコンディションですが、雪像作りにはあまり好ましくありません。
サラサラの雪は、とてもまとまりにくく
(タイ米でおにぎりが握れないのと似ているかも?)
シャーベを作るにも水加減が難しいのです。
水が少ないとくっつかないし、
かといって多すぎるとバケツの中で水分が下がってきて、作業中に凍りついてしまいます。
ここはベテランの腕の見せどころ...なのですが、その前に水を噴射するホースが凍っていました(-_-;)
やむを得ず、お湯で温めて溶かします。
やっと溶けたところで、シャーベ作り。
ところで、この雪の入った大きな容器は何だか判りますか?
もちろん「シャーベ容器」なんて売っていません。これは灯油のホームタンク(一軒家用)をばらしたものです。
温暖な土地にお住まいの方は判らないかもしれませんが、
北海道では屋外にタンクを備え、ホースから自動的に灯油がストーブに供給されるようになっています。
一軒家用のホームタンクだと、だいたい500~1000リットルくらいの容量があります。
金属製で、スコップなどで雪をかきまわしても平気な頑丈さが見込まれ、ホームタンク引退後、雪像制作現場に再就職(?)することに。
さて、今日の雪像(もはや雪山ではない)は...
何やら不思議な作業を行っています。
これは、細かい部分を掘り出すために、アウトラインを雪に描いているところです。
まず薄いプラスチックの板に線を描き、そこをくりぬいたものを雪の壁に貼り、くりぬいた線に沿ってスプレー塗料を吹き付けて、雪に線を描いていきます。
描いた線に沿って、不要な部分をチェーンソー(!)で削り落としたのが、この状態。
これから線に沿ってさらに削ったりシャーベをつけたりして、立体的になっていきます。
すでに立体になっている部分をお見せすると...
さあ、何に見えますか?