アジアゾーンの裏側
Posted by winterpj on 2013年2月26日(火) 13:01
皆様、こんにちは。
冬プロレポートもいよいよ、最終番となってきたこの時期に初登場の管理係職員です。
本日は、オープン以来人気を博しているわくわくアジアゾーンの裏側をご紹介いたします。
実は、このわくわくアジアゾーンの裏側ですが、昨年の12月、オープン間もない
頃に「裏側探検ツアー」を2回ほど開催いたしましたところ、大変ご好評を頂きました。
まずは、熱帯雨林館のペレットボイラーの外観です。
そして、この正面の扉を開けると・・・
御覧の通り、轟轟と燃え盛っております。燃焼音をお聞かせ出来ないのが残念です。
ちょっと暗くして写してみました。
燃え盛る炎の下に、ペレットの粒粒が見えますか?
この燃焼で作った温水が、熱帯雨林館を熱帯らしい温度に温めてくれています。
そして、その温水を制御しているのが、こちらです。
右下に見える温度が、ボイラーへの戻ってくる水の温度で、この温度が低くなると、
燃料をたくさん入れるように自動で制御されてます。
お次は、動物園には初導入となった、糞尿処理装置です。
この装置に動物の糞を入れて、2週間ほど発酵させると、こんな感じになります。
さらさらになって、匂いも無い、肥料としても使える状態になって出てきます。
そしてこちらは、高山館の裏に設置した「雪冷房システム」の雪貯蔵庫です。
一見、タダの雪山に見えますが、しっかりと蓄えられております。
こうして貯めてある雪を夏の間に融かしながら、レッサーパンダの屋内展示場を冷房します。
館内には、雪で作った冷風を体験できる場所も作ってありますので、夏には実際に体験してみて
ください。
このシステムの系統はこうなっています。
ちょっとわかりずらいと思いますが、アップにしてみてください。
このシステム、時々の季節や、水槽の量によって、4種類の運転パターンで動きます。
貯めておいた雪という資源を出来るだけ有効に活用できるように工夫されています。
こんな風に、円山動物園は、施設の建設時にも、運営面でも環境への配慮を欠かさないように
心がけております。
施設の裏側探検、また開催することもあるかと思いますが、その時には皆様のご来場を
お待ち申しあげております。
最後に、現在、建設中の遊具広場です。
今年の春のオープンを目指して、この大雪にも負けずに作業されてます。
遊具もこれから続々と搬入、据え付け作業となります。
こちらのオープンは、もう少しお待ちください。
以上、本日が??回目の誕生日となる、ヘビ年男でした。