エゾエンマコオロギの孵化準備。
Posted by zooyoshida on 2008年12月20日(土) 17:43
9月下旬に採集したエゾエンマコオロギもたくさんの卵を産卵してくれました。
11月初旬に最後の雌が死んでしまい、産卵したたくさんの卵をシャーレごと冷蔵
庫に入れ低温処理をしました。(確か3度だったかな。) これから目覚めさせようと
思います。
乾燥させないように砂を湿らせておきました。 温度は3度に設定です。冬の状態を
想定して低温処理しました。 一応、失敗した時の保険で、もう一つのシャーレは冷
蔵庫の中で保存させる事にしました。 バッタ類の昆虫を冬季に孵化させ、育てるの
は小中学生の時、以来だから自信がないのです。
孵化させて早く成長させ、たくさん産卵させるのです。 そして、次に孵化させる時
は、自然のコオロギが孵化する時季にあわせて孵化させ、弟路郎の屋外放飼場に
放すのです。 残りのコオロギギは以前に生息していた場所に放そうと思います。
来年の秋には園内でエゾエンマコオロギの鳴き声が聞こえることでしょう。
この容器の中には数百個の卵が産み付けられているでしょう。 たぶん2~3週間
ほどで孵化すると思います。
あと3ヶ月もしたらこの様な状態になるでしょう。
弟路郎の外放飼場にはエゾスズはたくさんいましたから、来春、暖かくなったらす
ぐに鳴き出す個体もいるかも知れないよ。エゾスズは成虫で越冬する個体もいるか
らね。
オランウータンのために、コオロギを繁殖させて放飼場に放したりする飼育員もあ
まりいないかも知れないね。(やっぱり変かな?)
来年はザリガニやカナヘビ、色々な昆虫類、カエル等も放してみようと思います。本
当は、ウサギや鳥なんかも弟路郎と一緒に生活させたいのだけどね。
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