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オランウータン飼育日記&円山四季だより

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今年も越冬幼虫発見!

 
 10月31日(日) 

 
 何だか忙しくてすっかり忘れていました。 オオムラサキの幼虫が越冬準備に取り

掛かる時季です。 今年は少ししかオオムラサキの観察ができませんでした。 何年

か前につくったエゾエノキの苗も今年は何処かに植えようと思ったのに、それすら出

来なかった。 植えるにはまだ間に合うけど、どこに植えるかも考えていないしね。や

みくもに植えてもいけないだろうしね。 どうしようかな。 明日は雨だろうし・・・。来年

にしようかな。




 よく見ると幼虫が食べたらしき葉もたくさんあるので、これから続々下に下りて来る

事でしょう。 今年の幼虫は昨年より小さく感じます。 今年の気候の影響でしょう

か。




 エゾエノキの木の下の落ち葉の裏を見ると、オオムラサキの越冬幼虫がピタッとふ

っついていました。 








 時間があまりないのでほんの五分ぐらい探したら五匹ほど見つけました。 予想よ

りけっこういました。 来年が楽しみです。

楽しみです。円山動物園の野生復元プロジェクト。(ニホンザリガニ)

 
北海道の野生復元プロジェクトの一環として、「円山動物園の森」では,オオムラサ

キやニホンザリガニなど、身近な生物が生息できるように環境を戻す取り組みを、市

民の皆さんと進めています。 その中で、ニホンザリガニの繁殖にも力を入れてます

が、昨日、「2匹目の交尾に成功」しました。 やったぁ~!  夏の終わり頃より水温

を少しずつ下げていき、交尾ができる環境等を整えてきたのです。 




 残念ながらこの写真は交尾をしていて離れた瞬間の写真です。




 最初はこんな感じで雄が雌の方に近づいていき,鋏でつかまえて向かい合い体を

密着させて交尾をします。(もしかしたら、左にいるのは雌かな。)



 雌の腹部の受精嚢に付けられた精子の入った精包が中心部にあります。ちょうど

体の中心部に白い粒がついていますよね。これを来春まで腹部で冷蔵保存するの

です。 なんか変わっているよね。

 そして、4月に入り卵を生み出すと同時に精包の精子と受精して、母親は受精卵を

腹部に抱えます。 そして水温が上がり卵が孵化するまでしばらくの間、母親の腹部

で保護するのです。  

 次の目標は産卵です。 そして、初夏辺りに孵化する予定の稚ザリガニを見ること

です。 今年、孵化したけどあれは持ち腹だったからね。 

 
 楽しみが増えました。 忙しくなるけどね。

ごめん!本当にすまない。

 
 このままではまずいな。 このままだと今年も何にもしないで終わりそうです。 ま

ずいな~。






 僕は 「グレコ」 と同じに頭を抱えています。

 環境エンリッチメントとして弟路郎たちには色々とやっているのに、テナガたちには

何もしていない・・・。 今夜はそのことについて考えてみようと思います。

類人猿館に謎の生物出現!

 

 毎日のように来園してくださる、常連のお客様に言われて思い出しました。 

 
 確か昨年もブログに載せたかも知れませんが、 類人猿館の壁に  「謎の生物」

が・・・。




 婚姻色で体が赤っぽく変化しだしました。

 昨年より成長しているようで、このまま大きくなったら何になる? いずれその正体

がわかることでしょう。

最近よくエゾリスを見かけます。

 
 三週間前ぐらいから園内でよくエゾリスを見かけるようになりました。 いつも何かし

ら咥えています。 冬の準備に取り掛かっているようです。




 すばしっこくてなかなか写真に撮れません。  口に咥えているのはたぶん洋グル

ミだと思います。 園内にはオニグルミの方が多いけど、洋グルミの方が喜んで食べ

ているように見えます。 オニグルミは殻が硬くて実の量も少ないからかな。  個人

的にはオニグルミの方が僕は好きです。 オニグルミでつくったクルミご飯はコクがあ

って美味しいからです。






 リスのいる木の下にはキノコがいっぱい生えていました。ハタケシメジに、これは何

だったかな?




 ナラタケ(ボリボリ)は判るけど、ナメコはまだ早いのではないかな? ナメコはけっ

こう寒くなってから生えるからね。 この写真ではナラタケとナメコが混ざり合って生

えていました。 皆さんはナメコの傘の開いたのを見た事ありますか? オレンジっ

ぽい派手な色のキノコがナメコです。

 園内ではエゾリス達が、木の実の取り放題で元気に走り回っています。

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