『なんでも日記』カテゴリーの投稿一覧
昆虫館のナナフシがピンチ!
Posted by zooyoshida on 2008年9月24日(水) 19:21
4月に昆虫館を担当した時には、草の中やハイビスカス、ランタナの木にけっこうな
数のナナフシがいました。大、中、小と揃っていましたよ。餌は当園ではハイビスカス
の葉を餌として食べさせています。
飛翔室で自然繁殖させています。
どこに居るのかわかりますか? 上の写真はメスです。大きさが雄の倍はあるか
な。下の写真は雄です。細くて小さいよ。 このように飛翔室で放し飼いにしていま
す。
ところが最近、ナナフシの数が激減したのです。考えられるのは外敵の蜘蛛です。
それも「蜘蛛の巣を」かけないで獲物を得る蜘蛛です。ライオンのように獲物に飛び
かかって掛って捕食したりします。小さくて敏捷です。ジャンプ力が凄くて、30cmぐ
らいはピュッと飛ぶのではないかな。 それと、カナヘビです。誰かが放したのでし
ょうね。
アマミナナフシは単為生殖できるので、メスさえ確保すればいいのです。では、オ
スは何のためにいるのかな?(勉強不足でスイマセン。)
こんな感じで卵を産ませました。
9月の2日から卵を採集しだして、9月23日現在で109個も採卵できました。
糞も卵もゴチャゴチャです。 卵は植物の種子に擬態しているといわれています。
卵だと、やはり食べられやすいのでしょうかねえ。
糞の中から卵をより分けます。 あとは孵化を待つのみです。
いつ卵から孵ってもいいように、ハイビスカスの苗でもつくろうかな。いつでも新芽を
食べれるように細工しなくちゃならないね。
今日やっと問題の蜘蛛を捕獲しました。
脱皮中の子供ですよ。上側が古い服です。 生まれた時が長さ1cmぐらいかな。
飼育箱である程度大きくなってから飛翔室に放していこうと思います。
これはお母さんですが、けっこう大きいでしょう。 あの足の先が、葉や枝にビタッと
ふっついて、風が吹いても落ちないようになっています。
上の写真は雌で体の色が木の色に似ていますが、手で持っている雌は、葉っぱの
所にいたから緑色になっています。
ナナフシは植物の枝に擬態したり、保護色になるから見つけるのが大変に難しい。
だから苦労して見つけた時の感動が最高にいいのかな。 けっこう人気があるんだ
よ。
ハイビスカスはたくさんあるから、ナナフシの餌に困る事はないでしょうから、がん
がん増やしてみますね。
帰化動植物・カブトムシ発見。
Posted by zooyoshida on 2008年9月22日(月) 19:02
札幌市内でも今では珍しくなくなったカブトムシ。 9月30日、前田森林公園の近く
の前田公園で採集しました。オスで弱っていました。 もういなくなる時季だものね。
大きさは7cm弱の小振りです。
本来道内には生息していない昆虫ですが、実は三十年以上前から繁殖しており、
分布域を拡げています。昔は林業の町に行くと捕獲することができましたが、現在で
はそれとは関係なく、札幌市内でもたくさん生息するようになりました。
ちょっと小さめだけど、北海道産はこんなものかな。もっと小さなカブトムシもたくさ
んいるよ。
子供の頃、欲しくてどうしようもなかったな。 お小遣いでインコやブンチョウ、ハトの
餌や魚の餌を買ったりしていたから、高価なカブトムシはどうしても買えなかった。ク
ツワムシも欲しかったな。仕方がないので、クワガタムシやコガネムシ、セミなどをた
くさん捕まえて飼っていました。 僕にとっては憧れのカブトムシでした。
子供にとっては、今も憧れの的のようです。自分で見つけたから尚更嬉しかったよ
うです。
昔とちがって現在は、外国産の様々なカブトムシが売られています。捨てられたり
して、日本産カブトムシのように、将来、外国産の様々なカブトムシが繁殖して、北海
道の自然を破壊するようなことにならなければいいのですが・・・。
植物だって帰化しているのがたくさんあります。 園内にもけっこうありますよ。
真ん中の木がシンジュです。その上の若草色の木はニセアカシヤです。右端がセ
イヨウグルミです。高さが20メートルほどに伸びています。成長が非常に早く、丈夫
で繁殖力も旺盛です。
ライオンの屋外にも生えています。種が飛んできたのか、鳥の糞の中に入っていた
のか、いつの間にかこんなに大きくなっていました。
人止め柵の中にも生えていました。札幌市内のいたる所に生えているんじゃないか
な。
これはニセアカシヤです。高さ20メートルはあるかな。市内の街路樹としても名が
しれています。
手前がニセアカシヤの幼木で一番奥がシンジュの幼木です。どこからでも生えて
きます。根元から切っても切ってもなかなか死にません。 ちなみに日陰部分に生え
ている草は、イワミツバと言って、これも帰化植物です。(食べれるよ。)
カエルにバッタにカブトムシ。たくさんの生き物達が帰化しています。今、すごく問
題になっているのはウチダザリガニですが、繁殖力が強く、池や湖、川だどに生息し
ている魚や色々な生き物を片っ端から食べていっています。水草なんてあっと言う間
に食べつくしちゃうよ。このままだと近い将来、在来のニホンザリガニは絶滅してしま
うでしょうね。
採集してきました。
Posted by zooyoshida on 2008年9月21日(日) 19:03
昔の動物園みたいに昆虫復活だ!
僕が飼育員になった頃は、園内には十数種類のバッタ類が生息していました。キリ
ギリスにトノサマバッタ、エゾエンマコオロギ、クサキリ等たくさんいましたよ。園内整
備等いろいろ行う内に、ほんの数種類に減ってしまいました。勿論、数も激減しまし
た。 それを復元していこうと言う事で、園内の一部に草原(くさはら)をつくりました。
すると、建物の淵などで細々と生活していたバッタ達も、移動してきて繁殖しだしまし
た。 でも園内で絶滅したコオロギは復活しようにも・・・。そこで、エゾエンマコオロギ
を復活させるべく、繁殖作戦を展開しようと思います。 (本当は弟路郎の屋外施
設に放そうと思っただけなんだけどね。)
まずは、コオロギ採集です。
石など隠れる場所が無い原野みたいな所だから、採集するのに苦労しました。最
終的には♂12匹、♀7匹を採集しました。
この歳になっても昆虫採集は楽しいわ!
昆虫館は年中暖かいから、卵を産ませて低温処理をして、早く孵化させ、短期間で
成虫にして、またたくさん産卵させての繰り返しをします。そして、野生のコオロギに
合わせて成虫にさせるのです。さて、上手くいくでしょうか?上手くいったら今度はキ
リギリスです。これはかなり難しいよ。何故かと言うことを説明するのも難しいです。
19日に採集して20日の今日、セッテッイングしました。 このシャーレの砂の中
に卵を産み付けるのです。1個ずつ丁重に生んでいきます。
弟路郎の屋外施設に色々な生き物を同居させたいです。 来年の秋にはコオロギ
の歌を聴かせてあげたいです。 待ちきれない?何匹か放そうかな。
デュークの調教が遅れます。
Posted by zooyoshida on 2008年9月7日(日) 19:05
7月27日のブログで 「デュークは思ったより早く調教できるかも知れません。」って
書いたけど、都合により調教ができない状態が続いています。4名しかいないので、
一度にあれもこれもできないからね。早く本田鷹匠並みの技術が身に付かないとこ
れ以上の仕事はできません。まだ、3人一緒でも本田師匠の域までには、いたって
いませんからね。 リーダーやサブリーダーも頑張っているので、僕もそれ以上に頑
張らねばと思っています。もっと若ければな。
換羽は終了したので、いつでも調教できるのですが、フリーフライトチームに、他の
仕事の命令が下りたのです。なかなか難しい仕事だと思います。これからの動物園
には必ず必要な事だと思います。 いずれ皆さんに報告したいと思います。
換羽が終了し、毎日たらふく食べているから、体に脂肪がたくさんついている状態
です。 調教をしていないので、敵である人間、つまり僕達がそばに行くと、嫌がって
飛び回り、逃げようとします。だから、この通り、いい写真が撮れないのです。
元々、猛禽類は社会性が無いので、愛情こめて可愛がっても人間にはなつかない
のです。(一部に多少社会性がある鷹がおり、それはそれなりになつきます。)
セーベルも元気にしていますよ。
ビリーも順調に換羽が進んでいますよ。ちょっとおっかない感じになっています。
予定では10月中旬過ぎから、デュークの調教に取り掛かろうと思っています。
やっと見つけましたオオムラサキの成虫。
Posted by zooyoshida on 2008年9月4日(木) 18:57
今年の春はエゾエノキの葉にたくさんの幼虫がついていたので、たくさんの美しい
飛翔を見る事ができると期待していましたが、幼虫の内に、どうやら殆ど鳥などに食
べられたようで、数匹の蛹しか見当たりませんでした。
この夏、僕自身、先月1匹の蛹の抜け殻しか確認できませんでした。 サル山担
当の飼育員が、オオムラサキを食べていた猿がいた、と話しているのを聞いたぐらい
です。
幼虫を探そうと上を見たら大きな蝶が飛んできました。そうです、オオムラサキでし
た。やっぱり感動しました。僕はいつも見るたびに感動していますよ。さすが日本の
国蝶、貫禄があってしかも美しい!
今年、初めて見ました。でも、羽はボロボロでした。
イマイチ写真がボケているけど悪しからず。
こんな感じじゃ幼虫がいるようには見えません。葉が落ちた後に確認してみます
ね。 保護するということで、網などで囲うなどの対策が必要だと思います。とりあ
えず幼虫の確認をしなければいけないね。

