札幌100マイル

オランウータン飼育日記&円山四季だより

オランウータン飼育日記&円山四季だより

『なんでも日記』カテゴリーの投稿一覧

類人猿館のオープン準備で忙しいです。

 昨年から屋外施設を改築しています。コンクリートを取り除き、土を入れて植栽しま

した。建物は出来上がったのですが、施設内の石拾いやロープ張り等やらなければ

ならない事がたくさんあります。今月の25日にオープンする予定ですが、それまで

はブログも書けそうにありません。昆虫館も掛け持ちで担当することになったので大

忙しです。フリーフライトもあるしね。体が二つあればいいのにな。
 

毎年のように産卵しています。

 園内にある沈砂池の前にある水溜りに、毎年のようにエゾアカガエルが産卵してい

ますが、今年もまた産卵しました。ですが、なんせ水溜りです。最初は雪解け水でた

くさん溜まりますが、卵から孵る前に水が干からびていました。  以前は繁殖できる

環境でしたが、現在は園内整備等できれいになった分、繁殖できない状態になって

います。 

 「円山動物園の森(仮称)」内に、ビオトープ構想もあることですし、今回採集したカ

エルの卵を育てる事にしました。大きく育てて、元いた場所に返そうと思います。また

仕事が増えるけど、まあ、いいや。 





 たくさんあった水もだんだん少なくなっていました。

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 水が少なく、あと数日の命です。採集しちゃいました。



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 中段がニホンザリガニです。「円山動物園の森」内で、オオムラサキやオニヤンマ、

ニホンザリガニなど身近な生物とふれあえる「水と緑の環境づくり」を計画しており、

ザリガニを繁殖させていくことも考えているので、お勉強のために飼育しています。

 しばらくの間、オタマジャクシを育てていないので失敗しないか不安です。 ザリガ

ニも小さな時から飼育したりしてたけど、中々難しいですよ。  


 昔の円山に復元する事ができたなら、どんなにか素晴らしいことでしょうね。

円山動物園の森(仮称)に春が来た。

 「円山動物園の森」 とは、普段、立入禁止になっている動物園と円山原始林の間

のエリアを指します。このエリアには、オオムラサキやオニヤンマ、ニホンザリガニな

どの身近な生物とふれあえる 「水と緑の環境づくり」 を計画しています。  この場

所の大部分の雪がとけてきて、たくさんの生物達が復活しだしています。そこでちょ

っと覗いてみました。



 エゾサンショウウオの卵ですが、残念ながら無精卵のようです。



 オオウバユリです。今年花が咲きそうな芽です。花が咲くのに何年もかかり、開花

したら種をつけて死んでしまいます。

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 上からギョウジャニンニク、アザミ、フキノトウ、アマナノキバナ、カキドウシ、こうい

うのを見るとすごく春を感じます。これ全部食べれるんだよ。全部美味い!



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 フクジュソウもトリカブトも猛毒です。ですが、花がとても綺麗です。特に秋に咲くト

リカブトの花の色が、紫色で心惹かれます。よくニリンソウの葉に間違われますが、

(内地の人はニリンソウを食べる人が多いとか) ニリンソウは白い花で春に咲きま

す。小学校に入った頃、担任の先生がこの花を花瓶に挿し、赤いインクを入れてごら

んと言うので、入れたら白い花びらが赤くなり?(ピンクだったかな。)驚いた記憶が

あります。

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 外来種の植物もけっこうあるんだよね。退治しないといけないね。ここに50年前の

札幌の原風景を再現していく予定です。

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 この他、たくさんの生き物達が活発に成長しています。エノキダケも生えていまし

た。北海道では秋遅くと春の雪解け時期にしか生えません。



 スーパーで売っているのは白くて長いやつだね。最近、ブラウン色の物もでてきま

した。

今日見たら、斜面にたくさんのエゾエンゴサクが咲き出しました。  毎日見に行くた

びに変化しているので、春の観察は面白いです。 いずれ市民の方達にお披露目す

るのが楽しみです。



 画像がイマイチだね。

クジャクの飾り羽が伸びました。

 昨年の夏、繁殖期が終了し、必要が無くなった雄の飾り羽も徐々に抜けだし、雌の

ように短くなりましたが、冬の間に伸び始め、現在は立派な飾り羽になりました。これ

から雌に対し盛んにディスプレイをするようになるでしょう。あの綺麗な飾り羽を大きく

開き、雌に対し羽を震わせ気を引きます。意外に、これは怒っていると思っているお

客さんが多いようです。それは間違いで求愛しているのです。

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 9がつ28日、飾り羽も全部抜けてなんか淋しそうです。いえいえ、軽くなって楽チン

と思っているかもね。 2枚目の写真は10月4日のものですが、あまり変化がありま

せん。完全に飾り羽がぬるのにけっこうかかります。 後ろの長い羽が抜けたら雌と

同じように短い尾羽だけになります。そして、来春に向けて伸び始めるのです。

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11月7日、もうすでに伸び始めていました。色鮮やかで光沢があります。



12月8日、だいぶ伸びてきました。やっと丸い目玉みたいな模様の羽が生えて来

ました。



 1月21日、グングン伸びています。



 真冬でも雪のかからない砂地では、よく砂浴びをしています。気持ちが良さそうで

すよ。クジャクがいない時は、スズメも使わせて貰っています。  屋内の砂地では

砂浴びをしているのを見た事かありません。それはきっと、冬場は屋内にいる事が多

くなり、どうしても砂が汚れて粉っぽくなるからだと思います。

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 2月6日、まだ伸びきっていません。だいぶ長く伸びましたが、まだ繁殖期ではない

ので飾り羽を開きません。

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 4月4日、完成しました。  これからだんだん飾り羽を開く時が多くなってきます。

繁殖期ですからね。 

 こんな綺麗な飾り羽も繁殖期が終わる、夏休みが始まる頃、少しずつ抜け始めま

す。  

 
 今年も繁殖をさせるのでしょうか?雛がいるとクジャク舎の前に留まるお客さんの

時間が長くなるのです。  可愛いからね。

今年もまた野生のゴイサギが渡って来ました。

 毎年3月の下旬になると、本州方面より野生のゴイサギが飛来してきます。当園に

は20年以上前から数ペア飛来していました。昔は非常に珍しい鳥で、ウトナイ湖で

数羽確認できれば珍しいと言われていました。当園は昔からゴイサギを飼育してき

たので、たぶん上空を飛んでいるゴイサギ達が引き寄せられるように、水鳥舎に来

たのではと思われます。一番多い時には100羽を超えるゴイサギを水鳥舎周辺で

見る事ができました。ただ残念な事に夜行性のサギなので、昼間は林等でコロニー

を作り休息します。だから、あまり日中見る事がありませんでした。それでも数羽残

っていたり、水鳥舎の上で繁殖することもありました。  残業で残って作業をしてい

ると、真暗い上空からギャーギャー鳴きながら飛ぶのです。(だから、別名ヨガラスと

呼ばれるようです。最初は暗くてどんな鳥が飛んでいるのかわかりませんでした。

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 これが野生のゴイサギです。時には昨年生まれの「ホシゴイ」が来ることもありま

す。(幼鳥と若鳥は、全身白っぽい斑点のある褐色で、ホシゴイと呼ばれ飼育下では

2~3年で成長と同じ羽根色になります。)

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飼育下では現在、毎日のように産卵していますが繁殖を制限しています。一年に2

~3クラッチ繁殖することもあるので、ヘタをすると当園で一年間で50~100羽以上

増える事もありえるのです。  野生では、単独で繁殖を試みる場合、ほとんど成功

しません。カラスに全部食べられるからです。ゴイサギはコロニーで繁殖します。群

れでないと子孫は残せないのです。   当園のカラスは賢くて、孵化してもけっして

襲ったりはしません。ひと月ぐらいして、大人と同じぐらいの大きさになり、巣立ちす

る頃に襲って食べてしまいます。その方がたくさん食べれるからね。

 
 運がよければ、水鳥舎の上の鉄網に止まっている野生のゴイサギを見る事ができ

るかも知れません。 爪の一部に櫛のついた鳥ですよ。

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