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オランウータン飼育日記&円山四季だより

by zooyoshida

プロフィール

吉田 淳一

担当動物はオランウータン、ツル、トキです。
以前に、クマ類、海獣、シマウマ、ビーバー、カワウソ、クジャクを担当していました。飼育員として26年間勤めています。
これから、オランウータンの日常生活などについてお知らせしていこうと思います。


投稿したブログ数:2821件

クジャクの飾り羽が伸びました。

 昨年の夏、繁殖期が終了し、必要が無くなった雄の飾り羽も徐々に抜けだし、雌の

ように短くなりましたが、冬の間に伸び始め、現在は立派な飾り羽になりました。これ

から雌に対し盛んにディスプレイをするようになるでしょう。あの綺麗な飾り羽を大きく

開き、雌に対し羽を震わせ気を引きます。意外に、これは怒っていると思っているお

客さんが多いようです。それは間違いで求愛しているのです。

20080406-00.JPG




 9がつ28日、飾り羽も全部抜けてなんか淋しそうです。いえいえ、軽くなって楽チン

と思っているかもね。 2枚目の写真は10月4日のものですが、あまり変化がありま

せん。完全に飾り羽がぬるのにけっこうかかります。 後ろの長い羽が抜けたら雌と

同じように短い尾羽だけになります。そして、来春に向けて伸び始めるのです。

20080406-04.JPG



11月7日、もうすでに伸び始めていました。色鮮やかで光沢があります。



12月8日、だいぶ伸びてきました。やっと丸い目玉みたいな模様の羽が生えて来

ました。



 1月21日、グングン伸びています。



 真冬でも雪のかからない砂地では、よく砂浴びをしています。気持ちが良さそうで

すよ。クジャクがいない時は、スズメも使わせて貰っています。  屋内の砂地では

砂浴びをしているのを見た事かありません。それはきっと、冬場は屋内にいる事が多

くなり、どうしても砂が汚れて粉っぽくなるからだと思います。

20080406-09.JPG

 2月6日、まだ伸びきっていません。だいぶ長く伸びましたが、まだ繁殖期ではない

ので飾り羽を開きません。

20080406-10.JPG

 4月4日、完成しました。  これからだんだん飾り羽を開く時が多くなってきます。

繁殖期ですからね。 

 こんな綺麗な飾り羽も繁殖期が終わる、夏休みが始まる頃、少しずつ抜け始めま

す。  

 
 今年も繁殖をさせるのでしょうか?雛がいるとクジャク舎の前に留まるお客さんの

時間が長くなるのです。  可愛いからね。

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