野生班☆
Posted by zoozakki on 2011年10月15日(土) 18:37
おや、今度は何を一生懸命作っているのかな?
こんばんは☆のんちゃんです(^。^)/
今日はいつもフリーフライトで話している保護した猛禽をどうやって訓練しているのかをチラッとご紹介してみたいと思います。
今年保護されたのがチゴハヤブサという小型のハヤブサで夏鳥として北海道、東北
に渡来します。街中や住宅街の公園で繁殖、10月中旬までには大陸へと渡ってい
きます。そのような生態から市民の目に留まりやすく、ほぼ毎年のように巣立ち雛が
動物園に持ち込まれています。
巣立ち雛は野生での経験が乏しく、自活していくために必要な経験と学習がなされて
いません。見た目は立派でも何もできない状態です。そのため放鳥するには訓練を
実施する必要があります。また、チゴハヤブサは10月までに大陸に渡ります。その
ため、訓練の期間が実質1ヶ月と非常に短いため、個体の現状をしっかりと把握し、
「どのような鳥に仕上げていくのか?」と「教えるべきこと」を明確にした上で訓練に挑
む必要があります。
羽が伸びきるまではたっぷりと食べさせます。このときに様々な昆虫も与え、学ばせます。
準備ができたところで本格的に計画を建てていきます。短期間で仕上げるためにこ
こでは「基礎体力作り」と「獲物に対しての鋭い反応、執着心を養う」こと、また「獲物
の捕らえ方」などを学習させることに絞り込みます。
用意するのはこちらの道具!
おっと、爪切りとヤスリは使いません。
爪を切ってしまっては獲物を捕まえれなくなりますからね。
足皮を取り付け、
体重を計り、
準備OK(^。^)v
ここから訓練の開始なのですが長くなってしまいましたので
次回のお楽しみにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました☆
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