札幌100マイル

円山動物園ブログ

円山動物園の動物の近況や出来事などを綴ります

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豪華二本立て その2 エランドのオペルが仲間入りしました

豪華二本立てのその2は、エランド「オペル」の来園の様子です。

ブチハイエナのカムトリとの交換で、エランドのオペルが5月26日来園しました。2013生まれのお嬢さまで、昨日(5/25)プッチョにオペルの写真を見せたところ、なんかそわそわしてたんですよね~~。

朝8時少し前に円山動物園に到着しました。新しい住処は、プッチョの隣ですが、ご存じのとおり立派な角があるので、念のために仕切り檻にはコンパネ板を貼って、目隠ししておきました。

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プッチョと同様、移動檻ごとトラックに乗ってきました

 

プッチョと同じように檻を吊り下げ、ひさしを避けるためのトンネルの前につけ、移動檻を固定して扉を開けると、恐る恐る出てきました。はるばる九州から直線距離で1,400kmほどを檻の中で揺られてきたためか、若干の擦り傷はあるものの、元気な足取りでした。

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オペルが興奮しないよう、静かにそして慎重に位置合わせします。

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扉を開けた直後、この後ゆっくりと出てきました

 

今までは仲間と一緒にいたけど、円山ではプッチョだけ。屋内に入った途端にプッチョのいる展示場の境目に近寄って銅像状態。ときどき動くのですが、すぐに固まってしまう「オペル」さん。

でも、3時間ほどで、排泄して水を飲んだら、ゆっくりと展示場内を探索するように動き始めました。

その間、A飼育員と自分と獣医さん達で「オペル」を見守りました。餌は食べないものの、落ち着いている様子だったため、午後からは合間合間に様子を見ることとしました。自分も3回ほど見に行ったのですが、一番最後に見た時は、床にゴロンと座り込んでいました。

 

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プッチョとのしきりに向かいました

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その時のプッチョさん、でも、この直後、アツイラブシーンが・・・?

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オペルさんお見合い写真??!!

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水を飲むオペルさん、水を飲んでくれれば一安心です

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夕方見に行ったときは、床に横たわっていました。

 

プッチョとオペルの観覧ですが、おそらく慣れて公開できそうな頃にカバのドンとザンが移動してくると思います。

一度公開して、カバのために再び見られなくなるもの良くないと思うので、カバの公開に合わせて、皆様に見ていただこうと考えています。

他の動物同様、徒然に様子をアップしますので、プッチョとオペルに会えることを楽しみにしている皆様には申し訳ありませんが、ご理解をお願いします。

(M)

豪華二本立て その1 ライオンの引っ越し編

皆さん、こんにちは。今日は、豪華?二本立てのブログです。

まず始めは、25日に行われたライオン「リッキー」と「ティモン」の引っ越しです。

サーバルのポッキーやエランドのプッチョは、檻に入る練習をして檻に入ってもらいましたが、さすがにライオンはそのような訳には行かず、吹き矢で麻酔して移動しました。

午前中は、リッキーの麻酔と移動、その間ティモンは外に出ていてもらいました。小菅参与も見守る中、獣医がまず鎮静剤、そして麻酔薬の順に打っていきます。推定体重で薬の量を決めて打つのですが、麻酔後に体重測定をしたところ、リッキーは推定体重+15Kg。途端に青ざめる職員一同、というのは、手早く作業を行わないと、予定時間より早く目が覚めてしまう恐れがあるからです。

体重測定後、心電図計を付けて檻に入れ、トラックでカバ・ライオン館へ移動しました。

 

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小菅参与が見守る中、麻酔で寝ているリッキーを寝室から運び出しました

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檻に入ったリッキー、目は開いてますが寝ています

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慎重にトラックに載せます

 

到着後、檻から出して屋内展示場へ運び入れ、まず爪切り、次にマイクロチップの確認、血液検査用の血を採って、胸のレントゲン写真を撮ったら、展示場奥の寝室に運び入れます。ここまで麻酔薬で寝てから約45分。1時間くらい寝てもらう予定だったので、早く寝室に入れて良かった良かった。そして麻酔薬の拮抗薬を注射して、自分を含めて獣医3人で目が覚めるのを待っていたのですが、なかなか目覚めない。1時間・・・2時間・・・。午後のティモンの移動もあるので、獣医一人を残して、他のメンバーはお昼ごはんを食べ、ティモンの移動準備へ。

 

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爪切りの様子

 

ティモンの移動はリッキーの繰り返しなので端折りますが、ティモンの体重は2月に麻酔した時に測った体重とほとんど変わらず、スリムな一面を見せてもらいました。

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ティモンの体重測定中

 

ティモンも爪切りや色々な検査を行い、リッキーの隣の寝室で麻酔薬の拮抗薬を注射します。実はティモンは2月に麻酔した時、目覚めが非常に悪かった経験があるので、長期戦を予定してました。

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爪切りの様子、牛用の爪切りを使います

 

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切った後はやすりで整えます

 

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ティモンはお腹のエコー検査も実施

 

リッキーがきちっと目覚めて動くようになったのが、夜の8時ごろ、ティモンは9時過ぎまで動けませんでしたが、目覚めたら、いきなりの咆哮・・・檻越しとはいえ、30cmの近さで咆えられたら、ビビりますよ、まったくもう。

結局夜10時過ぎまで見守って、問題ないことを確認して帰宅しました。

 

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寝室で寝ているリッキー、寝ている間も酸素吸入しています

 

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ティモンの覚醒前、夕方近くで少々寒かったので、ヒーターをつけました

 

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2頭ともしっかり目が覚めました

 

 

26日は、朝一番でリッキーとティモンのところに行ったところ「早く餌よこせ!!」と言わんばかりに唸られました。そういえば、麻酔するため24日の午後は食事抜き、24日の夜から水も抜き(ただし、25日の帰宅前には水は容器に入れて帰りましたが)だったので、そりゃお腹もすきますよね。

エランドと同様、新しい環境に慣れるまで、しばらくの間観覧することができませんが、また、つれづれになれる様子も書いていきます、こうご期待?(M)

サーバルキャット「エン」の術後経過(その1)

タイトルに「(その1)」とつけましたが、その2、その3が出てくるかは全く未定のライター(M)です。

 

5月16日(月)に北大動物医療センターで骨折の整復手術を受けた「エン」ちゃん、22日(日)にX線撮影で骨の状況を確認しました。

撮影の結果、経過は良好で新しい骨が形成されている様子がうかがえました。

ギブスをエン自身が外してしまったため、傷口の状態も心配でしたが、傷をなめた様子もなく、こちらも順調にふさがっていました。

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手術中のエン(5/16撮影)。

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手術終了後、確認のX線撮影を行いました(5/16撮影)。

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ケージの中で横たわるエン、肩口から足先までぐるぐる巻きで動くに動けず、ちょっぴり不満げ・・・。

 

術後1週目の経過は順調なため、検査後はギブスをしないで、ケージに戻しています。

まだ、足を床に付けると痛そうなそぶりはしていますが、左前脚に体重をかける様子も見られ、順調に回復していると思います。

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ギブスを外したエン

 

心配してくださっている皆様にはお礼申し上げるとともに、これからも順調に回復するであろうエンを見守っていてください。        (M)

アースデイ開催!&羊のクールビズ!

 

いつもブログをご覧の皆様、こんにちは!

本日は5月21.22日に開催されたアースデイと羊の毛刈りを

ご紹介していきたいと思います(^^)

 

アースデイとはなにか?

と思う方も多いかと思います。

アースデイとは、地球のことを考えて行動する日です。

動物園の職員やさまざまな団体さんが

ガイドや出展で動物、自然環境に関して説明しました。

一部、お写真にてご紹介させていただきます。

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職員や出展者の方々が、

ガイド、体験や販売などしました。

両日とも札幌は29度前後でしたが、

体調を崩す人もでず、楽しく開催することができました。

関係者のみなさん、来園者のみなさん

本当にありがとうございました。

 

毎年5月といえば、羊の毛刈り!

今年もやってきました。

円山動物園で飼育している羊はコリデール種の雌6頭です。

昨日は「なぎ」という個体の羊の毛を刈りました!

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猛暑の中、スタート!

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順々に飼育員さんがもこもこの

羊さんをスマートにしちゃいます!

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たくさんの来園者の方と飼育員に見守られながら

馬の放飼場で行いました。

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ウール100%です!

 

 

 

 

 

 

 

 

エランド・プッチョがアフリカゾーン「カバ・ライオン館」に移動しました!

5/11(水)、小雨の降る中、愛くるしい瞳を持つエランドのプッチョが熱帯動物館からアフリカゾーン「カバ・ライオン館」に引越しました。

 

この原稿を書いている(M)は、自他ともに認める?雨男、今回も雨でした。

5/10の閉園後に、実際に使う移動檻を使ってシミュレーションを行い、本番にのぞみました。

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移動檻(空)をクレーンで移動中

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5/11は業務の都合で外勤せざるを得ない園長も、シミュレーションをしっかりチェック。

 

明けて5/11の午後1時半過ぎ、移動檻への扉を開けたところ、プッチョはゆっくりと慎重に中へ歩みを進めます。エランド担当のA飼育員が、プッチョが自分で檻の中に入るよう訓練を続けてきた成果が発揮された瞬間でした。

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移動直前のプッチョ、人間の方が緊張?!

 

扉を開けてから待つこと12分。プッチョが完全に移動檻の中に入ったのを確認して、檻の扉を閉めました。

すぐさま、獣医達がプッチョの状態を観察しましたが、プッチョは特に興奮する様子もなかったため、移動用のトラックをゆっくりと移動檻に横付けし、トラックに載せ、しっかり固定してアフリカゾーンへ移動しました。

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昨日以上に慎重にトラックに載せます。

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ゆっくりと園内を移動します。

移動中は獣医とA飼育員がトラックに同乗し、常にプッチョの様子を見守っていました。

カバ・ライオン館に到着後、予定していた出入口付近に移動檻を降ろしましたが、ぴったりと檻をつけるために、最後の最後は人力で。飼育員みんなで力を合わせて移動しました。

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慎重に降ろします。檻を移動しやすくするため、鉄パイプを敷きました。

 

プッチョは平気かな…と思いながら、移動檻の扉を開けたところ、「あーやれやれ」といった感じで、新しい獣舎にゆっくりと入っていきました。入ったと思ったら、すぐさま餌のところに近寄って、餌を食べ始める大物ぶり。

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新しい獣舎に入った途端に、餌に走りました。

しばらく観察していたのですが、糞もするし、餌もモリモリ食べるし、非常に落ち着いた様子で過ごしていました。

 

これから、新しい獣舎でプッチョの部屋の移動や外への馴らしが始まります。皆さまへのお披露目までもう少しお待ちくださいね。(M)

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新しい獣舎で待ってます~~~♪

 

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