札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画の前に...。



映画を観る前に、スタバでMyタンブラーに熱めのスターバックス ラテを

入れてもらい、そばで腹ごしらえ。 更にキノカフェで焼き菓子まで買ってみた。

こんなに準備して映画に臨む訳は、この映画が4時間近い長尺だから。

途中に10分の休憩を挟む映画なんです。

熱めのラテをオーダーしたのは、最後まで熱々でいただけて大正解。

映画の感想はこちら★

映画 『グラン・トリノ』



グラン・トリノ
元軍人のウォルト・コワルスキーは、自動車工の仕事を引退して以来、孤独な老後生活を
送っていた。ある晩ウォルトの愛車「グラン・トリノ」が何者かに盗まれそうになる事件が発生。
犯人は、ウォルトが嫌悪するアジア系移民の少年だった。事件をきっかけに始まったウォルトと
少年の交流は、いつしか友情に変わっていく。


一足お先に試写会で観賞。
チェンジリング』に続き、またまたクリント・イーストウッド作品に心打たれた。
テーマはイーストウッドらしく重めだが、ユーモアを交えシンプルに作り上げている。
ラストは涙...エンド・クレジットのイーストウッドの歌が心に沁みる。

4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演した本作は、偏屈で頑固な
人種差別主義者の主人公が隣人のアジア系移民(モン族)との交流を通して、
自身の偏見を改めていくヒューマンドラマ。(差別用語連発にビックリ)

イーストウッド以外は無名の役者さんを起用したキャスティングがうまい。
ウォルトとモン族ファミリーとの心の交流や新米神父とのからみが見所。

映画のキーポイントとなるのが、フォードの70年代ヴィンテージカー「グラン・トリノ」。
スクリーンでは、トヨタ車やホンダ車も出てくるが、グラン・トリノが一番カッコイイ。
古き良きアメリカの象徴なのかなぁ。

頑固じいさんなんだけど、どこか憎めない愛すべきキャラクターを見事に演じている
イーストウッドですが、俳優活動としては最後の作品になるかもしれないので、
是非ともお見逃しなく。 イーストウッド作品はやっぱりハズレなし!

原題:GRAN TORINO
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/ビー・バン/アーニー・ハー/クリストファー・カーレイほか
上映時間:1時間57分
「公式サイト」

2009年4月25日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌,スガイシネプレックス札幌劇場
ほか全道で公開  


過去の映画レポはこちら★

DVD 『つみきのいえ』



遅ればせながら、<第81回>短編アニメーション賞 オスカー受賞
加藤久仁生監督の 『つみきのいえ』 をDVDで観ました。

12分程度の物語なのですが、深みのある美しい色彩と繊細なタッチ、
やさしさがあって深く心に沁みる物語に感動。
※一人部屋にこもって観るとウルウル度が増します。

実は某動画共有サービスで観賞済みだったのですが、
不評?のナレーションバージョンも気になりDVDを購入。

なるほどねぇ...ナレーションが悪いわけではなく、ナレーションなしの方が
圧倒的にイマジネーションがかき立てられて、世界観や感動の幅が広がりますね。
断然、ナレーションなしを予備知識なしで観ることをおすすめします。

つみきのいえ公式サイト

「つみきのいえ」が気に入った方には、こちらでレポ★した
ユーリ・ノルシュテインの短編映画もおすすめです。
霧につつまれたハリネズミ』 など素晴らしい作品をお楽しみ下さい。

映画 『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』

demy2 

『シェルブールの雨傘』 製作45周年記念特別企画
ドゥミ×ルグラン=ミュージカル女優ドヌーヴ


不朽の名作 『シェルブールの雨傘』と『ロシュフォールの恋人たち』が
デジタルリマスターで色鮮やかに甦った!

この機会にタイトルは知っていても、まともに観たことのなかった2作品を
スクリーンで初観賞。 キャー、感激っ。 女子力UPしそう。
立て続けに2本観て、ルグランの曲が頭でリピート♪ ドヌーヴ祭り状態(笑)
ミュージカル映画がニガテだった自分が嘘のよう。

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版
戦争によって引き裂かれた男女の切ない運命をつづる名作ミュージカル。
セリフまで全て歌になっていてちょっとビックリ。

エレガントで美しい16歳のカトリーヌ・ドヌーヴ。 バーバリーのコートや、
色鮮やかでオシャレなファッションの数々。すぐにでも真似したいっ。
ミシェル・ルグランの哀愁漂うメロディーがたまりません。

原題:Les Parapluies de Cherbourg
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーボ/マルク・ミシェル
上映時間:1時間31分
1964年フランス映画

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版
舞台は港町ロシュフォール。美しい姉妹を中心に繰り広げられる恋物語。

双子姉妹の姉役で、作品の公開後に交通事故で亡くなったドヌーブの実姉
フランソワーズ・ドルレアックが出演している。 色鮮やかな映像と、美人姉妹の
共演はファッションも音楽もキュートでポップ。 『ウエスト・サイド物語』の
ジョージ・チャッキリス、途中から『雨に唄えば』のジーン・ケリーまで登場する
豪華キャストとルグランの音楽が最高にハッピーなミュージカル。 
「シェルブール」より好きっ。

原題:Les Demoiselles de Rochefort
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーボ/マルク・ミシェル
出演: 出演:カトリーヌ・ドヌーブ/ジーン・ケリー/ジョージ・チャキリス
上映時間:2時間7分
1967年フランス映画

<公式サイト>    シアターキノ にて公開中

映画 『PARIS (パリ)』



PARIS (パリ) 
心臓移植でしか生きる望みのない元ダンサーの弟ピエール(ロマン・デュリス)のために、
3人の子どもを抱えた姉エリーズ(ジュリエット・ビノシュ)は、彼と同居を始めることに。
そんな中、ピエールは自分の人生や自分を取り巻く人々の人生を新たな目で見つめ始める。


『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ監督が、
余命わずかなピエールの目を通して、様々な表情を魅せるパリに生きる人々を
描いた群像劇。 登場人物のエピソードが淡々と描かれていたのが残念ですが、
コレが「パリ」らしいのかも知れません。

パリジャン、パリジェンヌのなにげない日常が描かれているのに、なぜか絵に
なってしまう街、パリ。 スクリーンに映し出されるエッフェル塔やアパルトマン、
マルシェ、パン屋などを観ていると、パリで生活しているような気分が味わえる。

音楽のセンスが良いセドリック・クラピッシュ監督。 
本作では、KEANEの「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」や
サティの「グノシェンヌ1番」が印象的。

シングルマザーの姉エリーズを大人可愛く演じるジュリエット・ビノシュ
『存在の耐えられない軽さ』 以来の大ファン。 美しさが増した感じ。

原題:Paris
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
出演: ロマン・デュリス/ジュリエット・ビノシュ/ファブリス・ルキーニ
    アルベール・デュポンテル/フランソワ・クリュゼ 他
上映時間:2時間9分
公式サイト    シアターキノにて公開中

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