札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『狼の死刑宣告』



愛する家族を守るために 街のダニども 全員死刑に処す」って
キャッチコピーからナニやらスゴイでしょう?
そう、タイトルもフラヤーも内容も古臭い70年代風。

お久しぶりのケビン・ベーコン主演なのですが、
コレがなかなか面白いっ。

原作は70年代のチャールズ・ブロンソン主演 『狼よさらば』で
知られるブライアン・ガーフィールドの小説を、『SAW(ソウ)』の
ジェームズ・ワン監督が映画化したバイオレンス・アクション。

ストーリーは、息子を殺された父親の壮絶な復讐劇。

復讐する父親といえば、『さまよう刃』の寺尾聡さんや、『96時間
のリーアム・ニーソンも良かったですが、本作の普通の男
ニックを演じたケビン・ベーコンが復讐鬼へと変貌していく様が
スゴイのなんのって...相変わらず脱ぎっぷりも良いし(笑) 
出番は少ないけれど、ジョン・グッドマンの存在感は抜群。

クライマックスは『タクシードライバー』のオマージュなのかな?
思わずニヤリ。

狼の死刑宣告   「公式サイト」
家族と幸せな生活を送るニックは、ある日ギャングの襲撃に遭い、目の前で長男を
殺されてしまう。犯人は捕まるもあまりに身勝手な殺害理由、そして納得のいく刑罰を
下せないことを知った彼は、法廷で裁くことを断念する。怒りを抑えられない彼は自ら
の手で復讐を果たすが、その相手はギャングのボスの弟だった。


原題:Death Sentence
監督:ジェームズ・ワン
原作:ブライアン・ガーフィールド
出演:ケビン・ベーコン/ギャレット・ヘドランド/ケリー・プレストン
    アイシャ・タイラー/ジョン・グッドマン ほか
上映時間:1時間46分   <R-15>

■スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中


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映画 『キング・コーン』



未来の食卓』 に続き、食に関する映画を鑑賞。

この映画、札幌の上映は11月20日(金)まで1日1回。
忘れないように「コーン観なきゃ」って思っていたら、
チケット購入時に「ヤングコーン」と言い間違い(笑)
自分で言って、ツボに入って笑いが止まらない...。

さてさて本題の映画は、
若者2人がコーンの実態に迫る農業ドキュメンタリー。

ドキュメンタリーといっても、ゆるいタッチでアメリカ大規模
農業を描いているので分かりやすくて面白い。

「自分の体もコーンで出来ているかも...」と考えてしまう
くらい、コーンの真実は大変興味深く、驚くことばかり!

「遺伝子組み換えコーンなんて食べていない」と思って
いても、コーンはあらゆるものに形を変えて、我々の口に
入っているですねぇ...。

ますます食と農業について考えさせられる興味深い作品でした。

キング・コーン/世界を作る魔法の一粒   
原題:KING CORN
監督:アーロン・ウルフ
出演:イアン・チェニー/カート・エリス/カール・バッツ ほか
上映時間:1時間30分
<公式サイト>

■シアターキノにて11月20日(金)まで1日1回上映中。


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映画 『シリアの花嫁』



気になりつつ、見逃してしまった映画 『シリアの花嫁』 を
蠍座さんで観賞。 (ちなみにDVDは発売済みの作品です)

ゴラン高原のイスラエル占領地からシリア側へ嫁ぐ
花嫁とその家族の物語。

映画の舞台はゴラン高原のマジュダルシャムス村。
もともとはシリア領だったのが、1967年以降イスラエルに
占領され、住民たちは「無国籍」。 そして一度境界線を
越えたら2度と家族のもとへは帰れない...。

重いテーマなので、シリアスな社会派ドラマと思いきや、
エキゾチックな音楽にのせて、ユーモアと皮肉が効いた
内容に惹き込まれました。 家族の絆も味わい深く、
未来への希望を感じるラストが印象的。
秀作映画をスクリーンで観ることができて良かったです。

改めて、中東映画は普段自分が知ろうとしない世界を
学ぶことが多い。 ドイツに暮らすトルコ系移民を描いた
そして、私たちは愛に帰る』、ベイルートのエステサロンに
集う女性たちを描いたレバノン映画『キャラメル』など...。
もうすぐ公開される 『戦場でワルツを』 も興味深く、
今から楽しみです。


シリアの花嫁   
原題:The Syrian Bride
監督:エラン・リクリス
脚本:スハ・アラフ/エラン・リクリス
出演:ヒアム・アッバス/マクラム・J・フーリ/クララ・フーリ ほか
上映時間:1時間37分
<公式サイト>

映画 『2012』



マヤ暦による2012年終末説を題材に、『インデペンデンス・デイ』や
『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督が手掛ける
超大作映画試写会へ行ってきました。


全米公開前ということで入場前に
セキュリティチェックがあり、
録音・録画機器の持込禁止。
携帯電話を受付に預け、
持ち物検査、金属探知機による
ボディチェックと厳戒態勢。

←これが携帯電話預り袋です。

地球滅亡を目前にした人々が必死に逃げまどう、いわゆる
パニック・ディザスター(自然災害)映画。

人類滅亡やディザスターものって、気になっちゃって
ちょいちょい観てしまうですが、トレーラーが一番面白かったり
するじゃないですか? 
でも本作は、いろいろな意味で本編の方が面白い!

超大作だけあって、これまで観たこともないような迫力の
映像にハラハラドキドキ。 正直、映像以外はどこかで観た
ような設定・内容だったり、ツッコミどころ満載のため、ワタシ
には全体がチープに見えてしまったのですが、一般受けする
作品だと思います。(デートムービーにもおすすめっ)

余談ですが、キャストに「さかなクン」似の青年がいます!?
ワタシはツボに入ってしまいました(笑) 探してみてねっ。

2012   「公式サイト」
2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティスは、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。
ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを
知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は
地球上の至るところで起こり始めていた。


監督・脚本・製作総指揮: ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック/アマンダ・ピート/ダニー・グローヴァー/
    オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/キウェテル・イジョフォー/
    ウディ・ハレルソン/トム・マッカーシー  ほか
上映時間:2時間38分

11月20日(金)前夜祭11月21日(土)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ディノスシネマ,ユナイテッド・シネマ札幌
札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『未来の食卓』

 

いのちの食べ方』や『おいしいコーヒーの真実』
などに続き、「食」に関するドキュメンタリーを観賞。

原題は「NOS ENFANTS NOUS ACCUSERONT」
(子供達は私達を告発するでしょう)と強烈なタイトル。

小学校の給食を全てオーガニック化を試みたフランスの
バルジャック村を通して、子供の未来を脅かす食物汚染や
環境汚染を訴えるドキュメンタリー。

映画からは、癌の原因は農薬とばかりに、数字データまで
映し出し、オーガニックを推奨する傾向が気になりましたが、
食料自給率100%以上の農業大国・フランスの現状と
取り組みを知り、改めて「食」について感心が高まったし、
日本の農業について考えさせられたました。

自分もフランス人のように、食や農業について真剣に
語り合いたくなった。 このような気持ちになっただけでも、
この映画を観た価値があったと思う。

印象的だったのが、オーガニック給食を美味しそうに
食べる、バルジャック村の子供達のキラキラした笑顔。
未来まで、あの笑顔を守り続けたい...。

未来の食卓   「公式サイト」
原題:Nos Enfants Nous Accuseront
監督:ジャン=ポール・ジョー
出演:エドゥアール・ショーレ/ペリコ・ルガッス ほか
上映時間:1時間52分

■シアターキノにて上映中

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