札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』



いや~、笑った、笑った。

バチェラー・パーティ(独身最後のバカ騒ぎ)で
記憶をなくしたハングオーバー(二日酔い)男達の
ドタバタを描いた 『ハングオーバー!』 を観てきました。

たまに頭を空っぽにして楽しめる おバカ映画を
観たくなるんですよねぇ。

想像していたより、お下品じゃなかったし(笑)
男ってこれだから...なんて思いつつ最後の
最後まで大笑い。 
※エンドクレジットが一番の見どころっ!

なんといっても脚本が上手い。
とんでもないことが次から次へと巻き起こる、
昨晩の記憶を辿っていくストーリーが面白い。

男版 「SATC」 って感じで、男同士の友情や
オジサン?4人のキャラクターが最高。
あんな人もカメオ出演していますよ(笑)

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い】 
結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するため
ラスベガスへと向かう。翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで
目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋にダグの姿はなく、
代わりに1匹の虎と乳児がいた。


原題:The Hangover
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー/エド・ヘルムズ/ザック・ガリフィアナキス
    ヘザー・グラハム/ジャスティン・バーサ/ジェフリー・タンバー ほか
上映時間:1時間40分   <R-15>
「公式サイト」

■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中

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映画 『必死剣 鳥刺し』



藤沢周平の短編小説 「隠し剣」 シリーズの一編を
豊川悦司さんの主演で映画化した 『必死剣鳥刺し』。

原作は未読。 予備知識なしで観賞。

まず、「鳥刺し」って美味しそうなタイトルだなぁと
考えてしまった根っからの食いしん坊です(笑)

今年は 「まげメン(まげをつけたイケメン)」ブーム
らしいので、トヨエツ様の大人まげメンぶりを拝見と
ばかりに試写会へ。 (年齢層&オジサン率、高っ。)

スクリーンでトヨエツ様のまげ姿を見るのは、
『椿三十郎』 以来かなぁ?(痛い作品だったっけ )

物語は、いきなり トヨエツ扮する兼見が、藩主の
側室・連子(関めぐみちゃん)を刺し殺す、シリアスな
場面からスタート。 そこからクライマックスまでの
淡々とした流れが正直タルい。

クライマックスの殺陣シーンが最大の見せ場ですが、
そこに至るまでの主人公の心情や背景が見えて
こないため感情移入できず...。

今ひとつ物足りなさが残りました。

必死剣 鳥刺し   「公式サイト」
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩主・右京太夫(村上淳)の
失政の元凶である愛妾(あいしょう)・連子(関めぐみ)を3年前に城中で刺し殺すものの、
寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江(戸田菜穂)のめいであり、
身の周りの世話をしてくれる里尾(池脇千鶴)との日々の中で生きる力を取り戻が...。


監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
出演:豊川悦司/池脇千鶴/戸田菜穂/吉川晃司/小日向文世
    村上淳/関めぐみ/岸部一徳 ほか
上映時間:1時間54分

■7月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『ザ・ウォーカー』



久しぶりに悪役を演じるゲイリー・オールドマン 目当てで観賞。

世界が崩壊して30年後の世界を舞台に、一冊の本を
抱えて西に向かう一人の男(デンゼル・ワシントン)の物語。

セピア調のスタイリッシュな映像や、ムチャクチャ強くて、
座頭市ばりの殺陣を披露するデンゼルがとにかくカッコイイ。 

期待しないで観たので、予想外のオチに驚かされたり、
それなりに楽しめたのですが、「本」の意味は日本人には
理解しがたいかと...。

ジェニファー・ビールスを久しぶりにスクリーンで
観られたのはうれしかったし、 ヒロインのミラ・クニスちゃんが
魅力的。 第2のアンジーと呼び声が高いだけに今後が楽しみ。

やっぱりゲイリーは悪役がお似合い。
できればもっとキレてほしかったなぁ。

ゲイリーといえば、『レオン』 のインパクトが一番!
と思っていたら、『シド・アンド・ナンシー』 で
シド・ビシャスを演じていたなんて...最近知りました(笑)

10代後半に初めて入った映画館 「ジャッブ70ホール」で、
初めて観た映画が『シド・アンド・ナンシー』 なのに...
強烈な作品だったことは覚えているのですが、キャストまでは
チェックしていませんでした。 いや~ビックリ。


ザ・ウォーカー   「公式サイト」
あらゆる文明が崩壊した近未来の地球。イーライと名乗る男は、世界でたった
1冊残る本を運び、30年間、ただひたすら西へ向かって旅をしていた。そんな
彼の前に、その1冊の本を探し続ける独裁者・カーネギーが現れる。


原題:The Book of Eli
監督:アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン/ゲイリー・オールドマン/ミラ・クニス
    レイ・スティーブンソン/ジェニファー・ビールス/エバン・ジョーンズ
    ジョー・ピング/フランシス・デ・ラ・トゥーア/マイケル・ガンボン
    トム・ウェイツ/マルコム・マクダウェル ほか
上映時間:1時間58分   <PG-12>
  
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道にてにて上映中


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映画 『息もできない』



去年は 『チェイサー』 や 『母なる証明』 など、
次々と秀作を生み出す韓国映画界で、これまた
スゴイ作品の登場です。

世界各国の映画祭で賞を受賞した話題作 『息もできない』。

なんといっても監督・主演・脚本・編集・制作をこなした
ヤン・イクチュンの才能に驚かされる。

これが長編デビューとは思えない恐るべき完成度の高さ。
息もできないくらい痛くて切なくて...久しぶりにガツン
と頭を殴られたようなスゴイ映画!

ストーリーは、父への怒りと憎しみを抱えて社会の底辺で
生きる情け容赦ない借金取りのサンフンが、心の傷を隠し
ながら生きる勝気な女子高生・ヨニと出会ったことで少し
ずつ変わっていく人間ドラマ。

冒頭から、暴力でしか自分の気持ちを表現できない
サンフンのやるせない思いを象徴するかのように
激しい暴力シーンと汚い言葉のオンパレード。

嫌気がさすと思いきや、徐々に登場人物の過去や背景を
浮かび上がらせる巧みな演出に惹き込まれまくり。

いかにもチンピラ顔のサンフンが、1人の弱い人間として
愛おしく思えてくるから不思議。 

そしてサンフンとヨニの友達でも恋人でもない微妙な
2人の関係の描写が素晴しい。

言葉を交わさなくても自然と分かり合える2人の
夜の漢江のシーンは、ラブシーン?以上に美しく
胸を締め付けられ、涙、涙。

一見地味なヒロイン・ヨニ役のキム・コッピちゃんの
ときおり見せる笑顔が可愛かったなぁ。

ラストは韓国映画らしいのですが...なんともやるせない。

息もできない   「公式サイト」
父への激しい怒りと憎しみを抱き、社会の底辺で生きるサンフンはある日、
心の傷を隠しながら生きる勝気な女子高生ヨニと出会う。理由もなく強く
惹かれ合う2人だったが、徐々に彼らの運命の歯車が狂いだす。


原題:Breathless
監督・製作・脚本・編集:ヤン・イクチュン
出演:ヤン・イクチュン/キム・コッピ/イ・ファン/チョン・マンシク
    ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン ほか
上映時間:2時間10分   <R-15>

■シアターキノ にて上映中


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映画 『ボーダー』



ロバート・デ・ニーロアル・パチーノ
共演というだけでドキドキワクワク。
コレはスクリーンで観ないわけにはいきません。

2大スター夢の共演は 『ヒート』 以来12ぶり。
NY市警のベテラン刑事コンビという設定ですが、
どう見てもヒラ刑事。

年取ったなぁ、体力的にきつそうだなぁと思いつつ
2人の共演をスクリーンで観られただけで大満足っ。

ハッキリいって、デ・ニーロやパチーノが出演するような
レベルの作品ではないと思いますが、2人の渋い演技は
見応えがあり、最後まで飽きずに観ることができました。

ちなみに、
本作の日本公開はとても喜ばしいことなのですが、
モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスの共演作
『ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~ 』 と抱き合わせと
いうのはいかがなものか...それも「男たちのヒート祭り」ってねぇ。
なんだかんだ言いつつ 『ザ・エッグ』 も観ちゃうかも(笑)

ボーダー   「公式サイト」
20年以上コンビを組み、固いきずなで結ばれたニューヨーク市警のベテラン刑事・
タークとルースター。あるとき、犯罪者ばかりをねらった連続殺人事件が発生し
捜査を進めていくと、状況証拠などがタークの犯行を示していた。二人は汚名を
晴らすべく捜査にのめり込むが、彼らの人生を変える衝撃の真実が待ち受けていた。


原題:Righteous Kill
監督:ジョン・アヴネット
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/カーティス・ジャクソン(50セント)
    カーラ・グギーノ/ジョン・レグイザモ/ドニー・ウォールバーグ  ほか
上映時間:1時間41分    <PG-12>

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


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