札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『ゴールデンスランバー』



『アヒ鴨』 『フィッシュストーリー』に続く
伊坂幸太郎×中村義洋のゴールデンコンビ。
この組み合わせは相性が良いので期待大で試写会へ。

面白~いっ! 期待以上の伊坂ワールドにハマった。
久しぶりに興奮した 爽快な娯楽大作。
今思い返しても熱い想いが込み上げてくる(涙) 

映画化されまくりの伊坂作品ですが、本作は未読。
(文庫本になるのを待っていたのですが、もう待てないかも)

映画は、首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の逃亡劇。
複雑な人間関係が絡み合ったスリリングな展開が続くと
思いきや、クスッと笑えたり想像もしなかったクライマックに
涙が溢れたり...伏線の張り方はお見事っ。 

キャストはみんなハマリ役。 出番が少ないながらも
存在感のある伊東四郎さんが良かった。
そして伊坂作品といえば濱田岳くん。圧巻の存在感!

原作、スタッフ、キャスト、音楽、全てロックな映画(笑)
たいへんよくできました。

ゴールデンスランバー   「公式サイト」
凱旋パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳は、久々に再会した
旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した
彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが...。


監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎(「ゴールデンスランバー」新潮社刊)
脚本:中村義洋/林民夫/鈴木謙一
音楽:斉藤和義(ゴールデンスランバー ~オリジナルサウンドトラック~
出演:堺雅人/竹内結子/吉岡秀隆/劇団ひとり/香川照之 ほか
上映時間:2時間19分

■1月30日(土)より
札幌東宝公楽,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『おとうと』



山田洋次監督が、故・市川崑監督の『おとうと』に
オマージュを捧げた作品。

第60回ベルリン国際映画祭にて、クロージング・フィルム
として上映されることが決定した本作 『おとうと』 は、
姉弟の絆を通して描く家族ドラマ。

吉永小百合さん演じるしっかり者の姉と、笑福亭鶴瓶さん
演じる破天荒な弟の設定はご存じ「寅さん」の逆パターン。

試写で観た感想は、テーマがストレートな優等生作品。
現代劇なのにセリフや演出が不自然で正直古臭い。
魅力的な演技派キャストが揃っているだけにもったいない。

サユリストにはたまらない、変わらぬ美しさの吉永さん
ですが、たまには優等生じゃない演技や役柄も観て
みたいと思うのはワタシだけでしょうか?

印象的だったのは、小日向さんと石田ゆり子さんの
控えめで自然な演技。 加瀬君の胸キュンなセリフと、
加藤治子さんが個人的ツボ。

なんだかんだいっても、家族ものは泣けるっ。

おとうと   「公式サイト」
東京の郊外で、夫亡きあと小さな薬局を営み一人娘の小春を育ててきた吟子。
小春の結婚式の日突然、音信不通だった弟・鉄郎が現れ、酒に酔って披露宴を
台無しにしてしまう。激怒する身内の中、ただ一人弟をかばったのは吟子だけ
だったが、後日、ある出来事がきっかけで、吟子は鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。


監督・脚本:山田洋次
出演:吉永小百合/笑福亭鶴瓶/蒼井優/加瀬亮/小林稔持
    小日向文世/石田ゆり子/加藤治子 ほか
上映時間:2時間6分

■1月30日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『サヨナライツカ』



試写会で観ました。
 
辻仁成氏の原作を読んでヒロインの沓子さん
に感情移入(涙)した1人です。

本作は、監督が 『私の頭の中の消しゴム』 の
イ・ジェハンということもあり、多少期待していたの
ですが、原作との違いに違和感。

納得いかない点は多々あるのですが、原作以上に
身勝手な主人公が鼻につく恋愛物語に仕上がっているし、
ヒロイン・沓子さんの描き方が中途半端で魅力に欠ける。
思い入れが強いだけに、なんとも残念...。

映像の美しさが唯一の救いですが、ラブシーンは
綺麗に撮りすぎ。

そして中山美穂さんの変わらぬ美しさに感動。
この作品はミポリンのための映画だと思う。

※以前企画されていた ミポリン×大沢たかお×行定勲監督
 バージョンが観たかった...。

サヨナライツカ   「公式サイト」
1975年のバンコク、ひとり自由気ままに暮らす沓子は、日本から赴任してきた
エリートビジネスマンの豊に出会う。激しく惹かれ合う2人だったが、豊には日本で
彼の帰りを待つ婚約者がいた。


監督・脚本:イ・ジェハン
原作:辻仁成
出演:中山美穂/西島秀俊/石田ゆり子/加藤雅也/マギー ほか
主題歌:中島美嘉「ALWAYS
上映時間:2時間14分  <R-15>

■2月23日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『千年の祈り』

sennen

地味だ...淡々と過ぎる静かな映画でした。

中国の文化大革命を背景に、すれ違う父娘の
葛藤と和解を描いたドラマ。

温度差や重い空気までリアルに伝わってくる
ぎこちない父娘の関係。 父の気持ちも理解
できるし、娘の気持ちも分かるだけに切ない。

娘には想いを伝えることができない父親が
ほとんど言葉の通じないイラン人マダムと片言の
英語で心を通わせていくシーンにほのぼの。

家族の象徴とも言える食卓のシーンが、お父さん
が作る中華料理はとても美味しそうなのに、父娘
沈黙の食卓は見るからに味気ない。

繊細で心に染みる作品なのですが、やっぱり地味。

千年の祈り   「公式サイト」
妻に先立たれ、中国でひとり寂しく暮らす父・シーが、離婚してアメリカで一人暮らしを
送る娘を訪ねてやって来る。12年ぶりの再会にもかかわらず、二人の間に会話はない。
やがて、娘に積年の思いをぶつけられた父は、あることを打ち明ける。


原題:A Thousand Years of Good Prayers
監督:ウェイン・ワン (『スモーク』)
原作・脚本:イーユン・リー
出演:ヘンリー・オー/フェイ・ユー/ビダ・ガレマニ/パベル・リチニコフ  ほか
上映時間:1時間23分

■シアターキノ にて上映中

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『キューバ映画祭』 と 『サーミ・ニエイダ・ヨイク』上映会



しばれるねぇ(笑) 寒~い 札幌で、今年もアツ~イ
キューバ映画祭inサッポロ2010 が開催されます!


去年は3本観賞したのですが、今年はどれを観ようかなぁ? 去年のレポ


イチオシは、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。

ライ・クーダーとキューバの老ミュージシャン達との演奏は鳥肌もの!
サントラも何度聴いたか分からないくらい大好きな作品です。


上映スケジュールをチェックしてみると、23・24の土・日参加かなぁ?
そうなると、アノ映画上映に参加できないぞっ。

アノ映画とは...


北欧の映画 サーミ・ニエイダ・ヨイクです。

札幌は、1月23日・24日に CONTEXT-S さんで上映されるのですが、
お菓子などが魅力的なんです! ←映画よりお菓子や物販目当てかも(笑)

残念なことに「キューバ映画祭」とかぶってしまうとは...(涙)
しかし朗報です! お菓子や雑貨は開店時間から販売しているんですって!
ラッキー! これは行くでしょう。

興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか?

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