映画 『縞模様のパジャマの少年』
Posted by bluestar on 2009年8月11日(火) 21:58
【縞模様のパジャマの少年】
第2次大戦下のドイツ。ナチス将校を父に持つ、8歳の少年ブルーノ。
ブルーノはある日、行くことを禁じられた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた
「農場」を発見。そこで縞模様のパジャマを着た同い年の少年シュムエルと出会う。
ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を題材に少年の視点から描いた人間ドラマ。
『セントアンナの奇跡』 に引き続き、少年が出てくる戦争ものですが...。
観賞後、ただただ絶句...放心状態。
予想もしなかった衝撃的な結末に言葉もでない。
主人公は、強制収容所指揮官を父に持ち、純粋無垢な
8歳の少年ブルーノ。(物語は彼の視点で描かれている)
幼い少年は、父の仕事も収容所の目的も知らぬまま、
偶然出会った同い年のユダヤ人少年シュムエルと
禁じられたフェンス越しの友情を築いていく。
ただ純粋に友達を求めるブルーノ。
その無垢ゆえの無知が、思いもよらぬことに...。
ホロコーストが題材ですが、これまでのホロコース関連の
映画とは違い、残虐なシーンはでてきません。
それだけに想像力が働いてしまうのですが...。
辛く悲しく衝撃的なラストですが、とても美しく素晴らしい映画です。
登場人物の心理描写やドイツ人の描き方にも注目。
ドイツなのに英語を話しているのは気にしない気にしない。
原題:The Boy in the Stripped Pyjamas
監督:マーク・ハーマン (『ブラス!』 『リトル・ヴォイス』)
原作:ジョン・ボイン
出演:エイサ・バターフィールド/ジャック・スキャンロン/デビッド・シューリス
ベラ・ファーミガ/ルパート・フレンド ほか
上映時間:1時間35分 <PG-12>
「公式サイト」
スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '09|タグ: イギリス, スガイシネプレックス札幌劇場, ドイツ, ホロコースト, 中央区, 戦争, 映画, 札幌, 洋画, 縞模様のパジャマの少年
Tweet コメントorトラックバックはまだありません
Tweet コメントorトラックバックはまだありません