札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『札幌シネマフロンティア』タグの付いた投稿

午前十時の映画祭 『バベットの晩餐会』



『午前十時の映画祭』 初回に参加してから、なかなか
タイミングが合わず5ヶ月以上が経過してしまった...。

札幌シネマフロンティアの24作目は、バブルの頃に
観たデンマーク映画 『バベットの晩餐会』。

大好きな映画なので、テレビ放映された時に録画し、繰り返し
観た作品なのですが、現在はビデオもDVDも販売されて
いないのは非常に残念っ。 

久しぶりにスクリーンで堪能できる、この機会は見逃せません!



心温まるストーリーと、絵画を見ているような美しい映像が
印象的。 この作品を観るとお腹が空くんですよねぇ(笑)

前半は少々地味なのですが、かつてパリの名シェフだった
バベットが晩餐会の料理を作り始めてシーンからどんどん
惹き込まれる。 贅を尽くした料理の数々が並ぶ晩餐シーンは圧巻。


MYバイブル 「シネマ厨房の鍵貸します」 にバベットのレシピ
「そば粉のブリニス」 が掲載されていたので、試しに作って
みたこともあります。(なんちゃってブリニスですが...)


バベットの晩餐会
19世紀後半、デンマーク辺境の小さな漁村に質素な生活を送る初老を迎えた
プロテスタントの姉妹がいた。そこにパリ・コミューン(パリ市民による自治政権)で家族
を失ったフランス人女性バベットがやってくる。その後彼女は家政婦として長年姉妹に
仕えるが、宝くじで大金を手にいれると、村人のために晩餐会を開きたいと申し出る。

原題:Babettes Goestebud
監督・脚本:ガブリエル・アクセル
原作:カレン・ブリクセン
出演者:ステファーヌ・オードラン/ジャン・フィリップ・ラフォン
     ボディル・キェア ほか
上映時間:1時間44分

映画 『借りぐらしのアリエッティ』



崖の上のポニョ』 から2年ぶりのスタジオジブリ最新作。
メガホンをとったのは、ジブリ史上最年少の米林宏昌監督。

やっぱりジブリ、注目せずにはいられません。

物語は、とある古い家の床下にすむ小人の少女・
アリエッティと、人間の少年・翔との交流を描いた
ファンタジーアニメーション。

ハデさはありませんが、シンプルでコンパクトに
まとめられた爽やかな感動が心地よい作品でした。

なんといっても、小人たちから見た視点や音が面白く、
床下の暮らしぶりに興味津々。
人間の住む部屋へ「借り」に出掛けるシークエンスや、
人間の日常品を使った様々なアイデアが楽しい。 

好奇心旺盛なアリエッティのキャラクターが魅力的で
声優初挑戦の志田未来ちゃんも上手いっ。

毎回、なんでジブリはプロの声優さんを使わないの
だろう?と思っていたのですが、予備知識なく観た
本作も俳優さんの顔がすぐ浮かび上がりました。

キャラと合っていないなぁ...と感じる人がいたのは
少々残念ですが、温かく美しい映像は是非スクリーンで
お楽しみ下さい。


借りぐらしのアリエッティ   「公式サイト」
身長10センチの小さなアリエッティ一家は、人間が住む家の床下で
さまざまな生活品をこっそり借りて暮らしていた。彼らの掟は「決して
人間に見られてはいけない」ということ。しかし、アリエッティはその家に
引越してきた少年・翔に自分の姿を見られてしまう。


監督:米林宏昌
企画・脚本:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
原作:メアリー・ノートン 「床下の小人たち (原題「The Borrowers」)」
脚本: 丹羽圭子
声の出演:志田未来/神木隆之介/大竹しのぶ/竹下景子
       藤原竜也/三浦友和/樹木希林 ほか
主題歌:セシル・コルベル「Arrietty's Song」
上映時間:1時間34分

■札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道で上映中


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映画 『インセプション』



レオナルド・ディカプリオ×渡辺謙×『ダークナイト』 の
クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で描く
次世代アクション超大作 『インセプション』 の試写会へ
行って来ました。 ボディチェックあり、警備が厳重だったわっ。

映画を観た感想は、久しぶりに頭フル回転でスクリーンに集中。
豪華キャストとノーラン監督のイマジネーションに圧倒され、
2時間半の長尺もあっという間なのですが、かなり難解...。

面白い作品ですが、複雑な設定を理解し、置いてきぼりを
くらわないように付いていくのが精一杯でした。

観賞後に反芻したり、語り合うのも楽しいですが、2回・3回
観た方が本当の面白さを理解できると思うので、リピート決定! 

アレ?この展開は、まんまとノーラン監督の作戦にハマった
んじゃない? インセプションされちゃったかも(笑)


さて、通常の映画は、事前情報をあまり入れない方が
楽しめると思うのですが、本作に関してはキャストの
役割を知っておいた方がベターなので、ちょこっとご紹介。

主人公・コブレオナルド・ディカプリオ)は、人の夢の中に
侵入しアイディアを盗む企業スパイ。

大物実業家のサイトー渡辺謙さん)は、ライバル会社を
潰すため、コブにミッションを依頼する。

コブの犯罪チームのメンバーは、夢の世界をデザインする
「設計士」アリアドネエレン・ペイジ)、他人に成りすます
「偽造師」イームストム・ハーディー)、深い眠りを促す
鎮静剤を調合する「調合師」ユスフディリーブ・ラオ)。
そしてコブの右腕のアーサージョセフ・ゴートン=レヴィット)。

夢の世界が何層にも重なり合い、コブの最愛の女性・モル
マリオン・コティヤール)まで出てきて複雑に絡み合う。

豪華で魅力的なキャストの中で印象的だったのが、堂々とした
演技のさんと、『(500)日のサマー』 の草食男子から一転、
スーツにオールバックの髪型で凛々しくたくましいジョセフくん。 
前作のキャラとかぶっているレオ様そっちのけで、ジョセフくんに釘付け!


この時代に、ほぼ実写という脅威の映像は必見!
大きなスクリーンで観るべき作品なので、ぜひ劇場で!


インセプション   ※7月17・18・19日先行上映決定
人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人のアイデアを盗みだすという
犯罪分野のスペシャリストのコブは、その才能ゆえに最愛の者を失い、国際指名
手配犯となってしまう。そんな彼に、人生を取り戻す唯一のチャンス「インセプション」
という最高難度のミッションが与えられる。


原題:Inception
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
    マリオン・コティヤール/エレン・ペイジ/トム・ハーディ
    キリアン・マーフィ/トム・ベレンジャー/マイケル・ケイン  ほか
上映時間:2時間28分
「公式サイト」

■7月23日(金)より
ディノスシネマズ札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー 


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映画 『トイ・ストーリー3』



待ってましたとばかりに、「Dolby 3D」 で初日に鑑賞。
夕方からの上映のせいか想像以上に空いていましたねぇ。

さて、前作から11年ぶりのディズニー・ピクサーの
看板作品 『トイ・ストーリー』シリーズの第3弾。

さすが、期待を裏切りませんねぇ。
おもちゃたちの冒険と絆にハラハラドキドキ、
笑って、泣けて、評判通りの素晴らしい作品でした。

本作は、大人へと成長していくアンディとおもちゃたち
との愛と別れがテーマ。 シンプルなストーリーは、
大人の心にもストレートに響きます。

かつて子供から大人になるときに忘れてしまった
大切なモノを思い出させてくれる素敵な作品でした。

そうそう、かつてハサミでジョキジョキとスポーツ刈りにしてしまった
お人形には心から謝りたい。あの時は本当にごめんね...(涙)


お楽しみの同時上映短編アニメ 『Day & Night』 も
良かったし、「3」は文句の付けようがないほどの作品
なのですが、北海道では字幕が上映されていないのは何故?
唐沢&所コンビの吹替に慣れちゃったから違和感はない
のですが、トム・ハンクスの声も聞きたいなぁと...。

トイ・ストーリー3   「公式サイト」
アンディがおもちゃで遊んでいたのも今は昔。アンディは大学に入学する年齢になり、
カウボーイ人形のウッディたちおもちゃは託児施設に寄付されることになった。
しかし、そこに待っていたのは乱暴な子どもたち。ウッディは脱出に成功するもの
の、アンディの元へ行くか、仲間たちを助けに戻るかの究極の選択を迫られる。


原題:Toy Story 3
監督:リー・アンクリッチ
製作総指揮:ジョン・ラセター
声の出演:トム・ハンクス/ティム・アレン/ジョーン・キューザック
       マイケル・キートン ほか
日本語吹替:唐沢寿明/所ジョージ ほか
上映時間:1時間43分

■東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
 ほか全道でロードショー 


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映画 『必死剣 鳥刺し』



藤沢周平の短編小説 「隠し剣」 シリーズの一編を
豊川悦司さんの主演で映画化した 『必死剣鳥刺し』。

原作は未読。 予備知識なしで観賞。

まず、「鳥刺し」って美味しそうなタイトルだなぁと
考えてしまった根っからの食いしん坊です(笑)

今年は 「まげメン(まげをつけたイケメン)」ブーム
らしいので、トヨエツ様の大人まげメンぶりを拝見と
ばかりに試写会へ。 (年齢層&オジサン率、高っ。)

スクリーンでトヨエツ様のまげ姿を見るのは、
『椿三十郎』 以来かなぁ?(痛い作品だったっけ )

物語は、いきなり トヨエツ扮する兼見が、藩主の
側室・連子(関めぐみちゃん)を刺し殺す、シリアスな
場面からスタート。 そこからクライマックスまでの
淡々とした流れが正直タルい。

クライマックスの殺陣シーンが最大の見せ場ですが、
そこに至るまでの主人公の心情や背景が見えて
こないため感情移入できず...。

今ひとつ物足りなさが残りました。

必死剣 鳥刺し   「公式サイト」
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩主・右京太夫(村上淳)の
失政の元凶である愛妾(あいしょう)・連子(関めぐみ)を3年前に城中で刺し殺すものの、
寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江(戸田菜穂)のめいであり、
身の周りの世話をしてくれる里尾(池脇千鶴)との日々の中で生きる力を取り戻が...。


監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
出演:豊川悦司/池脇千鶴/戸田菜穂/吉川晃司/小日向文世
    村上淳/関めぐみ/岸部一徳 ほか
上映時間:1時間54分

■7月10日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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