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映画 『ウディ・アレンの夢と犯罪』
Posted by bluestar on 2010年5月20日(木) 22:33
ウディ・アレン監督の 『マッチポイント』 『タロットカード殺人事件』
に続くロンドン3部作の最終章。
ミューズ(スカーレット・ヨハンソン)は出演していませんが
兄弟役でユアン・マクレガーとコリン・ファレルが
共演ということで楽しみにしていた作品です。
ふとしたことから破滅に向かう兄弟の悲劇。
会話のテンポが良く、俳優陣の演技も見応えがある
ものの、過去のアレン作品と比べると平凡なサスペンスと
いった感じで物足りない。 ラストはあっけなさすぎっ。
どう見ても似ていないユアンとコリンが兄弟と
いうのは無理があるだろうと思っていましたが、コリンの
小心者ぶりがお見事で、絶妙のキャスティングでした。
ウディ・アレンって日本ではあまり人気がないのかなぁ?
『それでも恋するバルセロナ』 より前の作品なのに
日本公開まで3年もかかっているし、監督の名前を
付けちゃう邦題ってセンスがなさすぎる...。
おまけに札幌公開初日鑑賞にもかかわらず
客数が寂しすぎる。
アレン監督も75歳と高齢ですが、次回作に期待してますっ。
【ウディ・アレンの夢と犯罪】 「公式サイト」
ビジネス界での成功を夢見る兄イアンと、ギャンブル好きの弟テリーは、小型
クルーザーを購入し、カサンドラズ・ドリーム号と名付ける。イアンは恋人相手に
分不相応な見栄をはりながらも、新生活を夢見ていた。だがギャンブルで大負け
したテリーが巨額の借金を背負ってしまう。兄弟は大金持ちの伯父ハワードに
助けを求めるが、彼からとんでもない“頼みごと”を持ちかけられ...。
原題:Cassandra's Dream
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ユアン・マクレガー/コリン・ファレル/ヘイリー・アトウェル
サリー・ホーキンス/トム・ウィルキンソン/フィル・デイヴィス
ジョン・ベンフィールド/クレア・ヒギンス ほか
上映時間:1時間48分
■シアターキノ にて上映中
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映画 『ルドandクルシ』
Posted by bluestar on 2010年5月20日(木) 12:46
『天国の口、終りの楽園。』 の
ガエル・ガルシア・ベルナル&ディエゴ・ルナ
コンビが主演で贈る、陽気な兄弟の夢と現実を
描いたメキシコ映画。
どこか憎めないダメダメ兄弟が面白かった~っ。
ルド(タフガイ)の兄ベト役にディエゴと
クルシ(自惚れ屋)の弟タト役にガエル。
妙に田舎のお兄ちゃん役がハマっている2人が
キュートすぎっ(笑)
人生の教訓をユーモアと皮肉をこめて描いて
いるのが面白く、物語の語り手がサッカーに
例えた話が味わい深い。
ラストはほろ苦さを味わいながらも、陽気な
ラテンのノリに元気をもらえること間違いなし。
【ルドandクルシ】 「公式サイト」
メキシコの片田舎にあるバナナ農園で働く兄弟ベトとタトは、サッカーに明け暮れる
日々を送っていた。ある日、そんな2人の姿がスカウトマンの目に留まり、大都会
メキシコシティ行きを賭けたPK対決をすることになる。
原題:Rudo y Cursi
監督・脚本:カルロス・キュアロン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/ディエゴ・ルナ/ギレルモ・フランチェラ
ドロレス・エレディア/アドリアーナ・パス/ジェシカ・マス ほか
上映時間:1時間41分 <PG-12>
■シアターキノ にて上映中
カテゴリー: 映画 '10|タグ: カルロス・キュアロン, ガエル・ガルシア・ベルナル, シアターキノ, ディエゴ・ルナ, メキシコ, ルドandクルシ, 中央区, 映画, 札幌, 洋画
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映画 『コトバのない冬~echo of silence』
Posted by bluestar on 2010年5月17日(月) 23:58
先月から地味にPRしておりましたが...
渡部篤郎氏が初監督し、2004年に由仁と夕張で
ロケが行われ、6年越しの公開となった映画
『コトバのない冬~echo of silence』 を観てきました。
地元が舞台なので、少々ひいき目に観てしまいましたが、
静かで美しい映像と切ないストーリーが思いのほか
良かったです。
独特な撮影方法は、リテイクなしの長まわし。
派手な演出も一切なく、淡々と綴られています。
ほぼアドリブのセリフは、日常を切り取ったような
リアルな会話が面白く、見慣れているはずの
寂しい町の風景が不思議と美しく見えました。
今はなき遊園地や旧由仁駅舎が懐かしかったし、
ラストにさりげなくクレジットされた 「ARIGATO YUNI」 が
うれしかったなぁ。
【コトバのない冬 ~echo of silence】 「公式サイト」
北海道の小さな町で、父親と単調だが平穏な日々を暮らす冬沙子は、ひょんなこと
から言葉の話せない男と出会う。男との出会いで、これまでの人生になかった感情
が芽生えたことに驚く冬沙子。しかし、仕事先の牧場で落馬事故を起こし、目覚めた
冬沙子は記憶を少し失ってしまっていた。
監督・原案:渡部篤郎
出演:高岡早紀/渡部篤郎/広田レオナ/未希/鈴木一真/北見敏之
渡辺えり ほか
上映時間:1時間34分
■シアターキノ にて、5月21日(金)まで上映中
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映画 『ずっとあなたを愛してる』
Posted by bluestar on 2010年4月25日(日) 22:26
評判が良いので、札幌上映を楽しみにしていた作品。
圧倒的な存在感と演技を魅せるクリスティン・
スコット・トーマスの顔で始まり、顔で終わる
期待以上の秀作。
幼い息子に手をかけ刑期を終えた女性の再生を
繊細かつリアルに描いたヒューマンドラマ。
冒頭から生気のない顔つきの主人公(クリスティン・
スコット・トーマス)から目が離せない。
どんな罪を犯したのか? なぜ罪を犯したのか?
徐々に解き明かされていくストーリー展開に
ラストまで惹き付けられ、主人公が抱えてきた
心の痛み(真実)が語られ時、涙、涙...。
少しずつ心を開いていく主人公と周りの人々との
距離感を丁寧に描かれているのが素晴らしい。
重いテーマながら、希望に満ちたラストに救われる。
【ずっとあなたを愛してる】 「公式サイト」
6歳の息子を殺害した罪で15年間服役していたジュリエットは、出所して妹レアの
家に身を寄せることになる。ジュリエットは福祉事務所に就職先を紹介してもらうが、
重罪を犯したジュリエットの受け入れ先は簡単には見つからなかった。息子殺害の
理由を一切語らないジュリエットだが、レアはジュリエットの部屋で事件の真相に
迫る秘密を発見してしまう。
原題:Il y a longtemps que je t'aime
監督・脚本:フィリップ・クローデル
出演:クリスティン・スコット・トーマス/エルザ・ジルベルスタイン
セルジュ・アザナビシウス/ロラン・グレビル/フレデリック・ピエロ ほか
上映時間:1時間57分
■シアターキノ にてロードショー
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: ずっとあなたを愛してる, エルザ・ジルベルスタイン, クリスティン・スコット・トーマス, シアターキノ, フィリップ・クローデル, フランス映画, 中央区, 映画, 札幌, 洋画
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映画 『バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版>』
Posted by bluestar on 2010年4月19日(月) 12:33
1987年に製作された『バグダッド・カフェ』から20年。
パーシー・アドロン監督自ら再編集、画質調整し直した
ニュー・ディレクターズ・カット版として復活。
『バグダッド・カフェ』 は、これまで観てきた映画の
なかでもベスト10 に入るくらい好きな作品。
久しぶりに、スクリーンのジャスミンとブレンダに
会いたくなりキノさんで観賞。
独特な色合いの映像と、ジェヴェッタ・スティールの
主題歌「コーリング・ユー」を含む音楽と、ほっこりする
ストーリーが絶妙なバランス。
砂漠の渇いた色彩は、昔の映像の方が好きかも。
でも良い映画は 何度観ても、久しぶりに観ても
色褪せないなぁ。
そして頭の中では、「コーリング・ユー」 がリピート中(笑)
* * * * * * * * * * * * * * *
あの頃、札幌で上映していたのは 「ジャブ70ホール」
だったはず...。 作品の印象が強すぎて何処で観た
のか思い出せない自分が悲しい。
ジャブ70ホールといえば、10代後半に友達に誘われて
なぜか 『シド・アンド・ナンシー』 を観たのが始まりで、
それまで大衆・娯楽映画を観ていたワタシにアングラ・
ミニシアター系の面白さを教えてくれた怪しい!?大人の
映画館でした...懐かしいなぁ。
* * * * * * * * * * * * * * *
【バグダッド・カフェ <ニュー・ディレクターズ・カット版>】
アメリカ西部の砂漠の真ん中にたたずむ寂れたモーテル、バグダット・カフェに、
夫とけんか別れしたドイツ人旅行者ジャスミンがたどり着く。不機嫌な女主人
ブレンダが営む店は変わり者ばかり集まり、いつも気だるいムードが漂っていた。
ジャスミンが現れてから、店に集う皆の心が癒やされていく。
原題:Out of Rosenheim
監督・製作・脚本:パーシー・アドロン
主題歌:ジェヴェッタ・スティール
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト/CCH・パウンダー/ジャック・パランス ほか
上映時間:1時間48分
「公式サイト」
■シアターキノ にてロードショー
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: BAGDAD CAFE, コーリング・ユー, シアターキノ, ニュー・ディレクターズ・カット版, バグダッド・カフェ , パーシー・アドロン, 中央区, 映画, 札幌, 洋画, 西ドイツ
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