札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『瞳の奥の秘密』



アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』 に引き続き、
またまたアルゼンチン映画。

第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことくらい
しか予備知識を持たず鑑賞。
 
これは素晴らしい! 重厚で見応えがあり、評判通りの秀作。
...今年のベスト級かも。

ひとつの事件に係った人々の人生を丁寧に描いた
ミステリー仕立ての愛の物語。

25年前に起きた暴行殺人事件を軸に、過去と現実、
二組の愛の物語が交錯する巧みな構成。
当時のアルゼンチンの政治情勢も影響し、意外な展開へ。

現代と25年前の役を自然に演じる主演の2人が素晴らしい。
列車を追いかけるシーンやサッカー場のシーンなどカメラ
ワークが巧みで、伏線の張り方もお見事。
「A」が使えないタイプライターなど、スペイン語が分かれば、
もっと楽しめたのになぁ...。

二人の男性の異なる愛のカタチが、深い余韻を残します。
秋の夜長にじっくり観たい大人の映画です。

瞳の奥の秘密   
2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当
した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。事件当時の職場を訪れ、
元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り
返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく。


原題:El Secreto De Sus OJos
監督・製作・共同脚本・編集:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン/ソレダ・ビジャミル/ギレルモ・フランチェラ
    パブロ・ラゴ/ハビエル・ゴディノ/ホセ・ルイス・ジョイア ほか
上映時間:2時間9分    <PG-12>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』



映画レビューUPが遅れまくりですが...

アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いた巨匠(マエストロ)たちの
歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリーを観てきました。

アルゼンチンタンゴと言われても、映画 『12モンキーズ』 で
知ったアストル・ピアソラのCDを聴いていた程度。

恥ずかしながら、本作に出演のマエストロを誰も知らなかった...。
そんなタンゴの知識に乏しい私でも十分に楽しめました!

内容は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のアルゼンチン
タンゴ版といった感じで、コラソン(タンゴの魂)を感じる演奏が
素晴らしい。 後半の一夜限りのコンサートは圧巻。

マエストロたちが奏でる艶やかな旋律に酔いしれ、タンゴの魅力に
どっぷり浸ることができました。

やっぱり、音楽って素晴しい! 

タンゴに人生のすべてを捧げてきたマエストロたちが素敵すぎ。
歳を重ねることは素晴しいなぁと心から思える作品です。



そうそう、早速サントラ
「Cafe de los Maestros」 購入。

ピアソラ以来のタンゴCDかも。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち   
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオに、名曲集アルバム
「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するため、1940年代から50年代に活躍し、
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが結集した。激動の歴史を生き
抜いてきた音楽家たちが、タンゴと祖国への熱い思いを語る。


原題:Cafe de Los Maestros
監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン/レオポルド・フェデリコ /マリアーノ・モーレス
    カルロス・ガルシーア/ホセ・“ペペ”・リベルテーラ/ビルヒニア・ルーケ  ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『パリ20区、僕たちのクラス』



第61回カンヌ映画祭最高のパルム・ドールを受賞した作品ですが
ハッキリいって地味(笑)

生い立ちも出身国もさまざまな24人の生徒と1人の国語教師の
交流を通じ、フランスの教育現場を赤裸々に描く。

まず、ドキュメンタリーと見紛うような臨場感とリアリティに圧倒される。

原作「教室へ」の著者・フランソワ・ベゴドーが教師を演じ、
クラスの生徒を演じるのは全員が演技経験のない子供たち。

パリは、18~20区に貧困層の4割が集中していて、学校中退、
失業問題などが深刻な問題になっていて、映画に登場するクラスも
荒れまくりで、この生徒たちが憎たらしいったらありゃしない。 
私が教師だったら、速攻ぶちキレるだろうなぁ。

日本と異なる教育システムが興味深く、どこの国も子供を教育する
ということは大変な仕事だと改めて考えさせられました。

パリ20区、僕たちのクラス  
移民が多く暮らすパリ20区の公立中学校。正しい国語を身につけさせることこそ
生徒たちの将来の幸福につながると信念を持つフランス語教師のフランソワだったが、
様々な出身国を持つ24人の生徒たちが混じり合う新学期の教室で、思いがけない
反発や質問に翻弄されてしまう。


原題:Entre les Murs
監督:ローラン・カンテ
原作:フランソワ・ベゴドー (「教室へ」)
出演:フランソワ・ベゴドー/演技経験のない24人の子供たち ほか
上映時間:2時間8分
「公式サイト」

■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中

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映画 『食べて、祈って、恋をして』



<札幌100マイルさんのレポーター枠で観賞>

エリザベス・ギルバートが自らの体験をつづった世界的
ベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツ主演で映画化。

離婚と失恋を経て、1年かけて「自分探しの旅」にでる女性の物語。 

タイトル通り、イタリアで「食べて」、インドで「祈って」、バリ
恋をして」...女子の願望や欲望が詰ったお気軽旅映画。

個人的には、あまりにも恵まれているヒロインに感情移入
しきれないものの、イタリア・インド・バリの景色が美しく、
ジュリアと一緒に旅をしているような魅力的な要素が満載。

あ~、旅に出たいっ!

インドやバリも良いけれど、やっぱりイタリアに憧れます。 
陽気でフレンドリーなお国柄も魅力的ですが、なんといっても
ピッツァやパスタといった料理が美味しそう!

映画を観終わったあとに、無性にイタリアンが食べたくなる
こと間違いなし(笑)

変わらずチャーミングなジュリアの大人ファッションや
映画を彩る音楽にも注目です。

20100916-01.JPG

ちなみに、女子ウケする映画ですが、
男子ウケはしないだろうなぁ...。 

デートムービーには要注意かも。

■9月17日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー

食べて、祈って、恋をして
ニューヨークで活躍するジャーナリストのエリザベスは、離婚や失恋を経験し、35歳で
人生をリセットするために1年間の旅に出る。イタリアで“食”に魅せられ、インドで
瞑想にふけり、最後に訪れたインドネシア・バリ島では運命的な恋に落ちるが...。


原題:Eat, Pray, Love
監督:ライアン・マーフィ
原作:エリザベス・ギルバート
(「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書」)
出演:ジュリア・ロバーツ/ハビエル・バルデム/ジェームズ・フランコ
    リチャード・ジェンキンス/ビリー・クラダップ ほか
上映時間:2時間13分
「公式サイト」


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映画 『ヤギと男と男と壁と』



<札幌100マイルさんのレポーター枠で観てきました>

米軍に 「超能力部隊」 が存在していたという信じ難い
実話をベースにした不思議すぎる反戦映画 ?!

シニカルな笑いや、ゆる~い展開は嫌いじゃないけど、
話の筋が分かりにくいので、上映時間も長く感じました。

マイレージ、マイライフ』 のジョージ・クルーニー
クレイジー・ハート』 のジェフ・ブリッジス
『アメリカン・ビューティー』 のケビン・スペイシー
オスカー受賞トリオと、『ウディ・アレンの夢と犯罪』 の
ユアン・マクレガー の共演は豪華すぎっ。
 
でも結果的には、このキャストに期待しすぎちゃったかも。

ユアンの 『スター・ウォーズ』 ネタにニヤリ。
キラキラ眼力(笑)と、『アバター』 の軍人役が印象的
だったスティーヴン・ラングがツボ。

■9月18日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌 にてロードショー 

ヤギと男と男と壁と   
新聞記者のボブは離婚の痛手を乗り越えようと、戦地イラクでの取材を志願して現地へ。
そこで米軍の極秘部隊で超能力を鍛えていたという男リンと出会い行動を共にする
うちに、驚くべき事実を目の当たりにしていく。


原題:The Men Who Stare at Goats
監督:グラント・ヘスロヴ
原作:ジョン・ロンスン (「実録・アメリカ超能力部隊」)
出演:ジョージ・クルーニー/ジェフ・ブリッジス/ユアン・マクレガー
    ケヴィン・スペイシー/スティーヴン・ラング/ロバート・パトリック・ラング
    ロバート・パトリック  ほか
上映時間:1時間55分   <PG-12>
「公式サイト」


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