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映画 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
Posted by bluestar on 2010年1月11日(月) 22:14
18歳で女王に即位し、ヴィクトリア朝と呼ばれるイギリスの
黄金時代を築いたヴィクトリア女王の若き日々を描いた物語。
英国王室を描いた映画といえば、ケイト・ブランシェット主演の
『エリザベス』 シリーズや 『ブーリン家の姉妹』 などのドロドロ系を
想像してしまうのですが、本作はロマンティック・ラブストーリー。
少々物足りなさも感じましたが、純愛秘話にウットリ(笑)。
豪華絢爛な宮殿や衣装も見応え十分。
主演のエミリー・ブラントは現代モノのイメージが強い
のですが、女王様役もなかなかお似合いで美しいっ。
『プラダを着た悪魔』や『サンシャイン・クリーニング』とは別人。
ちなみに、白いウェディングドレスを初めて着たのが
ヴィクトリア女王なんですって。
素敵なウェディングシーンはスクリーンでご堪能下さい。
その後のヴィクトリアも気になるので、ジュディ・デンチ主演の
『クイーン・ヴィクトリア 至上の恋』をチェックしてみなくっちゃっ。
【ヴィクトリア女王 世紀の愛】 「公式サイト」
19世紀。イギリスのウィリアム国王には世継ぎがいなく、姪のヴィクトリアが王位継承者
とされていた。しかし、これを機に権力を手に入れようとする者たちの策略が彼女の前に
立ちはだかっていた。母親は夫亡き後、深い関係の個人秘書コンロイの言うままに摂政
政治の承認書にサインさせようとしていた。ヴィクトリアのまた別の叔父のベルギー国王
レオポルドは、甥のアルバートを「夫候補」として送り込む。互いに好印象を持つ2人だが...。
原題:The Young Victoria
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:エミリー・ブラント/ルパート・フレンド/ポール・ベタニー/
ミランダ・リチャードソン/ジム・ブロードベント ほか
上映時間:1時間42分
■シアターキノ にて上映中
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カテゴリー: 映画 '10|タグ: イギリス, エミリー・ブラント, シアターキノ, ジャン=マルク・ヴァレ, ポール・ベタニー, ルパート・フレンド, ヴィクトリア女王 世紀の愛, 中央区, 札幌, 洋画, 英国
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映画 『カティンの森』
Posted by bluestar on 2010年1月9日(土) 22:34
ポーランド映画 『カティンの森』 を鑑賞。
1939年9月、ドイツ軍とソ連軍に侵攻されたポーランド。
1万5千人のポーランド人将校が忽然と行方不明になった。
そして1943年春、ソ連内のカティンで数千人の遺体が
発見され、「カティンの森事件」をアンジェイ・ワイダ監督が、
実際に遺された手記や手紙を基に描き出す歴史ドラマ。
映画で初めて知る史実は、想像以上に重く
人々の悲しみや苦悩がリアルに描かれた
ずっしりと心に残る作品でした。
ラストの衝撃的な映像のあとに無音で流れる
エンドクレジットが印象的。
【カティンの森】 「公式サイト」
1939年、西からドイツ軍に追われる人々とソ連軍に東から追われた人々が、
ポーランド東部にあるブク川の橋の上で偶然出くわす。西側からはソ連の捕虜と
なった夫・アンジェイ大尉を探すアンナと娘のニカ、東側からは大将夫人ルジャが
おり、彼らはそれぞれの目的地へ向かうため川を渡る。
原題:Katyn
監督・脚本:アンジェイ・ワイダ
原作:アンジェイ・ムラルチク
出演:マヤ・オスタシェフスカ/アルトゥル・ジミイェフスキ/
ヴィクトリャ・ゴンシェフスカ/マヤ・コモロフスカ ほか
上映時間:2時間2分 <R-15>
■シアターキノにて上映中
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映画 『アニエスの浜辺』
Posted by bluestar on 2010年1月8日(金) 22:30
※2010年の映画始めは 『アバター』 だったのですが...
映画と家族への愛に満ちた本作 『アニエスの浜辺』 が
自分的には記念すべき1本目っ!
フランスの女性監督 アニエス・ヴァルダが、
生まれ故郷ベルギーの浜辺を起点に自身の人生を
自作自演で振り返るドキュメンタリー。
実は、美しいトレーラーに惹かれてこの作品を観るまで、
アニエス・ヴァルダを知らず、『シェルブールの雨傘』
『ロシュフォールの恋人たち』の監督ジャック·ドゥミの
奥様だったということもこの作品で知りました。
愛に溢れチャーミングな彼女に魅了され、80代という
年齢を感じさせないセンスや想像力にただただ脱帽。
出来ることならアニエスのように歳を重ねたい...。
【アニエスの浜辺】 「公式サイト」
人生を振り返り、その心象風景は、いつも浜辺とともにあったと、
アニエスは語る。浜辺に、たくさんの鏡をおいて、うれしそうに、
自らの人生で心ひかれるものや、敬愛する人たちについて語り
始める。鏡は、現実の景色と夢を映し出す。
原題:Les Plages D'agnes
監督・脚本・製作:アニエス・ヴァルダ
出演:アニエス・ヴァルダ/ジャック・ドゥミ/カトリーヌ・ドヌーヴ
ジェラール・ドパルデュー ほか
上映時間:1時間48分
<第65回ヴェネチア国際映画祭 特別招待作品>
<第34回フランス・セザール賞 ドキュメンタリー賞受賞>
■シアターキノにて上映中
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2009年「映画」を振り返る
Posted by bluestar on 2010年1月6日(水) 23:12
2010年の幕が開き、今年1本目映画は...
観たいと言う相方に付き合って、2回目の 『アバター』 字幕・3Dを鑑賞。
(前夜祭で観たときは5割程度の客入りでしたが、お正月はほぼ満員)
さてさて、2009年の映画鑑賞本数は140+α。
ショートムービーなどの自主上映作品を観ているので少々曖昧。
2009年は、「外国映画」のアタリ年だったかも。
苦手なジャンルにトライして大当たりがあったり、
期待はずれもあったり...楽しませていただきました。
2010年も素晴しい映画との出会いを期待して、
いっぱい映画を観るぞー!
さてさて、去年に続き <My ベストムービー> やっちゃいます。
<外国映画ベスト10>
1位...『スラムドッグ$ミリオネア』 ★ (文句なしの1位!映画はこうでなくちゃっ)
2位...『グラン・トリノ』 ★ (イーストウッド作品ハズレなし)
3位...『愛を読むひと』 ★ (ただただ切ない...号泣)
4位...『チェイサー』 ★ (主演2人の演技は圧巻)
5位...『イングロリアス・バスターズ』 ★ (タランティーノ面白すぎっ)
6位...『レスラー』 ★ (復活ミッキー・ローク)
7位...『母なる証明』 ★ (究極の母性愛に心を揺さぶられた)
8位...『扉をたたく人』 ★ (ジャンベ最高)
9位...『ミルク』 ★ (やっぱりショーン・ペン)
10位..『チョコレート・ファイター』 ★ (生身のアクションがスゴイ!)
以下、順不同で、『ベンジャミン・バトン』、『チェンジリング』、『エグザイル/絆』
『キャラメル』、『スター・トレック』、『サンシャイン・クリーニング』、『シリアの花嫁』
『パイレーツ・ロック』、『ジュリー&ジュリア』、『アバター』 なども捨てがたかった!
そして<特別賞>は、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。
<日本映画ベスト5>
1位...『ディア・ドクター』 ★ (西川美和監督作品ハズレなし)
2位...『空気人形』 ★ (ペ・ドゥナのハマリ役)
3位...『愛のむきだし』 ★ (むきだしパワーにやられた)
4位...『サマーウォーズ』 ★ (家族の絆に涙)
5位...『沈まぬ太陽』 ★ (映画らしい骨太ドラマ)
以下、『女の子ものがたり』、『南極料理人』、『風が強く吹いている』、
『パンドラの匣』 などもお気に入り。
映画番外編ですが...
秀作作品を数多く上映してくれる
シアターキノさんで2010年度の
会員登録をしてきました。
来年の会員手帳はグリーン。
キノで年間10本以上観る人の
必需品手帳です。
この手帳に綴られる作品が
素晴らしい映画でありますように。
そしてそして、1月後半から札幌は映画イベントが目白押し。
『キューバ映画祭』や『北欧の映画「サーミ・ニエイダ・ヨイク」上映会』
『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』に『午前十時の映画祭』などが
開催されるので、どれを観ようか迷っちゃうけど楽しみだなぁ。
映画 『ジェイン・オースティン 秘められた恋』
Posted by bluestar on 2009年12月28日(月) 12:21
1週間前に観賞したのに、年末のバタバタと
『アバター』 の衝撃にUPが遅れてしまいましたが
良い作品なんです、コレが。
ジェイン・オースティンといえば、「高慢と偏見」などで
知られるイギリスの女流作家。 実は映画化された
作品はほとんど観てるのですが、原作はいまだに
読んだことがありません。
小説はハッピーエンドを導いてきたジェインですが、
彼女自身は生涯独身。 本作は、そんなジェインの
唯一のロマンスを描いた物語。
女性の自立が困難な時代に、強い意志をもって生きる
ジェインの姿に共感。 (男はなんだかなぁ...)
切ないけれど清々しいラストに涙。
ジェインを演じたアン・ハサウェイは、凛とした美しさが
際立っていたし、恋のお相手・トムを演じたジェームズ・
マカヴォイは歴史ものがお似合いっ。
本作を観た後は 『プライドと偏見』 必見ですよ。
【ジェイン・オースティン 秘められた恋】 「公式サイト」
1795年、財産がモノを言う英国階級社会において、恋愛結婚などはもってのほか。
ジェインの両親も、未来を約束された裕福な男の元へ娘を嫁がせようと必死だった。
そんな中、ジェインはロンドンで法律を学ぶ知的な青年トムと恋に落ちる。
原題:Becoming Jane
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:アン・ハサウェイ/ジェームズ・マカヴォイ/ジュリー・ウォルターズ
ジェームズ・クロムウェル/マギー・スミス/ジョー・アンダーソン ほか
上映時間:2時間00分
■シアターキノにて上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: アン・ハサウェイ, シアターキノ, ジェイン・オースティン, ジェイン・オースティン 秘められた恋, ジェームズ・マカヴォイ, ジュリアン・ジャロルド, 中央区, 映画, 札幌
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