札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『ザ・ウォーカー』



久しぶりに悪役を演じるゲイリー・オールドマン 目当てで観賞。

世界が崩壊して30年後の世界を舞台に、一冊の本を
抱えて西に向かう一人の男(デンゼル・ワシントン)の物語。

セピア調のスタイリッシュな映像や、ムチャクチャ強くて、
座頭市ばりの殺陣を披露するデンゼルがとにかくカッコイイ。 

期待しないで観たので、予想外のオチに驚かされたり、
それなりに楽しめたのですが、「本」の意味は日本人には
理解しがたいかと...。

ジェニファー・ビールスを久しぶりにスクリーンで
観られたのはうれしかったし、 ヒロインのミラ・クニスちゃんが
魅力的。 第2のアンジーと呼び声が高いだけに今後が楽しみ。

やっぱりゲイリーは悪役がお似合い。
できればもっとキレてほしかったなぁ。

ゲイリーといえば、『レオン』 のインパクトが一番!
と思っていたら、『シド・アンド・ナンシー』 で
シド・ビシャスを演じていたなんて...最近知りました(笑)

10代後半に初めて入った映画館 「ジャッブ70ホール」で、
初めて観た映画が『シド・アンド・ナンシー』 なのに...
強烈な作品だったことは覚えているのですが、キャストまでは
チェックしていませんでした。 いや~ビックリ。


ザ・ウォーカー   「公式サイト」
あらゆる文明が崩壊した近未来の地球。イーライと名乗る男は、世界でたった
1冊残る本を運び、30年間、ただひたすら西へ向かって旅をしていた。そんな
彼の前に、その1冊の本を探し続ける独裁者・カーネギーが現れる。


原題:The Book of Eli
監督:アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン/ゲイリー・オールドマン/ミラ・クニス
    レイ・スティーブンソン/ジェニファー・ビールス/エバン・ジョーンズ
    ジョー・ピング/フランシス・デ・ラ・トゥーア/マイケル・ガンボン
    トム・ウェイツ/マルコム・マクダウェル ほか
上映時間:1時間58分   <PG-12>
  
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道にてにて上映中


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映画 『息もできない』



去年は 『チェイサー』 や 『母なる証明』 など、
次々と秀作を生み出す韓国映画界で、これまた
スゴイ作品の登場です。

世界各国の映画祭で賞を受賞した話題作 『息もできない』。

なんといっても監督・主演・脚本・編集・制作をこなした
ヤン・イクチュンの才能に驚かされる。

これが長編デビューとは思えない恐るべき完成度の高さ。
息もできないくらい痛くて切なくて...久しぶりにガツン
と頭を殴られたようなスゴイ映画!

ストーリーは、父への怒りと憎しみを抱えて社会の底辺で
生きる情け容赦ない借金取りのサンフンが、心の傷を隠し
ながら生きる勝気な女子高生・ヨニと出会ったことで少し
ずつ変わっていく人間ドラマ。

冒頭から、暴力でしか自分の気持ちを表現できない
サンフンのやるせない思いを象徴するかのように
激しい暴力シーンと汚い言葉のオンパレード。

嫌気がさすと思いきや、徐々に登場人物の過去や背景を
浮かび上がらせる巧みな演出に惹き込まれまくり。

いかにもチンピラ顔のサンフンが、1人の弱い人間として
愛おしく思えてくるから不思議。 

そしてサンフンとヨニの友達でも恋人でもない微妙な
2人の関係の描写が素晴しい。

言葉を交わさなくても自然と分かり合える2人の
夜の漢江のシーンは、ラブシーン?以上に美しく
胸を締め付けられ、涙、涙。

一見地味なヒロイン・ヨニ役のキム・コッピちゃんの
ときおり見せる笑顔が可愛かったなぁ。

ラストは韓国映画らしいのですが...なんともやるせない。

息もできない   「公式サイト」
父への激しい怒りと憎しみを抱き、社会の底辺で生きるサンフンはある日、
心の傷を隠しながら生きる勝気な女子高生ヨニと出会う。理由もなく強く
惹かれ合う2人だったが、徐々に彼らの運命の歯車が狂いだす。


原題:Breathless
監督・製作・脚本・編集:ヤン・イクチュン
出演:ヤン・イクチュン/キム・コッピ/イ・ファン/チョン・マンシク
    ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン ほか
上映時間:2時間10分   <R-15>

■シアターキノ にて上映中


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映画 『ボーダー』



ロバート・デ・ニーロアル・パチーノ
共演というだけでドキドキワクワク。
コレはスクリーンで観ないわけにはいきません。

2大スター夢の共演は 『ヒート』 以来12ぶり。
NY市警のベテラン刑事コンビという設定ですが、
どう見てもヒラ刑事。

年取ったなぁ、体力的にきつそうだなぁと思いつつ
2人の共演をスクリーンで観られただけで大満足っ。

ハッキリいって、デ・ニーロやパチーノが出演するような
レベルの作品ではないと思いますが、2人の渋い演技は
見応えがあり、最後まで飽きずに観ることができました。

ちなみに、
本作の日本公開はとても喜ばしいことなのですが、
モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスの共演作
『ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~ 』 と抱き合わせと
いうのはいかがなものか...それも「男たちのヒート祭り」ってねぇ。
なんだかんだ言いつつ 『ザ・エッグ』 も観ちゃうかも(笑)

ボーダー   「公式サイト」
20年以上コンビを組み、固いきずなで結ばれたニューヨーク市警のベテラン刑事・
タークとルースター。あるとき、犯罪者ばかりをねらった連続殺人事件が発生し
捜査を進めていくと、状況証拠などがタークの犯行を示していた。二人は汚名を
晴らすべく捜査にのめり込むが、彼らの人生を変える衝撃の真実が待ち受けていた。


原題:Righteous Kill
監督:ジョン・アヴネット
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/カーティス・ジャクソン(50セント)
    カーラ・グギーノ/ジョン・レグイザモ/ドニー・ウォールバーグ  ほか
上映時間:1時間41分    <PG-12>

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


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映画 『クロッシング』

20100621-00.png

北朝鮮の現実をリアルに描いた韓国映画
『クロッシング』 を観てきました。

脱北者100人以上に取材し、メインスタッフやエキストラに
脱北者を起用したり、秘密裏に撮影されたという渾身の一作。

脱北がテーマとなっているので、重い内容を覚悟
して観賞。 確かに重い内容ですが、映像が美しく
映画として見応えのある素晴らしい作品でした。

上映中は重くやるせない内容に泣くに泣けず。
安堵からかエンドロールと共に涙がボロボロ...。
改めてこの国に生まれた幸せを深く感じました。

同じアジアの国でありながら 近くて遠い国、北朝鮮。
自分は何も出来ないけれど、現実から目を背けず
知ることが大切だと思う。 
観るべき映画を上映してくれたシアターキノさんに感謝。

クロッシング   「公式サイト」
北朝鮮の炭鉱町に住む元サッカー選手のヨンスは、妻ヨンハと11歳の息子ジュニと
ともに、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、
ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かう。決死の覚悟で国境を越えたヨンス
は、必死に働いて薬を手に入れようとするが、北朝鮮では夫の帰りを待ちながら
ヨンスが静かに息を引き取る。孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて
国境を目指す。


原題:Crossing
監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ/シン・ミョンチョル/ソ・ヨンファ/チョン・インギ
    チュ・ダヨン ほか
上映時間:1時間47分

シアターキノ にて上映中 


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映画 『アイアンマン2』



前作 『アイアンマン』 が予想外にカッコよく、
面白かったので続編を楽しみにしていました。

期待しちゃいけないと、思いつつ...
前作以上の豪華キャストにも惹かれて
上映初日から期待度MAXで観賞。

アイアンマンの最大の魅力は、型破りで人間臭い
ヒーロー=トニー・スタークだと思うのですが、本作の
トニーはチョイ悪を通り越し、調子に乗りまくり。

前作よりパワーアップしたメカニックシーンは
カッコイイし、エンタメ作品として十分楽しめると
思うのですが、トニーに共感できず残念な感じ。

期待した自分も悪いのですが、『SATC2』 に続き、
前作の方が面白かったです。

物語は、前作のラストで 「I am ironman」 と
自らの正体を明かしたトニー・スターク
ロバート・ダウニー・Jr.)に新たな強敵が迫る。

その敵役は 『レスラー』 のミッキー・ローク
ロシア人には見えないけど(笑)、悪役がハマリすぎっ。

ロバート・ダウニー・Jr. VS ミッキー・ローク って
80年代から2人の映画を観ていた世代には涙モノ。

ペッパー演じるグウィネス・パルトロウもチャーミング
ですが、一番輝いていたのがスカーレット・ヨハンソン。 
いつも以上に美しく、あのBODYは反則でしょう?
見せ場のアクションシーンもカッコよくて、レザースーツに
身を包んだスカちゃんにならやられてみたいっ(笑)

※エンドクレジットの後のボーナスカットもお見逃しなく!
とりあえず「3」に期待したいと思います。

アイアンマン2   「公式サイト」
自らアイアンマンであることを世界に明かしたトニーに、新たな試練が待っていた。
パワードスーツの没収を政府から命じられる一方で、スーツの動力源であるアーク・
リアクターの悪影響はトニーの体を急速に蝕んでいた。さらにアイアンマンを凌ぐ
パワーを持ち、激しい憎悪の炎を燃やすウィップラッシュが現れる。


原題:Iron Man 2
監督:ジョン・ファブロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr./グウィネス・パルトロウ/ドン・チードル
    ミッキー・ローク/スカーレット・ヨハンソン/サム・ロックウェル
    サミュエル・L・ジャクソン  ほか
上映時間:1時間57分

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中
※ちなみに、6月~ユナイテッド・シネマのクラブスパイス会員
毎週金曜日 映画1本 1,000円!

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