札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『札幌シネマフロンティア』タグの付いた投稿

映画 『スラムドッグ$ミリオネア』

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スラムドッグ$ミリオネア
ムンバイのスラム街出身で無学の青年ジャマールは国民的人気番組「クイズ$ミリオネア」に
出場し次々と難問をクリアし、残り1問までやって来たが、不正容疑で警察に逮捕され尋問を
受ける。そこで彼が語った半生とは...。


世界中で数々の映画賞を獲得し、アカデミー賞では監督賞、脚色賞、撮影賞、
編集賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞の8部門を受賞。

サントラを買うくらいお気に入りのイギリス青春映画『トレインスポッティング』や
『普通じゃない』 『ザ・ビーチ』 『28日後...』のダニー・ボイル監督が、インド・ムンバイを
舞台にスラム育ちの青年の成長と純愛をドラマチックに描いた物語。

オスカー受賞でハードルが上がったにもかかわらず、期待以上の素晴らしい作品。
現時点でのコトイチ決定! 

詳細を知らないで観た方が面白いと思うけれど...映画は「警察の取調べ」
「クイズ番組収録」、「ジャマールの少年時代」をフラッシュバックさせながら
展開していく上手い演出。 クイズの問題を解くたびに、彼の過酷な半生と
クイズに参加した本当の理由が明らかとなる。 
インドのエネルギーをリアルに感じ、生命力と躍動感溢れる映像は圧巻。

運命のラスト問題は手に汗握る、最高のクライマックス。
ジャマールの兄ラシームの男気溢れる行動に涙。

ストーリーを盛り上げる躍動感あふれる音楽は、『踊るマハラジャ』でハマり
まくったA・R・ラフマーン。 本作のサントラもおすすめです。

エンドロールはインド映画特有?のあのシーン(笑)
ほんわかムードいっぱいなのでお見逃しなく。

原題:Slumdog Millionaire
原作:僕と1ルピーの神様
監督:ダニー・ボイル
出演:デーヴ・パテル/フリーダ・ピント/イルファーン・カーン 他
上映時間:2時間
「公式サイト」

札幌シネマフロンティア,スガイシネプレックス札幌劇場 ほか全道で公開中  


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映画 『トワイライト ~初恋~』



トワイライト ~初恋~
母の再婚を機に父親と暮らすため、アリゾナから霧に包まれたワシントン州フォークスの
小さな町に引っ越してきたベラ・スワン。転入した学校で謎めいた雰囲気を持つ美青年
エドワード・カレンに出会う。やがて二人は恋に落ちるが、実はエドワードにはある秘密が
あった。彼は不死のヴァンパイアで、1918年から年をとっていないのだった。


ステファニー・メイヤーの世界的ベストセラー小説を映画化した
人間とヴァンパイアが禁断の恋に落ちるラブ・ストーリー。本作はその第1弾。

個人的に興味のないジャンルなのですが、友人に連れられて観賞。 
ツッコミ所満載で面白かったのですが、乙女心がときめくような内容ではなかったなぁ。
トワイライターにはなれず...好みが分かれる作品ですねぇ。 

さながら少女漫画のようなロマンティック・ストーリー。
地味なヒロインと美少年ヴァンパイアとの禁断の恋は、斬新な『ロミオとジュリエット』のよう。
 
フォークスの霧に覆われたダークな雰囲気や、個性的なヴァンパイア家族は魅力的。
敵対するヴァンパイアとの戦いや、アメリカらしいプロムのシーンは◎

ヒロインのベラを演じるのはクリステン・スチュワート
前作『イントゥ・ザ・ワイルド』とはまた違った雰囲気。綺麗なのに媚びないところが良い。 
今後の活躍が楽しみ。
美少年ヴァンパイア・エドワードを演じるのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の
ロバート・パティンソン。 どうも彼に魅力を感じない...ベラの幼なじみの
ジェイコブを演じたテイラー・ロートナーの方がカッコイイと思うのは私だけでしょうか?

『トワイライト』シリーズの第3弾「Eclipse」の監督が、鬼才ギレルモ・デル・トロ監督
(「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」)の弟子にあたる『永遠の子供たち』の
フアン・アントニオ・バヨナに決まったらしい。 これは気になる、気になる。

原題:Twilight
監督:キャサリン・ハードウィック
原作:ステファニー・メイヤー
出演:クリステン・スチュワート/ロバート・パティンソン/キャム・ギガンデッド
    レイチェル・レフィブレ/エディ・ガテギ/ニッキ―・リード
上映時間:2時間2分
「公式サイト」

札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開中  


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映画 『グラン・トリノ』



グラン・トリノ
元軍人のウォルト・コワルスキーは、自動車工の仕事を引退して以来、孤独な老後生活を
送っていた。ある晩ウォルトの愛車「グラン・トリノ」が何者かに盗まれそうになる事件が発生。
犯人は、ウォルトが嫌悪するアジア系移民の少年だった。事件をきっかけに始まったウォルトと
少年の交流は、いつしか友情に変わっていく。


一足お先に試写会で観賞。
チェンジリング』に続き、またまたクリント・イーストウッド作品に心打たれた。
テーマはイーストウッドらしく重めだが、ユーモアを交えシンプルに作り上げている。
ラストは涙...エンド・クレジットのイーストウッドの歌が心に沁みる。

4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演した本作は、偏屈で頑固な
人種差別主義者の主人公が隣人のアジア系移民(モン族)との交流を通して、
自身の偏見を改めていくヒューマンドラマ。(差別用語連発にビックリ)

イーストウッド以外は無名の役者さんを起用したキャスティングがうまい。
ウォルトとモン族ファミリーとの心の交流や新米神父とのからみが見所。

映画のキーポイントとなるのが、フォードの70年代ヴィンテージカー「グラン・トリノ」。
スクリーンでは、トヨタ車やホンダ車も出てくるが、グラン・トリノが一番カッコイイ。
古き良きアメリカの象徴なのかなぁ。

頑固じいさんなんだけど、どこか憎めない愛すべきキャラクターを見事に演じている
イーストウッドですが、俳優活動としては最後の作品になるかもしれないので、
是非ともお見逃しなく。 イーストウッド作品はやっぱりハズレなし!

原題:GRAN TORINO
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド/ビー・バン/アーニー・ハー/クリストファー・カーレイほか
上映時間:1時間57分
「公式サイト」

2009年4月25日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌,スガイシネプレックス札幌劇場
ほか全道で公開  


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映画 『クローズZEROⅡ』



クローズZERO Ⅱ
不良学生たちの巣窟・鈴蘭男子高校制覇を狙いリンダマンとの頂上決戦に敗れた
源治は、まだ全校を統一できずにいた。そんなとき、かつてし烈な抗争を繰り返して
いた鳳仙学園との停戦協定が破られてしまう。鳴海大我率いる鳳仙学園の猛者たちが
攻勢をかけてくる中、鈴蘭高校はかつてない危機を迎える。


原作も前作『クローズZERO』も未見のため、簡単な予習をして試写会へ。

頂点争いを繰り広げる鈴蘭高校と、因縁のライバル校・鳳仙学園との壮絶な
戦いに、アドレナリン全開で楽しめました。
三池崇史監督らしいというか、想像以上にスゴ~イ。

高校が舞台なのに、先生や授業風景が全く出てこない不思議な学園もの(笑)
男の美学とか友情とか...熱くてカッコイイ~!
体を張った乱闘シーンは圧巻の一言。

注目は個性的なワルメン達。 小栗君より、鳳仙学園のトップ・鳴海大我を
演じた人気ロックバンド「RIZE」のドラマー金子ノブアキ君のカリスマ性が
スゴイの一言。(この映画を観るまで知らなかったんですけど...)
鳳仙学園の一年生にして最強の美藤竜也を演じた三浦春馬君がとっても
美しい。出番は少ないけれどインパクト大。

鳳仙学園のグレーの制服好きかもっ。 グレーの制服を着たスキンヘッド軍団は
インパクトあり。元気が出るTVの100人隊を思い出したのは私だけ?

この映画の世界観キライじゃないです。前作『クローズZERO』も観たくなりました。

原作:髙橋ヒロシ
監督:三池崇史
出演:小栗旬/やべきょうすけ/黒木メイサ/三浦春馬/高岡蒼甫
    金子ノブアキ/桐谷健太/山田孝之/岸谷五朗
上映時間:2時間13分
<公式サイト>

2009年4月11日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 で公開  


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映画 『ワルキューレ』



ワルキューレ
国家に忠誠を誓うもヒトラー政権に絶望していたシュタウフェンベルク大佐は
連合軍の爆撃で左眼を失うが一命をとりとめる。彼はその後、ヒトラー暗殺を
企てるレジスタンスに参加するが上層部と意見が食い違う。


40回以上あったアドルフ・ヒトラー暗殺計画の中でも最も大掛かりだった
「ワルキューレ作戦」をトム・クルーズ主演で、『ユージュアル・サスペクツ』
『スーパーマン リターンズ』などのブライアン・シンガー監督が映画化。

ヒトラーの結末を知っているし、ドイツが舞台の映画なのにセリフは英語で
英米俳優が多数出演していることに違和感を感じながらも、ドキドキハラハラ
楽しめた。良くも悪くもサスペンスやアクションを織り交ぜたハリウッド・エンタメ作品。

トム・クルーズがシュタウンフェンベルグを熱演。アイパッチを付け軍服に身を
包んだ姿はカッコイイが、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で演じた
ハゲデブのプロデューサーの方が好みかも(笑)
トムの脇を固めるケナス・ブラナー、ビル・ナイ、テレンス・スタンプ、
トム・ウイルキンソンといったイギリス人俳優の渋い演技も見所。

ヒトラー側はほとんど描かれていないが、祖国のために正義感を持って
行動した人々の勇気に心打たれた。

原題:Walküre/VALKYRIE
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー/ネイサン・アレクサンダー
出演:トム・クルーズ/ケネス・ブラナー/ビル・ナイ/トム・ウィルキンソン
カリス・ファン・ハウテン
<公式サイト>   上映時間:2時間

スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道で公開中 


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