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映画 『千年の祈り』
Posted by bluestar on 2010年1月16日(土) 01:29
地味だ...淡々と過ぎる静かな映画でした。
中国の文化大革命を背景に、すれ違う父娘の
葛藤と和解を描いたドラマ。
温度差や重い空気までリアルに伝わってくる
ぎこちない父娘の関係。 父の気持ちも理解
できるし、娘の気持ちも分かるだけに切ない。
娘には想いを伝えることができない父親が
ほとんど言葉の通じないイラン人マダムと片言の
英語で心を通わせていくシーンにほのぼの。
家族の象徴とも言える食卓のシーンが、お父さん
が作る中華料理はとても美味しそうなのに、父娘
沈黙の食卓は見るからに味気ない。
繊細で心に染みる作品なのですが、やっぱり地味。
【千年の祈り】 「公式サイト」
妻に先立たれ、中国でひとり寂しく暮らす父・シーが、離婚してアメリカで一人暮らしを
送る娘を訪ねてやって来る。12年ぶりの再会にもかかわらず、二人の間に会話はない。
やがて、娘に積年の思いをぶつけられた父は、あることを打ち明ける。
原題:A Thousand Years of Good Prayers
監督:ウェイン・ワン (『スモーク』)
原作・脚本:イーユン・リー
出演:ヘンリー・オー/フェイ・ユー/ビダ・ガレマニ/パベル・リチニコフ ほか
上映時間:1時間23分
■シアターキノ にて上映中
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映画 『かいじゅうたちのいるところ』
Posted by bluestar on 2010年1月12日(火) 21:35
モーリス・センダックの名作絵本「かいじゅうたちのいるところ」を
『マルコヴィッチの穴』 『アダプテーション』 の
スパイク・ジョーンズが映画化。
あまり一般受けしない監督!?が ファンタジー?
と思って観てみたら、後からじんわり心に沁みる、
奥が深い作品でした。
※原作は絵本ですが、本作は子供より大人向き。
家出した少年マックスが不思議な島にいる「かいじゅうたち」
との交流を通して心の成長を描く物語。
自分の子供時代と照らし合わせて観ると、懐かしかったり
切なかったり...マックス&かいじゅうがいとおしい。
マックスくんが可愛いのは勿論のこと、個性的な
「かいじゅうたち」も魅力的。 キモカワで表情豊か。
CG全盛期に着ぐるみなところが温か味があって◎。
映像にぴったりハマった音楽にも注目です。
【かいじゅうたちのいるところ】 「公式サイト」
いたずら好きな7歳の少年マックスは、母親とケンカをして家を飛び出し、気がつくと
船に乗って大海にこぎ出していた。やがてたどりついた島には見たこともないかいじゅう
たちがいて、彼らの王様になったマックスは、かいじゅうたちと一緒に誰もが幸せになれる
世界を築こうとするが...。
原題:Where the Wild Things Are
監督:スパイク・ジョーンズ
原作:モーリス・センダック
出演:マックス・レコーズ/キャサリン・キーナー/マーク・ラファロ ほか
声の出演:ローレン・アンブローズ/クリス・クーパー/ジェームズ・ガンドルフィーニ/
キャサリン・オハラ/フォレスト・ウィッテカー
上映時間::1時間41分
■1月15日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー
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映画 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
Posted by bluestar on 2010年1月11日(月) 22:14
18歳で女王に即位し、ヴィクトリア朝と呼ばれるイギリスの
黄金時代を築いたヴィクトリア女王の若き日々を描いた物語。
英国王室を描いた映画といえば、ケイト・ブランシェット主演の
『エリザベス』 シリーズや 『ブーリン家の姉妹』 などのドロドロ系を
想像してしまうのですが、本作はロマンティック・ラブストーリー。
少々物足りなさも感じましたが、純愛秘話にウットリ(笑)。
豪華絢爛な宮殿や衣装も見応え十分。
主演のエミリー・ブラントは現代モノのイメージが強い
のですが、女王様役もなかなかお似合いで美しいっ。
『プラダを着た悪魔』や『サンシャイン・クリーニング』とは別人。
ちなみに、白いウェディングドレスを初めて着たのが
ヴィクトリア女王なんですって。
素敵なウェディングシーンはスクリーンでご堪能下さい。
その後のヴィクトリアも気になるので、ジュディ・デンチ主演の
『クイーン・ヴィクトリア 至上の恋』をチェックしてみなくっちゃっ。
【ヴィクトリア女王 世紀の愛】 「公式サイト」
19世紀。イギリスのウィリアム国王には世継ぎがいなく、姪のヴィクトリアが王位継承者
とされていた。しかし、これを機に権力を手に入れようとする者たちの策略が彼女の前に
立ちはだかっていた。母親は夫亡き後、深い関係の個人秘書コンロイの言うままに摂政
政治の承認書にサインさせようとしていた。ヴィクトリアのまた別の叔父のベルギー国王
レオポルドは、甥のアルバートを「夫候補」として送り込む。互いに好印象を持つ2人だが...。
原題:The Young Victoria
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:エミリー・ブラント/ルパート・フレンド/ポール・ベタニー/
ミランダ・リチャードソン/ジム・ブロードベント ほか
上映時間:1時間42分
■シアターキノ にて上映中
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映画 『(500)日のサマー』
Posted by bluestar on 2010年1月10日(日) 07:10
「これはボーイミーツガールの話だが、ラブストーリーじゃない」
と冒頭から宣言しちゃう映画 『(500)日のサマー』。
とっても可愛くて、甘く切ない胸キュン映画!
顔がニヤけまくりです(笑)
運命を信じる草食男子・トムと現実主義のキュート女子・
サマー。 まったく正反対のふたりの500日の恋を
トム目線で描いた物語。
2人の恋模様がリアルに伝わってくるのは、トムと
サマーを演じたジョセフ・ゴートン=レヴィット、
ズーイー・デシャネルがとっても良いから。
ジョセフくんはキュートでハマリ役。ベスト姿がツボ。
ズーイーちゃんは、『ハプニング』などでも可愛い子チャン
だなぁと思っていたら、本作はとびきりキュートで
小悪魔的な魅力全開。 惚れてまうやろ~っ!
2人のIKEAのデートシーンが可愛かったなぁ。
(札幌にもIKEAできないかなぁ...。)
公園で、○○○って叫ぶシーンもすきっ(笑)。
トークネタや音楽のセンスが良く、キュートなファッションや
インテリアも見逃せない。
随所に「ニヤリ」としてしまうシーンが満載なのですが
一番はラストシーンかなぁ...。
【(500)日のサマー】 「公式サイト」
建築家を夢見つつもグリーティング・カード会社で働くトムは、社長秘書として
入社してきたサマーに一目ぼれ。運命の恋を信じるトムは果敢にアタックし、遂に
一夜を共にするのだが、サマーにとってトムは運命の人ではなく、ただの「友だち」
でしかなかった。全く正反対の2人の500日の恋の行方は...?
原題::(500) Days of Summer
監督:マーク・ウェブ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ズーイー・デシャネル/ジェフリー・エアンド ほか
上映時間:1時間36分 <PG-12>
■スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中
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映画 『カティンの森』
Posted by bluestar on 2010年1月9日(土) 22:34
ポーランド映画 『カティンの森』 を鑑賞。
1939年9月、ドイツ軍とソ連軍に侵攻されたポーランド。
1万5千人のポーランド人将校が忽然と行方不明になった。
そして1943年春、ソ連内のカティンで数千人の遺体が
発見され、「カティンの森事件」をアンジェイ・ワイダ監督が、
実際に遺された手記や手紙を基に描き出す歴史ドラマ。
映画で初めて知る史実は、想像以上に重く
人々の悲しみや苦悩がリアルに描かれた
ずっしりと心に残る作品でした。
ラストの衝撃的な映像のあとに無音で流れる
エンドクレジットが印象的。
【カティンの森】 「公式サイト」
1939年、西からドイツ軍に追われる人々とソ連軍に東から追われた人々が、
ポーランド東部にあるブク川の橋の上で偶然出くわす。西側からはソ連の捕虜と
なった夫・アンジェイ大尉を探すアンナと娘のニカ、東側からは大将夫人ルジャが
おり、彼らはそれぞれの目的地へ向かうため川を渡る。
原題:Katyn
監督・脚本:アンジェイ・ワイダ
原作:アンジェイ・ムラルチク
出演:マヤ・オスタシェフスカ/アルトゥル・ジミイェフスキ/
ヴィクトリャ・ゴンシェフスカ/マヤ・コモロフスカ ほか
上映時間:2時間2分 <R-15>
■シアターキノにて上映中
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