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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『洋画』タグの付いた投稿

映画 『7つの贈り物』



7つの贈り物
ベン・トーマスは過去に起こった事件により心に深い傷を抱えていた。そんな彼は
見知らぬ7人に自らの正体を明かさずに彼らに近づき、彼らがある条件を満たして
いれば「贈り物」を渡すという計画を実行し始める。


『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督とウィル・スミスコが
再びタッグを組んだ衝撃作。

タイトルからして感動作と思いきや、ネタバレしそうで感想も難しいヘビーな作品。
前半は主人公が何をしたいのかモヤモヤし、後半に謎が解けラストへ。
前半でストーリーが読めてしまったので、衝撃や感動は低め。

主人公の行動「贈り物」については、選択基準があいまいで、
宗教観の違いもあってか共感できず。
「贈り物」によって7人及び、主人公が一番救われたのかも知れない。

ウィル・スミスは謎めいた男を熱演。これまで観た事のないウィルの表情は必見。
親友・ダン役に、悪役イメージの強いバリー・ペッパー。
意外だけど、うれしい起用なのでもうちょっと観たかった。

様々な受け止め方ができる映画だと思います。
観賞した者同士盛り上がりましょう。

「7つの贈り物」公式サイト

札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌,スガイシネプレックス札幌劇場
ほか全道で公開中  上映時間:2時間3分

過去の映画レポはこちら★

映画 『BOY A』



BOY A  公式サイト
子供の頃に犯した犯罪により、人生のほとんどを刑務所で過ごしてきた青年が
ジャックと名前を変え、ソーシャルワーカーのテリーから仕事とアパートが与えられ
過去を隠して新しい生活を始めるが...。


過去に犯罪を犯した青年の心の葛藤と社会復帰の難さを描いた人間ドラマ。
イギリス映画だが、少年犯罪や引きこもりなど、まるで日本を描いている様な
社会派映画でもある。

犯罪を犯した青年が社会復帰するところから物語は始まり、心優しく
純真無垢な主人公に好感を持ちながら、徐々に彼の過去が明らかとなる。
身近な人や愛する人が過去を背負っていたら、自分はそれを受け入れることが
できるのだろうか? 深く考えさせられた。
 
ナイーブなジャックを見事に演じているアンドリュー・ガーフィールドの
繊細な演技は圧巻。 はにかんだ笑顔に母性本能をくすぐられた。
どこかで観た顔だと思っていたら、作品的にはイマイチだった『大いなる陰謀』で
ロバート・レッドフォード演じる大学教授の生徒(トッド)だった彼。
今後、大注目されそうな予感。

ソーシャル・ワーカー(テリー)役は、ケン・ローチ監督作『マイ・ネーム・イズ・ジョー』
の演技派ピーター・ミュラン。 ジャックと接する父親のようなまなざしと
実の息子とのぎくしゃくした関係を好演。 渋い演技にご注目。

重いテーマですが、是非ぜひ観ていただきたい秀作。

シアターキノにて公開中  上映時間:1時間47分

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