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映画 『シングルマン』
Posted by bluestar on 2010年10月4日(月) 01:55
世界的ファッションデザイナー、トム・フォードが初監督
したことで話題の 『シングルマン』 を初日鑑賞。
1960年代を舞台に、長年連れ添った最愛のパートナーを
亡くした心の傷が癒えない大学教授の1日を描いた物語。
なんてスタイリッシュで美しい大人の映画なんだろう。
初監督作品とは思えないトム・フォードの世界観に陶酔。
映画 『007/慰めの報酬』 でもダニエル・クレイグが
トム・フォードのスーツをスマートに着こなしていましたが、
本作・主演のコリン・ファースのエレガントなスーツ姿に
うっとり。 格好良さ2倍増し。
メガネや時計といった小道具もセンスが良く、主人公の
家や家具、クラシックな車など、隙のない美的センスに脱帽。
繊細な人間描写や感情を表現した映像の色使いも素晴らしく
魅せられました。
知的で繊細なジョージを演じるコリン・ファースの安定した
演技が素晴らしく、ジョージのかつての恋人チャーリーを
演じるジュリアン・ムーアもセクシーで美しい。
ジョージの教え子のケニーを演じているニコラス・ホルトが
『アバウト・ア・ボーイ』 のアノ小太りの男の子だったとは...
大人になったねぇ。
ニコラス以外も、ジョージのパートナーを演じたマシュー・グードや、
本作が映画初出演となるモデルのジョン・コルタジャレナら、
美しい男たちが登場...女子は目の保養にオススメかも(笑)
【シングルマン】
時代は1960年代前半。大学教授のジョージは16年間共に暮らしたパートナーを
事故で失い、人生最後の日だと思って世界を眺めている。しかし、新たな出会いを
重ねるうちに内面に変化が生まれていく。
原題:A Single Man
監督・脚本・製作:トム・フォード
原作:クリストファー・イシャーウッド
出演:コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/ニコラス・ホルト
マシュー・グード/ジョン・コルタジャレナ ほか
上映時間:1時間40分
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
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映画 『闇の列車、光の旅』
Posted by bluestar on 2010年10月4日(月) 01:50
UPが遅れているすきに札幌上映が終了してしまいましたが...
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナが製作指揮に
名を連ねていることで気になっていた作品です。
2009年のサンダンス映画祭で監督賞と撮影監督賞を受賞。
日系米国人のキャリー・ジョージ・フクナガ監督が
移民たちの現実を描いた人間ドラマ。
主人公は父とともに不法な手段で米国を目指す旅に出る
中米ホンジュラスの少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)と、
ギャング団に属し荒れた生活を送るメキシコの少年カスペル
(エドガー・フロレス)。
過酷な状況の中で出会い、支え合う2人の姿が痛々しい。
まるでドキュメンタリーを観ているような緊張感が続く、
重く切ない物語。 シビアなラストが胸を打つ。
美しい映像が救いかも。
平和ボケしたアタマにガツンとくる作品です。
【闇の列車、光の旅】
ホンジュラス出身の少女サイラは、父と叔父とともに移民たちでひしめく列車で
アメリカを目指し旅立つ。道中、メキシコの強盗集団に襲われたサイラは、彼らの
一味である青年カスペルに命を救われる。その後、サイラは裏切り者として組織
から追われるカスペルと行動を共にし、国境を目指す。
原題:Sin Nombre
監督・脚本:キャリー・ジョージ・フクナガ
製作総指揮:ガエル・ガルシア・ベルナル/ディエゴ・ルナ
出演:パウリーナ・ガイタン/エドガー・フロレス/クリスティアン・フェレール
テノック・ウエルタ/ディアナ・ガルシア ほか
上映時間:1時間36分 <PG-12>
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場
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御座候が60円! 創業60周年のご奉仕価格!
Posted by bluestar on 2010年10月2日(土) 07:56
地下鉄に乗っていて、
御座候さんの創業60周年
1個 60円 という、中吊り広告に
目が釘付け!
もちろん、札幌丸井今井店さんへ
行って来ましたよ(笑)
回転焼き、大判焼き、今川焼き...など地方によって呼び名は
いろいろありますが、北海道は 「おやき」。
「あんこ」 た~っぷりっ。
定番の 「赤あん」 はもちろん美味しいですが、御座候さんの
「白あん」 は最高です! ほっこり美味しっ。
※創業60周年の感謝を込めて、通常80円→60円(税込)の
ご奉仕価格は、10月5日(火)まで!
映画 『瞳の奥の秘密』
Posted by bluestar on 2010年9月30日(木) 23:06
『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』 に引き続き、
またまたアルゼンチン映画。
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことくらい
しか予備知識を持たず鑑賞。
これは素晴らしい! 重厚で見応えがあり、評判通りの秀作。
...今年のベスト級かも。
ひとつの事件に係った人々の人生を丁寧に描いた
ミステリー仕立ての愛の物語。
25年前に起きた暴行殺人事件を軸に、過去と現実、
二組の愛の物語が交錯する巧みな構成。
当時のアルゼンチンの政治情勢も影響し、意外な展開へ。
現代と25年前の役を自然に演じる主演の2人が素晴らしい。
列車を追いかけるシーンやサッカー場のシーンなどカメラ
ワークが巧みで、伏線の張り方もお見事。
「A」が使えないタイプライターなど、スペイン語が分かれば、
もっと楽しめたのになぁ...。
二人の男性の異なる愛のカタチが、深い余韻を残します。
秋の夜長にじっくり観たい大人の映画です。
【瞳の奥の秘密】
2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当
した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。事件当時の職場を訪れ、
元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り
返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく。
原題:El Secreto De Sus OJos
監督・製作・共同脚本・編集:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン/ソレダ・ビジャミル/ギレルモ・フランチェラ
パブロ・ラゴ/ハビエル・ゴディノ/ホセ・ルイス・ジョイア ほか
上映時間:2時間9分 <PG-12>
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
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映画 『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』
Posted by bluestar on 2010年9月30日(木) 12:33
映画レビューUPが遅れまくりですが...
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いた巨匠(マエストロ)たちの
歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリーを観てきました。
アルゼンチンタンゴと言われても、映画 『12モンキーズ』 で
知ったアストル・ピアソラのCDを聴いていた程度。
恥ずかしながら、本作に出演のマエストロを誰も知らなかった...。
そんなタンゴの知識に乏しい私でも十分に楽しめました!
内容は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のアルゼンチン
タンゴ版といった感じで、コラソン(タンゴの魂)を感じる演奏が
素晴らしい。 後半の一夜限りのコンサートは圧巻。
マエストロたちが奏でる艶やかな旋律に酔いしれ、タンゴの魅力に
どっぷり浸ることができました。
やっぱり、音楽って素晴しい!
タンゴに人生のすべてを捧げてきたマエストロたちが素敵すぎ。
歳を重ねることは素晴しいなぁと心から思える作品です。
そうそう、早速サントラ
「Cafe de los Maestros」 購入。
ピアソラ以来のタンゴCDかも。
【アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち】
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオに、名曲集アルバム
「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するため、1940年代から50年代に活躍し、
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが結集した。激動の歴史を生き
抜いてきた音楽家たちが、タンゴと祖国への熱い思いを語る。
原題:Cafe de Los Maestros
監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン/レオポルド・フェデリコ /マリアーノ・モーレス
カルロス・ガルシーア/ホセ・“ペペ”・リベルテーラ/ビルヒニア・ルーケ ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」
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