『洋画』タグの付いた投稿
映画 『英国王のスピーチ』
Posted by bluestar on 2011年2月28日(月) 07:54
現エリザベス女王の父親であるジョージ6世が
幼少期からの吃音を克服し、国民から信頼される
王になるまでの実話を描いた人間ドラマ。
本作が第83回アカデミー賞最多ノミネートということで、
授賞式前に観たい!と思った人はワタシだけではない
ようで、シアター激混。
※札幌の上映はディノスシネマズ札幌劇場のみですからねぇ...。
さて、楽しみにしていた本作を観た感想は...
吃音というコンプレックスを抱えた英国王ジョージ6世を
演じるコリン・ファースと風変わりな言語療法士演じる
ジェフリー・ラッシュの演技で魅せる会話劇の素晴ら
しさに尽きます!
2人の身分を越えた友情や、何があっても王を支える
妻エリザベスの愛も良かった。
キワモノ女優の印象が強いヘレナ・ボナム=カーターは
正統派な役の方が魅力的ですね。
弱みや欠点を抱えた一人の人間ドラマとしても見応えの
ある味わい深い作品ですが、淡々と描かれた正統派なので
個人的には 「作品賞」って感じじゃないかなぁ...。
『シングルマン』 に続き、繊細で気品のある演技を魅せる
コリン・ファースのオスカーは堅いのではないでしょうか?
*****************************************************
<追記>
第83回アカデミー賞が発表になり、『英国王のスピーチ』 は
作品賞、監督賞(トム・フーパー)、主演男優賞(コリン・ファース)
脚本賞(デビッド・サイドラー) の4冠を達成しましたねぇ。
個人的には、監督賞は 『ソーシャル・ネットワーク』 の
デヴィッド・フィンチャーにオスカーを取らせてあげたかったなぁ。
※その他、アカデミー賞の結果はコチラをどうぞ。
*****************************************************
【英国王のスピーチ】
幼いころから、ずっと吃音に悩んできたジョージ6世。そのため内気な性格だったが、
厳格な英国王ジョージ5世はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを
命じる。ジョージの妻エリザベスは、スピーチ矯正の専門家ライオネルのもとへ
夫を連れていく。
原題:The King's Speech
監督・脚本:トム・フーパー
出演:コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ/ヘレナ・ボナム=カーター
ガイ・ピアース/デレク・ジャコビ/マイケル・ガンボン
ティモシー・スポール/ジェニファー・イーリー ほか
上映時間:1時間58分
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '11|タグ: アカデミー賞, オスカー, ガイ・ピアース, コリン・ファース, ジェフリー・ラッシュ, ディノスシネマズ札幌劇場, トム・フーパー, ヘレナ・ボナム=カーター, 映画, 洋画, 英国, 英国王のスピーチ
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』
Posted by bluestar on 2011年2月27日(日) 23:56
ジョン・ウー監督とチョウ・ユンファの出世作にして
香港ノワールの金字塔 『男たちの挽歌』 が、韓国映画
として24年ぶりにリウェイク=再覚醒。
オリジナルの大ファンなので、ジョン・ウーが製作総指揮
を担当した本作も観ない訳にはいきません。
しっかりオリジナルを復習鑑賞してシアターへ。
さすがにオリジナルを観たときのような衝撃や興奮は
ないものの、兄弟のアツイ絆は良かった。
暗黒街に生きる兄と刑事として兄を追う弟、そして義兄弟
との絆や彼らに執拗に迫る暗黒街のボスといった基本
設定はそのままですが、生き別れの兄弟が脱北者という
設定が韓国版らしい特色。
トレンチコート、サングラス、二丁拳銃、スローモーション
といった 「挽歌」 シリーズのお約束演出が嬉し~っ!
チュ・ジンモ、ソン・スンホンといったイケメン韓流スターが
出演しているので、アクションもスタイリシュでカッコイイし、
ヒロインが出てこないのも良かった。
オリジナル版とは異なる韓国版らしい衝撃のラストシーン
が切なすぎる...。
白いスーツで拳銃をぶっ放す
ソン・スンホンも熱演しているのですが、
オリジナルのチョウ・ユンファは今観ても
最高にカッコイイなぁとしみじみ思う。
(劇団ひとりにソックリですが...)
たまらず 『男たちの挽歌Ⅱ』 も観てニンマリ。
やっぱり挽歌シリーズは名作だわっ。
【男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW】
脱北を目指しながらも生き別れとなってしまったヒョクと弟のチョル。数年後、脱北に
成功したヒョクは、親友ヨンチュンとともに釜山を拠点とする武器密輸組織の大物と
なり、行方不明になっていたチョルと再会を果たす。
原題:무적자/無敵(籍)者
監督:ソン・ヘソン
製作総指揮:ジョン・ウー
出演:チュ・ジンモ/ソン・スンホン/キム・ガンウ/チェ・ハンソン ほか
上映時間:2時間3分 <PG12>
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『戦火の中へ』
Posted by bluestar on 2011年2月27日(日) 23:04
朝鮮戦争で命がけで戦った、71人の学徒兵の
実話を元にした韓国映画。
監督は『私の頭の中の消しゴム』『サヨナライツカ』
の美しい恋愛モノのイメージが強いイ・ジェハン。
冒頭の戦闘シーンから、『ハート・ロッカー』 並の
迫力と臨場感に圧倒される。
ヘルメットに軍服ではなく、学帽に学生服を着て戦って
いた学徒兵の姿が印象的で、同じ民族同士が争い合う
ことの理不尽さを痛感。
主人公の学徒兵のリーダー役に挑むのは、
人気グループBIGBANGのT.O.Pことチェ・スンヒョン。
...といわれてもピンとこないのですが、真っ直ぐな
瞳が印象的で純粋な主人公を好演していたし、ベタな
キャラを演じるクォン・サンウも良かった。
現在も戦争が終わったわけではなく、休戦中まま。
そう考えると、とても重みを感じる作品です。
【戦火の中へ】
1950年、韓国。北朝鮮の猛攻で首都ソウルも陥落。追い詰められた韓国軍は、
全兵力を洛東江に集中させようとしていた。そんな中、軍司令部の置かれた学校を
託されたオ・ジャンボムをリーダーとする71人の学徒兵は、劣勢をものともせず
戦いに挑んでいく。
英題:71 Into The Fire
監督:イ・ジェハン
出演:チェ・スンヒョン(T.O.P)/クォン・サンウ/チャ・スンウォン/キム・スンウ ほか
上映時間:2時間1分
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『人生万歳!』
Posted by bluestar on 2011年2月24日(木) 22:21
(またしてもレビュー放置しまくり...)
ウディ・アレン監督の通算40作目となる本作は、
久しぶりのニューヨークを舞台に描く、落ちぶれた
元物理学者の中年男と南部からの家出娘の
奇妙な恋愛模様を映し出す。
『それでも恋するバルセロナ』はまだしも、前作が
イマイチだったので、あまり期待せず鑑賞。
ウディ・アレン節全開で面白い!
シニカルでウィットに富んだ会話を堪能。
主演は、ウディ・アレンの分身と思われる偏屈な
中年男を演じるラリー・デヴィッドと、気になる
新ミューズは 『レスラー』 のエヴァン・レイチェル・ウッド。
登場人物のなんでもありの恋愛模様が楽しく、
パトリシア・クラークソン扮する目覚めた?ママの
大変身ぶりにビックリ(笑)
そう、本作の原題は 「Whatever Works=なんでもあり」。
人を傷つけたりしなければ、人生なんでもありってことで
「人生万歳!」 と思えるハッピーな映画でした。
【人生万歳!】
現代のニューヨーク。かつてノーベル賞候補だった天才物理学者のボリスも、今では
社会から孤立し自堕落な日々をおくる気難しい初老の男。ある夜、ボリスの家に
南部の田舎町から家出してきた娘メロディが転がり込み、そのまま居座ってしまう。
2人は生活をともにするうちにひかれあい、年の差を乗り越えて結婚するが...。
原題:Whatever Works
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド/エヴァン・レイチェル・ウッド
パトリシア・クラークソン、エド・ベグリー・Jr.、ヘンリー・カビル ほか
上映時間:1時間31分 <PG12>
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '11|タグ: ウディ・アレン, エヴァン・レイチェル・ウッド, コメディ, シアターキノ, パトリシア・クラークソン, ラリー・デヴィッド, 人生万歳, 人生万歳!, 映画, 洋画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『ヒア アフター』
Posted by bluestar on 2011年2月18日(金) 23:44
『インビクタス/負けざる者たち』 に続き、クリント・
イーストウッドとマット・デイモンがタッグを組み
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮とくれば、
期待せずにはいられません。
わくわく試写会鑑賞してみると...アレ?なんか違うかも。
大津波に遭遇し臨死の体験をしたフランス人ジャーナリスト・
マリー(セシル・ドゥ・フランス)、かつて霊能者だった
アメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、双子の兄を
事故で失ったイギリスの少年マーカス。
死を身近で体験した3人のエピソードが交錯する物語。
イーストウッド作品ハズレなし!と豪語してきましたが
正直、本作は期待ハズレ...。
スマトラ沖地震の大津波をイメージしているであろう
冒頭の津波シークエンスは迫力がありましたが、
その後のスピリチュアルな展開に違和感。
極めつけは唐突なラスト。
ラストを観客の想像をゆだねる演出はキライじゃない
のですが、あの展開はナシだと思う。
同じくスピルバーグ製作総指揮の 『ラブリーボーン』 といい、
スピリチュアル系でラストがスッキリしない作品はニガテ。
辛口評ですが、ついついイーストウッド作品はハードルが
上がっちゃうんですよねぇ。
とりあえず、ディカプリオと初タッグを組んだ次回作
『J.Edgar』(原題)に期待したいと思います。
■2月19日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
【ヒア アフター】
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ、津波での
臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー、亡くなった双子の兄と再会
したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の
人生が交錯する。
原題:Hereafter
監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド
製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ピーター・モーガン(『クイーン』『フロスト×ニクソン』)
出演:マット・デイモン/ブライス・ダラス・ハワード/ジェイ・モーア
セシル・ドゥ・フランス ほか
上映時間:2時間9分
「公式サイト」
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '11|タグ: クリント・イーストウッド, スティーヴン・スピルバーグ, スピリチュアル, セシル・ドゥ・フランス, ヒア アフター, ヒアアフター, マット・デイモン, ユナイテッド・シネマ札幌, 映画, 札幌シネマフロンティア, 洋画, 試写会
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません