札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『邦画』タグの付いた投稿

映画 『うまれる』



-上映はとっくに終了しましたが、備忘録として-

「赤ちゃんは親を選んで生まれてくる」という子どもの
胎内記憶をモチーフに、4組の夫婦の姿を通して、
妊娠から出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や
流産・死産といった命のドラマをめぐるドキュメンタリー。

豪田監督の男性目線で撮られた本作は、押しつけ
がましさがなく、優しさに溢れている。

出産未経験のワタシも、生まれてくることの意味や
家族のあり方や自分の生き方、人とのつながりに
ついて深く考えさせられ、涙があふれた。

「うまれる」って素晴らしい!
両親に感謝。 命の尊さに感謝。

うまれる
伴 真和(31歳)、まどか(31歳)夫婦は、結婚して約1年。妊娠6カ月のまどかは、
初めてのお産が楽しみな反面、さまざまな不安も抱えている。なかでも一番の
心配は、自分が果たして良い親になれるのかどうかということ。いつも笑顔の
彼女だが、実は幼い頃に母親から虐待された辛い経験を持ち、彼女が中学生
のときに離婚して家を出た母親とは絶縁状態だ。


企画・監督・撮影:豪田トモ
プロデューサー:牛山朋子
ナレーション:つるの剛士
上映時間:1時間44分
「公式サイト」


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映画 『ノルウェイの森』



『青いパパイヤの香り』『夏至』などのトラン・アン・ユン監督が
村上春樹氏の世界的ベストセラー「ノルウェイの森」を映画化。

W村上なんて呼ばれていた時代、村上龍氏派でしたが
赤と緑の装丁が印象的な原作本を読み、涙した一人です。

映画化に不安を抱えつつ、試写会で鑑賞。

映画は トラン・アン・ユン監督らしく映像が美しい。 
日本で撮影しているのに、ほかのアジア映画を観ている
ような不思議な雰囲気が印象的なのですが、どうも自分が
イメージしていたものとは違いすぎる...。
原作に忠実なセリフは、文字で読むからこそイイのかなぁ。

ワタナベを演じる松山ケンイチくんは上手かったし、
心配していた直子役の菊池凛子ちゃんも悪くなかった。 
一番魅力的だったのは緑を演じた水原希子ちゃん。
演技はイマイチですが、可愛くてハマってます。
それに比べて、レイコさんの設定は残念すぎ。

とはいえ、エンディングに流れるビートルズの
♪ノルウェーの森♪ は心にしみます。

ノルウェイの森
ワタナベは唯一の親友であるキズキを自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で
大学生活を始める。そんなある日、キズキの恋人だった直子と再会。二人は頻繁に
会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。そして、ワタナベ
は大学で出会った緑にも惹かれていく。


監督・脚本:トラン・アン・ユン
原作:村上春樹 『ノルウェイの森』(講談社刊)
音楽:ジョニー・グリーンウッド
主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェーの森」
出演:松山ケンイチ/菊地凛子/水原希子/高良健吾/玉山鉄二
    霧島れいか ほか
上映時間:2時間13分    <PG-12>
「公式サイト」

■12月11日(土)より、札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,
札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー 


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映画 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』



<試写会で鑑賞>

『ALWAYS 三丁目の夕日』 の山崎貴監督が、
国民的人気を博したTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を
木村拓哉主演で実写映画化。

ヤマト世代ですが、アニメをほとんど見ていないので
期待も先入観もなく鑑賞。

う~ん、ガッカリ...。

序盤から、ヤマトが発進するシーンや波動砲に
興奮したのですが、冷めるのも早かった。
後半は戦闘服がコスプレにしか見えないっ。

ツッコミどころ満載で、そういう意味では面白い
作品なのかも(笑)

良くも悪くもキムタクさんの映画だなぁ。
(『武士の一分』 の時は良かったのにねぇ...)

ちなみにエンドロールもお見逃しなく。
必死剣 鳥刺し』 と同じようなラストです(苦笑)

SPACE BATTLESHIP ヤマト
西暦2194年、ナゾの異性人ガミラスが地球に侵攻し、その圧倒的な攻撃力によって
人類は絶滅寸前に追い込まれてしまう。5年後、生き残った人間たちは放射能で
汚染された地上を逃れ、地下で生活していた。元エースパイロットの古代進は、
放射能除去装置があるというイスカンダル星を目指して旅立つが...。


監督・VFX:山崎貴
原作:西崎義展
出演:木村拓哉/黒木メイサ/柳葉敏郎/緒形直人/西田敏行
    高島礼子/堤真一/橋爪功/池内博之/マイコ/矢柴俊博
    波岡一喜/三浦貴大/斎藤工/山崎努 ほか
上映時間:2時間18分
「公式サイト」

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中


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映画 『レオニー』



100マイルさんのレポーター枠で、松井久子監督の
舞台挨拶付 「完成披露試写会」 に参加。 
レビューを放置していたら、とっくに劇場公開が始まって
おりました...トホホ。

さて、肝心の映画は、
世界的な彫刻家として知られるイサム・ノグチの母親
レオニー・ギルモアの生涯にスポットをあてた伝記ドラマ。

イサム・ノグチの作品は見たことがあっても、彼の育った
環境や母親レオニーの事はまったく知らなかったので、
波乱に満ちた人生に驚いた。

アメリカと日本の美しい映像と音楽が素晴らしく、主演の
エミリー・モーティマーも好演していますが、作品を
観る限りレオニーの生き方には共感も感情移入もでき
ませんでした。

レオニーが日本に来ても日本語を話そうとしなかったのは、
周りの人に好かれようとか、溶け込む気がなかったとしか
思えません。 自立した強い女性というより、協調性がない
頑固者にしか見えなかったのが残念。
              
ラストのモエレ沼公園の映像が素敵で、イサム・ノグチ氏
の作品を見に出かけたくなりました。

レオニー
1901年、女子大を卒業し、ニューヨークで教鞭をとっていたレオニーは日本から
来た詩人・野口米次郎(ヨネ・ノグチ)と出会う。お互いに惹かれあい恋に落ちる2人
だったが、レオニーの妊娠を知るとヨネは一方的に帰国してしまう。カリフォルニアに
移りシングルマザーとなったレオニーだったが、日系に対する差別を感じ、ヨネの
誘いにのって渡日を決意する。


製作・脚本・監督:松井久子
原案:ドウス昌代『イサム・ノグチ~宿命の越境者』(講談社刊)
出演:エミリー・モーティマー/中村獅童/原田美枝子/竹下景子
   吉行和子/中村雅俊(友情出演)/柏原 崇/大地康雄
   勅使川原三郎/メアリー・ケイ・プレイス
上映時間:2時間12分
公式サイト

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道で上映中


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映画 『乱暴と待機』



タイトルからシュールな匂いがプンプンの本作は、
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 の原作者として
知られる劇作家・本谷有希子さんの同名戯曲を、
パンドラの匣』 の冨永昌敬監督が映画化。

お2人の作品と相性がイイし、4人の出演者に
惹かれて初日鑑賞。

...スゴイ、強烈っ(笑)

オタクな浅野クンの変態っぷり、上下スウェット&メガネが
妙にエロい美波ちゃんのドMっぷりに、小池栄子ちゃん
のドSっぷり、ヒモ男・山田孝之クンのダメダメっぷりも最高!

呆れるくらい不器用な人たちにイライラしつつ、人間の
本質を観ているようで、何だか憎めないし、最後まで
目が離せない。

でも、どのキャラとも友達になりたくないですっ(笑)

乱暴と待機
血の繋がりがないにもかかわらず、なぜか「お兄ちゃん」と「妹」という関係性の中で、
2段ベッドが据えられた狭い部屋に暮らす山根英則と緒川奈々瀬。 ある日、彼らの
近所に一組の夫婦が引っ越してきたことで、2人の関係性に変化が生じる。


監督・脚本・編集:冨永昌敬
原作:本谷有希子
出演:浅野忠信/美波/小池栄子/山田孝之  ほか
上映時間:1時間37分    <PG-12>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中


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