札幌100マイル

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自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『スガイシネプレックス札幌劇場』タグの付いた投稿

映画 『キャデラック・レコード』 100マイル試写会

cadillac record

キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語】
ポーランド系移民で野心家の青年レナードは、物静かで思慮深い天才ギタリストの
マディ・ウォーターズと、衝動的なハーモニカ奏者リトル・ウォルターに出会う。
発展しつつあったレコード・ビジネスのブームに乗ろうとしたレナードは、彼らの
アルバム作りを始めることに...。


1950~1960年代にシカゴに実在した、伝説的なレコード
レーベル「チェス・レコード」の創設者、レナード・チェスと
レーベル発足時からの看板スターのマディ・ウォーターズの
関係を軸に、所属アーティスト(リトル・ウォルター、ハウリン・ウルフ
エタ・ジェイムズ、チャック・ベリー)たちの盛衰を描いた音楽ドラマ。

音楽が満載の本作は、ブルース~ロックに至るアメリカ音楽史
としても興味深い作品。 人種の壁を越え、時代を動かした音楽
の原点を、目で耳で体感。 やっぱり音楽って素晴らしい!

劇中に流れる音楽のほとんどはオリジナル音源を使わず
出演者のカバーによるもの。歌声とパフォーマンスは必見。

チェス・レコードの創設者 レナード・チェスをオスカー俳優
エイドリアン・ブロディ、「シカゴ・ブルースの父」と称される
マディ・ウォーターズを 『バスキア』『007』シリーズの
ジェフリー・ライトがそれぞれ好演。

ブルースシンガーの大御所エタ・ジェームズを製作総指揮も
務めるビヨンセが、圧倒的な存在感と 『ドリームガールズ』
以上のパワフルな歌声と熱演を魅せる。
今年1月にアメリカ合衆国新大統領が就任した際の祝賀会で
歌われたことでも知られる ♪ At Last ♪ の熱唱は鳥肌もの。
ビヨンセファンは必見!

原題:Cadillac Records
監督・脚本:ダーネル・マーティン
出演:エイドリアン・ブロディ/ジェフリー・ライト/ビヨンセ・ノウルズ ほか
上映時間:1時間48分  PG-12
「公式サイト」

8月15日(土)より、スガイシネプレックス札幌劇場 にてロードショー 


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映画 『ココ・シャネル』 100マイル試写会



ココ・シャネル
1954年パリ。15年の沈黙を経て、復帰コレクションを開催したココ・シャネルだったが、
評論家や顧客たちに酷評され、落胆するココと、ビジネス・パートナーのマルク・ボウシエ。
ココは、孤児だった自分がお針子となりデザイナーとしての地位を築いた日々を回想する...。


世界で最も有名なデザイナー、ココ・シャネル。
今年は、シャネルの生誕125周年&創業100周年ということで、
映画も続々と公開されます。 9月公開のオドレイ・トトゥ主演
ココ・アヴァン・シャネル』や、2010年正月公開の
『シャネル&ストラヴィンスキー』も気になりますが、一足お先に
シャリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル』 を観賞。

晩年のココ・シャネル(本名ガブリエル・シャネル)が過去を回想する形で
2人の男性との恋愛を軸に、その半生が描かれています。
※フランスのお話なのに、英語を話していることは気にしない、気にしない。

物語を彩るジャージードレスやツイードジャケットといった映画のために
用意された70着もの衣裳やバッグ、ヴィンテージの宝石はファンならずとも
存分に楽しめます。

ココ・シャネルの一番の見どころは、自分のスタイルを貫き通したブレない生き方。
(日本の政治家にも彼女のような人がいてくれたら...。)
数々の辛口 『シャネル語録』 も納得の名言ばかり。

晩年のココを演じるのは、自身もシャネルの大ファンというオスカー女優
シャーリー・マクレーン。 物語の始めと終わりにしか出てきませんが、
圧倒的な貫禄と存在感。 なりきり演技は圧巻です。
イタリア映画界で活躍するバーボラ・ボブローヴァが、若き日のココを
キュートかつ魅力的に演じています。

実は、ブランドとしてのシャネルには興味がなかったのですが、
いつかサラリとシャネルを着こなせる女性になりたいなぁと...。

映画を観て女子力UPすること間違いなし!

原題:COCO CHANEL
監督:クリスチャン・デュゲイ
原作:ダン・ブラウン
出演:シャーリー・マクレーン/バーボラ・ボブローヴァ/マルコム・マクダウェル
    オリヴァー・シトリュック ほか
上映時間:2時間18分
「公式サイト」

8月8日(土)より、スガイシネプレックス札幌劇場 ほか全道でロードショー 


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映画 『サンシャイン・クリーニング』



サンシャイン・クリーニング
シングルマザーの姉ローズとフリーターの妹ノラは、生活を立て直そうと、
ワケありの清掃業を始める。犯罪や事件の現場をクリーニングする
その特殊な仕事に、最初はとまどいながらも何とか慣れていく二人だったが...


『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデュースチームが手掛けた
本作。 リトル・ミス~ほど明るく楽しいテイストではないが
ほっこり勇気がわいてくる素敵な作品でした。

姉・ローズは、高校時代はチア・リーダーの人気者だったが
30代の今はシングル・マザーでハウスキーパーの仕事をし、
学生時代からの恋人と不倫中。 妹・ノラはどこか不器用で
バイトも続かず、一攫千金を夢見て失敗ばかりの父親と同居中。
ローズの息子・オスカーは、奇行ばかりの問題児で小学校を退学処分。
こんな絵に描いたような、ダメダメ姉妹と家族のほろ苦くも心温まる物語。

映画の見どころは、(庶民的)リアルな現実を描き
ありがちなサクセスストーリーではないところ。
ダメダメ姉妹には身につまされるシーンやセリフが多く、
共感しまくり。 姉妹と同世代の女性ならきっと共感できるはず。

リアルで魅力的な姉妹を演じたエイミー・アダムス
エミリー・ブラントがとっても良い。
姉・ローズ役のエイミー・アダムスは『魔法にかけられて』の
チャーミングなジゼル姫、『ダウト~あるカトリック学校で~』では
新人シスター役でオスカー候補となった遅咲き女優。
妹・ノラ役のエミリー・ブラントは、『プラダを着た悪魔』では
メリル・ストリープのアシスタント役、『ジェイン・オースティンの読書会』では
教え子に恋をするフランス語教師役を好演。
『ジェイン~』はボブヘアがキュートで印象的。本作と別人のよう。
そして、父親・ジョー役は、『リトル・ミスサンシャイン』のオスカー俳優
アラン・アーキンがうまい。

ふと立ち止まって自分の人生について考える時、本作をおすすめします。

原題:Sunshine Cleaning
監督:メーガン・ホリー
出演:エイミー・アダムス/エミリー・ブラント/アラン・アーキン
    スティーヴ・ザーン/メアリー・リン・ライスカブ 他
上映時間:1時間32分  <PG-12>
「公式サイト」

スガイシネプレックス札幌劇場 で上映中


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映画 『いけちゃんとぼく』



いけちゃんとぼく
いつの頃からかヨシオのそばにいて、ヨシオにしか見えない不思議な生き物「いけちゃん」。
いじめられたり、父親が死んだりした時も、ずっとヨシオを見守る「いけちゃん」だったが、
その姿が次第に見えなくなってくる...。


不思議な生き物「いけちゃん」と少年の心の交流を描いた物語。
西原理恵子さん初の絵本を実写映画化。
「絶対泣ける」なんてうたい文句にされちゃうと構えて観ちゃうのが
玉にきず。 本当に泣けるのか?絵本は未読で観賞。

初めは、理屈っぽいというか大人びたセリフをしゃべる主人公のヨシオと、
フルCGで表現されたコミカルな「いけちゃん」に違和感があり、物語に
入り込めず。 慣れるまでガマンガマン...。

注目は、ヨシオのことを温かく見守る「いけちゃん」の声を担当する
蒼井優ちゃん。『鉄コン筋クリート』に引き続き、声に違和感がなくウマイ。

母親役のともさかりえちゃんのマリメッコのスカートが可愛い。
牛乳屋の清じい役のモト冬樹さんはハマりすぎ(笑)
女子高生みさこを演じた、清純派・蓮佛美沙子ちゃんの変身ぶりがツボ。

なんだかんだいっても、ウルっときました。
少年から大人への成長物語と思いきや、そうきましたか...反則です。

ファンタジーのようでリアリティもある不思議な物語。
残念なことに、ポスターや宣伝、映画の冒頭からネタバレしすぎっ。

監督・脚本:大岡俊彦
原作:西原理恵子
出演:蒼井優(声のみ)/深澤嵐/ともさかりえ/萩原聖人/モト冬樹
    蓮佛美沙子/柄本時生 ほか
上映時間:1時間47分
「公式サイト」

スガイシネプレックス札幌劇場 ほかで上映中 


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映画 『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』



アンティーク~西洋骨董洋菓子店~】
甘いものが苦手で、実は財閥の御曹司であるジニョク(チュ・ジフン)は、
モテそうという理由で、突然会社を辞めて洋菓子店を始める。
パティシエとして採用したのは、腕がいいにも関わらず働く店ごとに
恋愛トラブルを起こしてしまう「魔性のゲイ」ソヌ(キム・ジェウク)。
ソンウのケーキに惚れ込んだ元ボクサーのキボム(ユ・アイン)が
見習いとして入り、ジンヒョクの幼馴染のスヨン(チェ・ジホ)も加わる。


実はミーハー丸出しで初日から観賞してきました。
ハイ、映画初主演のチュ・ジフンくん目当てです。
今年に入って韓国ドラマ『宮』『魔王』にハマった、
遅れてきた韓流です...。

よしながふみさんの原作は未読、日本のドラマもちょっと
見た程度で観賞。 洋菓子店を舞台に巻き起こる人間模様を
ミュージカル、サスペンスを織り交ぜコミカルに描いた本作。

見所は、美味しそうなケーキの数々と、魅力的な美しいメンズ!
女子の好きなものテンコ盛りです(笑)
コミカルな演技が新鮮なチュ・ジフンくんはもちろんのこと、
「魔性のゲイ」を演じたキム・ジェウクくんが魅惑的(笑)

こんなお店があったら毎日通いたくなる...妄想満載の映画です。

監督:ミン・ギュドン
原作:よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
出演:チュ・ジフン/キム・ジェウク/ユ・アイン/チェ・ジホ ほか
上映時間:1時間51分
「公式サイト」

6月26日(金)まで、スガイシネプレックス札幌劇場にでロードショー 


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