札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ティルダ・スウィントン』タグの付いた投稿

映画 『リミッツ・オブ・コントロール』

 

前作 『ブロークン・フラワーズ』 から4年。
お久しぶりのジム・ジャームッシュ最新作。

本作は過去のジャームッシュ作品に主演していた豪華
キャスト(イザック・ド・バンコレ、ティルダ・スウィントン、
工藤夕貴、ビル・マーレイなど)が 次々に登場する
クールな作品となっています。

主人公は、ほとんど言葉を発せず全てが謎に包まれた
名もなき「孤独な男」。 繰り返される2杯のエスプレッソ、
コードネームを持つ怪しい人々、マッチ箱、ヘリコプター...。
この人はナニモノ? 目的はナニ?と想像力をフル回転し
結末を期待していたら、エンドロールとなってしまった...。
アレレレ、放置? 不思議な映画だ(笑)

訳が分からないのに最後まで飽きずに観る事ができた
のは、圧倒的な映像美のおかげだろうか?
本作の撮影監督はウォン・カーウァイ作品を観てから
大好きなクリストファー・ドイル。 なるほど納得。
オールスペインロケのスタイリッシュな映像は見逃せない。
アート系映画好きにおすすめかも。

リミッツ・オブ・コントロール   「公式サイト」
スペインに来たコードネーム「孤独な男」(イザック・ド・バンコレ)に与えられた任務は、
「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という言葉だけであった。スペイン中を旅する
彼の前に現れるのは、「スペイン語は話さないのか?」という合い言葉を口にする同じく
コードネームを持つ人たち。彼らはそれぞれの情報を暗号化してマッチ箱に忍ばせて
いる。「孤独な男」は、ついにある場所にたどり着き...


原題:THE LIMITS OF CONTROL
監督:ジム・ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』『コーヒー&シガレッツ』)
出演:イザック・ド・バンコレ/アレックス・デスカス/ジャン=フランソワ・ステヴナン
    ルイス・トサル/パス・デ・ラ・ウエルタ/ティルダ・スウィントン/工藤夕貴
    ジョン・ハート/ガエル・ガルシア・ベルナル/ヒアム・アッバス/ビル・マーレイ
上映時間:1時間55分   <PG-12> 

■スガイシネプレックス札幌劇場にて公開中


過去の映画レポはこちら★



映画 『バーン・アフター・リーディング』



バーン・アフター・リーディング
アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーンは、意趣返しにと暴露本を執筆中。
その妻ケイティは、財務省連邦保安官ハリーと不倫中。一方、スポーツジムで働く
リンダとチャドは更衣室で1枚のCD-ROMを拾う。


楽しみにしていたジョエル&イーサン・コーエン兄弟新作は
豪華5大スター共演のクライム・ブラック・コメディ。

オスカー受賞の前作『ノーカントリー』のシリアス作品から一転、
肩の力が抜けたブラック・コメディがコーエン兄弟らしい本作。
1枚のディスクを巡る先の読めないドタバタ劇を、B級の雰囲気たっぷりに
キャスト&スタッフみんなで楽しんで作り上げた感じ。 
面白いしキライじゃないけど、あっけなかった...。

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチなど豪華
キャストが演じる登場人物が、揃いも揃っておバカさんなのが一番の
見どころであり、笑いどころ。

中でも、そんな姿を見せちゃっていいの?と心配になるくらい、ipodと
スポーツドリンクを手放さない筋肉バカを演じたブラピが一番笑える。
ある意味『ベンジャミン・バトン』より良い演技(笑)

深く考えず、豪華キャストのおバカな演技をお楽しみ下さい。

原題:Burn After Reading
監督・脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演:ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/フランシス・マクドーマンド
    ジョン・マルコヴィッチ/ティルダ・スウィントン
上映時間:1時間36分  PG-12
「公式サイト」

札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開中  


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