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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『川の底からこんにちは』タグの付いた投稿

2010年「映画」を振り返る



2011年の記念すべき1本目映画は、年末に見逃した 『キック・アス』 。
予想以上に面白く、良い映画幕開けとなりました。
そこで遅ればせながら、2010年の映画を振り返ってみたいと思います。

2010年公開の映画鑑賞本数は、外国映画101本(リバイバル含む)、
日本映画42本の合計143本+リピート作品5本+短編映画

2011年も素晴しい映画に出会えることを祈りつつ、去年に続いて
ワタシ的 2010年★ベストムービー やっちゃいます。

外国映画ベスト10 
1位...『オーケストラ!』  (ブラボー! ラストに大感動)
2位...『第9地区』  (斬新なSF映画に拍手)
3位...『インセプション』  (圧倒的なイマジネーション!)
4位...『トイ・ストーリー3』  (笑って泣けて心がほっこり)
5位...『ぼくのエリ 200歳の少女』  (美しく残酷で切ない...)
6位...『息もできない』  (ヤン・イクチュンの才能に脱帽)
7位...『瞳の奥の秘密』  (重厚な大人のラブストーリー)
8位...『(500)日のサマー』  (とにかく胸キュン)
9位...『キック・アス』  (美少女ヒーロー「ヒットガール」最高!)
※2011年に鑑賞したのですが、2010年公開作品なので滑り込みランクイン
10位..『しあわせの隠れ場所』  (家族愛に涙)

以下順不同で、『ミレニアム』、『抱擁のかけら』、『ハート・ロッカー
マイレージ、マイライフ』、『フローズン・リバー』、『17歳の肖像』、
ベスト・キッド』、『エクスペンダブルズ』、『マチェーテ』、『リトル・ランボーズ
なども良かったなぁ!




日本映画ベスト10 
1位...『告白』  (衝撃的! 松さんの演技が忘れられない)
2位...『最後の忠臣蔵』  (日本人の心にしみます)
3位...『ちょんまげぷりん』  (サムライ男子LOVE)
4位...『十三人の刺客』  (ド派手な時代劇エンターテインメント)
5位...『川の底からこんにちは』  (♪ 社歌♪ が頭から離れない)
6位...『さんかく』  (リアルな人間描写がたまらない)
7位...『悪人』  (役者陣の演技に釘付け)
8位...『ゴールデンスランバー』  (爽快な娯楽大作)
9位...『春との旅』  (生きることは素晴らしい)
10位..『海炭市叙景』  (地方都市の姿を淡々と映し出した秀作)

以下順不同で、『今度は愛妻家』、『ボックス!』、『パーマネント野ばら』、
ハナミズキ』 などもお気に入り。 
地元(北海道)が舞台の映画や地方モノに弱い傾向ありかも。

2011年も日本人として日本映画に期待したいと思います!



映画 『川の底からこんにちは』

20100810-01.jpg

大好きな満島ひかりちゃん主演だし、インパクト大の
予告が頭から離れず(笑)、気になってしょうがなかった
作品 『川の底からこんにちは』。

いや~、期待以上に面白かった!
笑って、泣いて、元気になれる人生応援ムービー。

映画前半は、ひかりちゃんが演じる仕事も恋愛も妥協
して生きてきた無気力なヒロイン・佐和子や、ダメ男の彼氏、
しじみ工場のアクの強いオバチャン従業員たちに、面白さ
よりもイライラムカムカしながら観ていたワタシ...。

そんなフラスコレーションが蓄積したところで、佐和子の
開き直りパワーが炸裂し、物語が一転...(爆)。
この爽快感は、石井裕也監督にまんまとしてやられたり。

佐和子のスイッチの切替をリアリティのある演技で
魅せてくれた満島ひかりちゃんはやっぱり素晴しい。 
毎回そこまでやっていいの?と思ってしまうくらい
むきだし演技を魅せてくれるけど、いったいどこまで
やってくれるんだろう? 次回作 『悪人』 も楽しみだわっ。

敵にまわすと怖いけど、味方につけちゃうと最強の
工場のオバチャン達もかなりツボですが、岩松了さん、
志賀廣太郎さんの安定感のある演技が良かった(笑)

このご時世に生きて行く勇気が湧いてくる映画です。
「しょうがない」の意味もネガティブなイメージから
ポジティブな清々しさを感じました。
しょうがないから頑張るしかないんだよねっ。

映画を観ると、♪木村水産社歌♪ が頭から離れませ~んっ!

上がる上がるよ消費税 金持ちの友達一人もいない
来るなら来てみろ大不況 その時ゃ 政府を倒すまで 倒せ倒せ政府
シジミのパック詰め シジミのパック詰め 川の底からこんにちは

一度や二度の失敗と 駆け落ちぐらいは屁の河童
駄目な男を捨てられない 仕事は基本つまらない
中の下の生活 所詮みんな中の下 楽しいな 楽しいな
シジミのパック詰め シジミのパック詰め 川の底からこんにちは



川の底からこんにちは   「公式サイト」
上京して5年目のOL佐和子は、目標もない自堕落な生活を送っていた。ある日、
父親が末期がんのため余命わずかだという知らせが入り、一人娘の佐和子が
実家のしじみ工場の跡を継ぐことになる。しかし工場は倒産寸前で、労働者の
中年女性たちからはいびられる毎日。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて
自分の人生を見つめ直すことになる。


監督・脚本:石井裕也
出演:満島ひかり/遠藤雅/相原綺羅/志賀廣太郎/岩松了  ほか
上映時間:1時間52分

■シアターキノ にて上映中

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