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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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映画 『サガン-悲しみよ こんにちは-』



サガン-悲しみよ こんにちは-
わずか18歳で、処女作 『悲しみよ こんにちは』 がベストセラーとなり、ありあまる
富と名声を手にしたフランソワーズ・サガン。 アンドレ・マルローの娘フロランス、
作家ベルナール・フランク、ダンサー兼脚本家のジャック・シャゾらを親友とし、
自由奔放な社交生活を楽しむようになるが...


サガンの「悲しみよ こんにちは」といえば、タイトルに
惹かれて高校時代に読み、自分と同世代でこんな
大人っぽい小説を書いたサガンに驚いたことと、
文庫本がやけに薄かったことを覚えている。
本作は、その小説を読んだ時よりも衝撃的で波乱に満ちた
フランソワーズ・サガンの人生を描いた伝記映画。

大胆で繊細、才能と強運も持ち合わせたサガン。 
自分らしさを貫き通した生き方は、マネできないだけに魅力的。
そんな彼女の寂しさや孤独に満ちた晩年の姿が切ない。

サガンの18歳から69歳までを1人で演じるのは、
映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でピアフに
成りきっていたシルヴィ・テステュー。
本作の熱演もさることながら、写真などで見るサガン本人に
とてもよく似ていて、これまたビックリ。

シンプルな黒ワンピースにパールや豹柄のコートなど
フランスをイメージさせるサガンのファッションにも注目。

改めて、ジーン・セバーグの 『悲しみよ こんにちは』 や
小説を読み返してみたい。

英題: SAGAN
監督・脚本:ディアーヌ・キュリス
出演:シルヴィー・テステュー/ピエール・パルマード/ジャンヌ・バリバール ほか
上映時間:1時間55分  PG-12
「公式サイト」

シアターキノにて上映中


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