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オランウータン飼育日記&円山四季だより

by zooyoshida

プロフィール

吉田 淳一

担当動物はオランウータン、ツル、トキです。
以前に、クマ類、海獣、シマウマ、ビーバー、カワウソ、クジャクを担当していました。飼育員として26年間勤めています。
これから、オランウータンの日常生活などについてお知らせしていこうと思います。


投稿したブログ数:2821件

まがる~~

あっ、どうも。

お久しぶりです。2回目の登場です!



突然ですが、

フラミンゴといえば、ピンクの体に長~い足。そして、ぐんにゃり曲がった嘴が特徴ですが・・・


この嘴、実は産まれたときは真っ直ぐなんです!!

成長するに連れ、徐々に曲がってきます。



どうして産まれたときから曲がっていないの??と思いませんか。




それはフラミンゴが雛の時の餌に関係しています。


フラミンゴの雛は『フラミンゴミルク』という食道分泌物を親から口移しで与えられて育

ちます。

これは、親鳥の嗉嚢壁の腺から分泌され、真っ赤な色の液体です。この餌を

受けやすいように、産まれたときは真っ直ぐなのです。


でも、この真っ直ぐな嘴の時期は短く、4週間ほど経つと屈曲し始めます。

屈曲し始めたころから自力採食がはじまります。


母乳を分泌しない鳥類が、餌として腺分泌物を与えることは珍しい例で、他には鳩の「ピジョンミルク」があります。




それでは、徐々に曲がっていく嘴をご覧ください。











産まれたばかりのころはピンク色で真っ直ぐ!!





ちょっと曲がってきたかなぁ?

20071213-03.jpg



だんだん曲がってきてねぇ。





かなり曲がってきたよ。





だいぶ曲がったねぇ。





現在はこんな曲がり具合。










最終的にはこんな感じ目指してます。

20071213-08.jpg





顔は大人並だけど体は子供で頭でっかち。

20071213-09.JPG


この絶妙なアンバランス感~♪

今だけですので、どうぞ見に来てみてください。












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