札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧

映画 『サマーウォーズ』

 

オータムになりましたが、『サマーウォーズ』を観てきました。

アニメに疎く、細田守監督の前作 『時をかける少女』の
若者の言葉遣いに違和感があり、その流れで本作は
ノーマーク。 さらりとスルーする予定でしたが、評判が良く
鳩山総理も観たというので、今更ながら観賞してみることに。

こんなに面白くて号泣する映画だったとは...まさに予想外。
ノーマークだったことを後悔。 急いでリピートしなくっちゃっ。

ストーリーは、気弱な高校生と田舎の大家族が、デジタル
ネットワーク上の異変がもたらした世界の危機に立ち向かう
お話。 この説明では?だろうけど、とりあえず観て観て!

バーチャルなネット世界と現実世界(日本の田舎の大家族)
という対極の組み合わせが面白く、デジタルな時代になっても
家族の絆や人とのつながりの大切さを改めて感じました。

夏の匂いまで伝わってくるような懐かしい田舎の風景など
映像美が素晴らしく、大家族のキャラ設定も面白い。
家族が食卓を囲む何気ないシーンがお気に入り。

一族の大黒柱・栄おばあちゃんの言葉が心に沁みます。
その言葉を聴くだけでも価値のある作品かも。満足満足。

サマーウォーズ   「公式サイト」
数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ
夏休みの間、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことに。そんな時
健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実
世界にも波及。夏希の一家ともども、世界の危機に立ち向かう。


監督・原作:細田守
脚本:奥寺佐渡子
声優:神木隆之介/桜庭ななみ/谷村美月/仲里依沙 ほか
上映時間:1時間54分

■ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中


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映画 『幸せはシャンソニア劇場から』 100マイル試写会



フランスに行ったことはないのですが、どこか懐かしい古き良き
パリを舞台に、不況で閉館してしまった「シャンソニア劇場」を
愛する人々が力を合わせて劇場再開のために奔走する姿を
描いた心温まる物語。

なんといっても音楽が良くって 「♪パリ~パリ~♪」頭から離れません。
友情や親子愛が描かれていて、笑いあり涙ありの華やかな
フレンチ人情劇って感じかな? こういう映画好きです。

主人公ピゴワルを演じるのは、『バティニョールおじさん』『コーラス』の
ジェラール・ジュニョ。『タンデム』の頃から好きな役者さんなのですが、
びっくりするくらい変わらない。この顔を見ると和んじゃう(笑)

一人息子ジョジョを演じるのは、『コーラス』でペピノ君を演じた
マクサンス・ペラン君。大きくなった本作でも健気で愛らし~。
そんな今後が楽しみなマクサンス君は、『ニュー・シネマ・パラダイス
『コーラス』そして本作の製作者ジャック・ペランの実の息子さん。
クリストフ・バラティエ監督は、伯父さんだというから、これまた
ビックリ。 華麗なる美形一族だわ(笑)

ヒロイン役に大抜擢されたノラ・アルネゼデールちゃん。
チャーミングで歌もなかなか良い。新たなスターとして注目です。

幸せはシャンソニア劇場から   「公式サイト」
1936年パリ。ミュージックホール・シャンソニア劇場は不況のため閉館し、
長年裏方を務めてきたピゴワルは職を失う。失業者のままでは子育ての
資格はないと、愛する息子と引き離されてしまったピゴワルは、再び息子と
暮らしたい一心で、かつての仲間とともに劇場再建に乗り出す。


原題:Faubourg 36
監督:クリストフ・バラティエ
製作:ジャック・ペラン
出演:ジェラール・ジュニョ/カド・メラッド/クロヴィス・コルニアック
    ノラ・アルネゼデール/ピエール・リシャール ほか
上映時間:1時間55分

■9月19日(土)より、シアターキノにて上映。 


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映画 『扉をたたく人』



★映画鑑賞後に行なわれた、茂呂剛伸さんのジャンベ&
縄文太鼓のミニ演奏を先にUPしましたが...映画は、
「ジャンベ」が魅力的で、期待通りの素晴らしい作品でした。

最近ではコーエン兄弟の『バーン・アフター・リーディング』などに
出演していた名脇役 リチャード・ジェンキンスが初の主役を演じ、
アカデミー賞主演男優賞にノミネート(オスカーはショーン・ペン)されたり、
「ジャンベ」が使われていたりと、個人的に大注目していた作品。

「移民問題」をテーマに、地味めなキャストで抑え目に描いた
静かな作品ですが、心を閉ざして生きる大学教授が、移民青年と
出会い、音楽を通じて心を通わせていく過程に心打たれました。
余韻が残るラストシーンは圧巻。 とても感動しました。

リチャード・ジェンキンスの抑えた演技がリアルで素晴らしい。
ジャンベ奏者・タレクを演じたハーズ・スレイマンの爽やかさも◎。
2人のセッションシーンはとっても良かった。
タルクの母親を演じた『シリアの花嫁』のヒアム・アッバス
とても魅力的。大人のロマンスもグッときた。

監督・脚本のトム・マッカーシーは、『デュプリシティ』にも
出演していた役者でもありますが、印象に残っていない...。
本作が素晴らしかったので、監督・脚本家としては、しっかり
記憶されました。 次回作も期待しています。

扉をたたく人   「公式サイト」
大学教授のウォルターは、妻に先立たれて以来、心を閉ざし孤独に生きてきた。
久々にニューヨークの別宅を訪れると、見知らぬ移民の男女が暮らしていた。
シリア出身の青年タレクはジャンべ奏者であり、ウォルターはタレクからジャンベを
習い始め、次第に心を通わせていくが...。


原題:the Visitor
監督・脚本:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス/ヒアム・アッバス/ハーズ・スレイマン
    ダナイ・グリラ ほか
上映時間:1時間44分
■シアターキノにて上映中。 

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ジャンベ最高~映画 『扉をひらく人』

The Visitor 

シアターキノさんのロビーで、映画 『扉をたたく人』 公開記念、
江別市出身の打楽器奏者・茂呂剛伸(もろごうしん)さんの
ジャンベ&縄文太鼓のミニ演奏を聴いてきました。

キャンドルナイトで茂呂さんのジャンベ演奏を聴いて以来、
ジャンベ(アフリカン太鼓)の魅力にハマった一人です。

映画は、ジャンベを通して閉ざした心を開いていく人間ドラマ。
秀作映画を観賞後に、パワフルなジャンベ演奏を聴くことができて大満足。
(映画レポは後ほど...) 

ジャンベ最高、映画最高!
茂呂剛伸さん、シアターキノさん、ありがとうございました。

※ジャンベ演奏家・茂呂剛伸さんLIVE情報は、こちら★

映画 『女の子ものがたり』



いけちゃんとぼく』に続き、西原理恵子さんの自叙伝的
作品を映画化。 (今年はサイバライヤーなのか?)

原作は未読。 タイトルのイメージから、ほんわか可愛らしい
お話と思いきや、現実的な女の子の物語。

女の子が大人になる時の切なくてほろ苦い思いが
いっぱい詰まった作品。 瑞々しくて良かった~。

ヒロインを演じた3世代の女優さんがとっても良い。
森迫永依ちゃんは健気で可愛く、大後寿々花ちゃんの
透明感のある演技も良かったし、深津絵里ちゃんの
ダラダラ・ダメ女っぷりもキュートで魅力的。

田舎の風景とアコースティックな音楽が心地よく、
ラストは涙、涙...大切な友達に会いたくなっちゃった。

女の子ものがたり
漫画家の高原菜都美はスランプで、まったく筆の進まない日々が続いていた。
新米編集者の財前もあきれ果て、ついには彼女にキツい一言を投げつける。
その一言をきっかけに、かつて自分が「女の子」だった頃のことを思い出す。


監督・脚本:森岡利行
原作:西原理恵子「女の子ものがたり」
出演:深津絵里/大後寿々花/福士誠治/波瑠/高山侑子/森迫永依
    三吉彩花/佐藤初/風雪ジュン/板尾創路/奥貫薫 ほか
上映時間:1時間50分
「公式サイト」

■シアターキノ、ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中。 


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