『映画 ’09』カテゴリーの投稿一覧
『つみきのいえ』『おくりびと』オスカーW受賞おめでとう!
Posted by bluestar on 2009年2月23日(月) 13:35
【第81回アカデミー賞】
加藤久仁生監督の 『つみきのいえ』 短編アニメーション賞 受賞!
滝田洋二郎監督の 『おくりびと』外国語映画賞 受賞!
日本映画オスカーW受賞おめでとう! びっくりです。快挙です。感激です。
『つみきのいえ』 は観ていないので、できればスクリーン希望。
でもやっぱり強かった『スラムドック$ミリオネア』。 公開が待ち遠しいです。
つみきのいえ公式サイト
おくりびと公式サイト
映画 『BOY A』
Posted by bluestar on 2009年2月23日(月) 00:02
【BOY A】 公式サイト
子供の頃に犯した犯罪により、人生のほとんどを刑務所で過ごしてきた青年が
ジャックと名前を変え、ソーシャルワーカーのテリーから仕事とアパートが与えられ
過去を隠して新しい生活を始めるが...。
過去に犯罪を犯した青年の心の葛藤と社会復帰の難さを描いた人間ドラマ。
イギリス映画だが、少年犯罪や引きこもりなど、まるで日本を描いている様な
社会派映画でもある。
犯罪を犯した青年が社会復帰するところから物語は始まり、心優しく
純真無垢な主人公に好感を持ちながら、徐々に彼の過去が明らかとなる。
身近な人や愛する人が過去を背負っていたら、自分はそれを受け入れることが
できるのだろうか? 深く考えさせられた。
ナイーブなジャックを見事に演じているアンドリュー・ガーフィールドの
繊細な演技は圧巻。 はにかんだ笑顔に母性本能をくすぐられた。
どこかで観た顔だと思っていたら、作品的にはイマイチだった『大いなる陰謀』で
ロバート・レッドフォード演じる大学教授の生徒(トッド)だった彼。
今後、大注目されそうな予感。
ソーシャル・ワーカー(テリー)役は、ケン・ローチ監督作『マイ・ネーム・イズ・ジョー』
の演技派ピーター・ミュラン。 ジャックと接する父親のようなまなざしと
実の息子とのぎくしゃくした関係を好演。 渋い演技にご注目。
重いテーマですが、是非ぜひ観ていただきたい秀作。
シアターキノにて公開中 上映時間:1時間47分
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北海道オールロケ映画 『ハルフウェイ』
Posted by bluestar on 2009年2月21日(土) 22:57
【ハルフウェイ】 公式サイト
大学受験を控えた女子高校生のヒロは、秘かに想いを寄せるシュウに告白できず
親友のメメに切ない恋心を打ち明けていた。そんなヒロが思いを寄せていたシュウに
ふとした出来事から付き合ってくれと言われてしまう。それは、高校生活の最後に
起きた奇跡。しかし、ふたりの行く手には、卒業が待ち受けていた。
人気脚本家の北川悦吏子の初監督作。 岩井俊二プロデュース、
小林武志が音楽監督を務める青春ラブ・ストーリー。
高校生のピュアな恋物語をアラフォーが観ても大丈夫なものかと
思いつつ、北海道(小樽・石狩)オールロケに惹かれて鑑賞。
石狩川や小樽の坂道などのどかな風景が美しく、リアルな会話が魅力的。
終始、甘酸っぱい恋がいっぱいで、気恥ずかしいんだけど胸キュン。
惹かれ合う高校生ヒロとシュウを演じるのは、北乃きいちゃんと岡田将生くん。
ほぼアドリブという二人のナチュラルな演技と会話が一番の見所。
二人が本当に良くて、ドラマでも共演しているだけあって息もぴったり。
映画のタイトルもアドリブからきているので、お楽しみに。
設定じゃないと思うけど、気の強い女の子とちょっと優柔不断な男の子って
「どさんこ」っぽいなぁと思ったのはワタシだけ?
高校時代を思い出して共感したり、青春をうらやましく思ったり、キラキラした
恋がしたくなったり...大人も十分楽しめます。
スガイシネプレックス札幌劇場にて公開中 上映時間:1時間25分
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映画 『その男ヴァン・ダム』
Posted by bluestar on 2009年2月20日(金) 00:20
【その男ヴァン・ダム】 公式サイト
1990年代、アクション・スターとしてハリウッド映画で活躍したジャン=クロード・ヴァン・ダム。
だが彼の主演作はいまやC級扱い。しかも私生活では金銭トラブルや娘の親権争いと、
まさにどん底。ある日、故郷ベルギーに帰り、偶然入った郵便局が強盗に占拠され、
交渉人として選ばれたヴァン・ダムは、あろうことか強盗一味に間違われてしまう。
予告編から面白そうだなぁと気になっていたのですが、改めて考えてみると、
ジャン=クロード・ヴァンダムの作品ってほとんど観たことがない...。
アクション映画は好きだけど、マッチョ系はニガテ。
そういえば以前、イリュージョニストさんの妄想?で噂になってましたよね。
こんな私が観ても面白かった~。 かなり掘り出しものです。
役者が本人を演じる映画といえば 奇想天外異色コメディの『マルコビッチの穴』
を思い出すのですが、『その男ヴァン・ダム』は自虐ネタ満載で、ただの
パロディで終わらないのが見所。
ヴァン・ダムのファンであるマブルク・エル・メクリ監督の愛やリスペクトを
感じまくりの作品です。
ジョン・ウーやスティーブン・セガールネタなど、映画好きにはたまりません。
ラストも好きっ。
どこまで地で、どこから演技なのかわからないけれど、ヴァン・ダム最高。
ファンになること間違いなし。 頑張れヴァン・ダム!
ユナイテッドシネマ札幌にて公開中 上映時間:1時間36分
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: その男ヴァン・ダム, アクション, コメディ, シアター, ジャン=クロード・ヴァンダム, ユナイテッドシネマ札幌, 中央区, 映画, 札幌
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映画 『未来を写した子どもたち』
Posted by bluestar on 2009年2月18日(水) 12:56
【未来を写した子どもたち】
インドのカルカッタ。売春窟で生まれた子どもたちの将来は、親の仕事を継ぐ以外になかった。
写真家ザナ・ブリスキは売春窟での撮影を続けるうちに、子どもたちにカメラを与えて写真教室を開く。
初めて自分たちの可能性を知った子どもたちは、写真を通して将来に夢と希望を抱くようになる。
ザナは子どもたちの将来を案じ、その環境から救い出したいと努力するが、それは苦難に満ちた道のりだった。
第77回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
ちなみに今年は81回目。日本公開までずいぶん時間がかかっていますが
公開してくれたことに感謝。
ニューヨークで活躍する女性写真家ザナ・ブリスキが、売春窟の子供たちに
写真教室を開き孤軍奮闘する姿を追ったドキュメンタリー。
自らの過酷な境遇を運命と受け止める子供たちが、カメラを与えられ
目をキラキラと輝かせて自由にシャッター切る姿が印象的。
子供たちの笑顔と豊かな感性はすばらしい。
恵まれた環境にいるはずの自分が、子供たちからパワーをもらいました。
子供たちが教育を受けるための基金を創設したザナさんの行動に感銘を受けた。
映画のラストで知ることとなる子供達の現状は、これが現実と受け止めつつも、
胸が痛い。
「未来を写した子どもたち」公式サイト
シアターキノにて公開中 上映時間:1時間25分
※キノでは子供たちのすばらしい写真が展示されています。
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