『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧
映画 『カケラ』
Posted by bluestar on 2010年6月22日(火) 01:06
先週、安藤モモ子監督のトーク&ティーチインをUP
してから1週間も経ってしまいましたが...
映画の感想をご紹介。
本作を観ようと思ったきっかけはズバリ、『愛のむきだし』
『クヒオ大佐』 の満島ひかりちゃんが出演しているから。
本作でも期待通りの女優魂をみせてくれるひかりちゃんも
スゴイのですが、彼女以上の存在感をみせるのが
もう一人のヒロイン中村映里子ちゃん。
この2人のキャスティングは絶妙です。
物語は、何となく彼氏と付き合っていたり、何となく
生きている女子大生・ハルが、対照的な性格のリコと
出会い性別の枠を越え、人として成長していく姿を描く。
女同士の恋愛を描いていますがイヤラシさはまったくありません。
女性の監督らしく、女の子の揺れる心情が繊細かつリアル。
印象的なセリフも多く、安藤モモ子監督の感性やセンスを
ビシビシ感じました。
自分はどちらかといえばハルタイプなので、
ストレートな性格のリコに憧れます。
でも、ずっと一緒にいたら押しつぶされそう...。
【カケラ】 「公式サイト」
平凡な女子大生のハルは、ボーイフレンドはいるけど、どこか満たされない、
何かが足りないと日々を感じていた。そんなある日、ハルは喫茶店で、人の身体の
パーツを作るメディカルアーティストのリコに出会う。ともに時間を過ごすうち、リコは
大胆にもハルに好意を寄せるが、ハルはそんなリコに戸惑いを隠せずにいた。
監督・脚本:安藤モモ子
原作:桜沢エリカ 「ラブ・ヴァイブス」
出演:満島ひかり/中村映里子/永岡佑/光石研/根岸季衣
志茂田景樹/津川雅彦/かたせ梨乃 ほか
上映時間:1時間47分
■シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『クロッシング』
Posted by bluestar on 2010年6月21日(月) 23:54
北朝鮮の現実をリアルに描いた韓国映画
『クロッシング』 を観てきました。
脱北者100人以上に取材し、メインスタッフやエキストラに
脱北者を起用したり、秘密裏に撮影されたという渾身の一作。
脱北がテーマとなっているので、重い内容を覚悟
して観賞。 確かに重い内容ですが、映像が美しく
映画として見応えのある素晴らしい作品でした。
上映中は重くやるせない内容に泣くに泣けず。
安堵からかエンドロールと共に涙がボロボロ...。
改めてこの国に生まれた幸せを深く感じました。
同じアジアの国でありながら 近くて遠い国、北朝鮮。
自分は何も出来ないけれど、現実から目を背けず
知ることが大切だと思う。
観るべき映画を上映してくれたシアターキノさんに感謝。
【クロッシング】 「公式サイト」
北朝鮮の炭鉱町に住む元サッカー選手のヨンスは、妻ヨンハと11歳の息子ジュニと
ともに、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、
ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かう。決死の覚悟で国境を越えたヨンス
は、必死に働いて薬を手に入れようとするが、北朝鮮では夫の帰りを待ちながら
ヨンスが静かに息を引き取る。孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて
国境を目指す。
原題:Crossing
監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ/シン・ミョンチョル/ソ・ヨンファ/チョン・インギ
チュ・ダヨン ほか
上映時間:1時間47分
■ シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『シーサイドモーテル』
Posted by bluestar on 2010年6月16日(水) 12:56
海もないのに「シーサイド」と名付けられた山奥の
さびれたモーテルに集まったワケあり男女11人が
4つの部屋で騙し合いを繰り広げられる群像コメディー。
豪華キャストに惹かれて観たのですが、
いまひとつパンチに欠ける作品でした。
一癖も二癖もあるキャラクターを楽しそうに演じる
俳優さんたちは見応えがあり、笑えるけど切ない
エピソードも悪くないのですが、群像劇らしい繋がり
の面白さや爽快感を味わえないのは非常に残念っ。
豪華キャストなのに、もったいなさすぎっ。
麻生久美子ちゃんのキャンディ可愛かったなぁ。
おまわりさんもツボですが、温水洋一さんと
古田新太さんはおいしいトコ持って行くねぇ。
そうそう、エンドクレジット後もお見逃しなく。
ちなみに主題歌はシャネルズの「ランナウェイ」。
懐かし~ってことで思い出したのが、小学生の頃に
なにかの余興で墨汁を顔に塗って歌って踊ったら
次の日かぶれました...。
【シーサイドモーテル】
午後6時。103号室のベッドでうたた寝していた亀田が目を覚ます。インチキ
美容クリームのセールスマン亀田はドサ回り営業の途中。そこへコールガールの
キャンディが部屋を間違えて亀田の部屋を訪ねてきた。「4万円で遊ばない?」と
言うキャンディに亀田は・・・。その5分前の5時55分。202号室のベッドの上では
ギャンブラーの朝倉が目を覚ました。
監督・脚本:守屋健太郎
原作:岡田ユキオ「MOTEL」(日本文芸社刊)
出演:生田斗真/麻生久美子/山田孝之/玉山鉄二/成海璃子
古田新太/温水洋一/小島聖/池太鉄洋/柄本時生
山崎真実 ほか
上映時間:1時間42分
「公式サイト」
■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『アイアンマン2』
Posted by bluestar on 2010年6月16日(水) 12:44
前作 『アイアンマン』 が予想外にカッコよく、
面白かったので続編を楽しみにしていました。
期待しちゃいけないと、思いつつ...
前作以上の豪華キャストにも惹かれて
上映初日から期待度MAXで観賞。
アイアンマンの最大の魅力は、型破りで人間臭い
ヒーロー=トニー・スタークだと思うのですが、本作の
トニーはチョイ悪を通り越し、調子に乗りまくり。
前作よりパワーアップしたメカニックシーンは
カッコイイし、エンタメ作品として十分楽しめると
思うのですが、トニーに共感できず残念な感じ。
期待した自分も悪いのですが、『SATC2』 に続き、
前作の方が面白かったです。
物語は、前作のラストで 「I am ironman」 と
自らの正体を明かしたトニー・スターク
(ロバート・ダウニー・Jr.)に新たな強敵が迫る。
その敵役は 『レスラー』 のミッキー・ローク。
ロシア人には見えないけど(笑)、悪役がハマリすぎっ。
ロバート・ダウニー・Jr. VS ミッキー・ローク って
80年代から2人の映画を観ていた世代には涙モノ。
ペッパー演じるグウィネス・パルトロウもチャーミング
ですが、一番輝いていたのがスカーレット・ヨハンソン。
いつも以上に美しく、あのBODYは反則でしょう?
見せ場のアクションシーンもカッコよくて、レザースーツに
身を包んだスカちゃんにならやられてみたいっ(笑)
※エンドクレジットの後のボーナスカットもお見逃しなく!
とりあえず「3」に期待したいと思います。
【アイアンマン2】 「公式サイト」
自らアイアンマンであることを世界に明かしたトニーに、新たな試練が待っていた。
パワードスーツの没収を政府から命じられる一方で、スーツの動力源であるアーク・
リアクターの悪影響はトニーの体を急速に蝕んでいた。さらにアイアンマンを凌ぐ
パワーを持ち、激しい憎悪の炎を燃やすウィップラッシュが現れる。
原題:Iron Man 2
監督:ジョン・ファブロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr./グウィネス・パルトロウ/ドン・チードル
ミッキー・ローク/スカーレット・ヨハンソン/サム・ロックウェル
サミュエル・L・ジャクソン ほか
上映時間:1時間57分
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中
※ちなみに、6月~ユナイテッド・シネマのクラブスパイス会員は
毎週金曜日 映画1本 1,000円!
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '10|タグ: アイアンマン2, アイアンマン2, アメコミ, グウィネス・パルトロウ, ジョン・ファブロー, スカーレット・ヨハンソン, ドン・チードル, ミッキー・ローク, ユナイテッド・シネマ札幌, ロバート・ダウニー・Jr, 中央区, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『マイ・ブラザー』
Posted by bluestar on 2010年6月13日(日) 21:26
デンマーク映画 『ある愛の風景』 のリメイク。
オリジナルは未見で観賞。
戦場で心に深い傷を負った兵士とその家族の
再生を描いた物語。
『マイ・レフト・フッド』 等のジム・シェリダン監督
だけに人間描写が秀逸。
兄弟とその兄嫁、家族を愛するが故の
心の葛藤を繊細に描いています。
優秀な兄・サム(トビー・マグワイヤ)
厄介者の弟・トミー(ジェイク・ギレンホール)
サムの美しい妻・グレース(ナタリー・ポートマン)
この3人の共演は見逃せません。
一番お驚いたのが、トビーの激ヤセぶり。
戦場から別人になって帰ってくる役柄通りに
『スパイダーマン』 シリーズとはまるで別人。
鬼気迫る演技に圧倒されました。
ナタリーの強さと美しさも良かったですが
自然な演技のジェイクと子役が素晴らしい。
長女・イザベル役のベイリーちゃんは本当にスゴイ。
出番は少ないですが、『17歳の肖像』 の
キャリー・マリガンもお見逃しなく。
※できれば 『ハート・ロッカー』 より先に観たかった...。
良作ですが、映画予告で良いシーンを見せすぎっ。
【マイ・ブラザー】
海兵隊員のサムは、よき夫でよき父。厄介者の弟トミーが出所するのと入れ替わりに、
妻のグレースと二人の娘を残し、アフガニスタンに出征する。しばらくしてグレースの
もとにサムの訃報が届く。悲しみに沈むグレースたちを慰めたのはトミーだった。
彼は兄嫁や姪たちを支える中で次第に更生していくが、ある日、死んだはずのサム
が別人のようになって生還する。
原題:Brothers
監督:ジム・シェリダン
出演:トビー・マグワイヤ/ジェイク・ギレンホール/ナタリー・ポートマン
サム・シェパード/キャリー・マリガン ほか
上映時間:1時間45分
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '10|タグ: ジェイク・ギレンホール, ジム・シェリダン, ディノスシネマズ札幌劇場, トビー・マグワイヤ, ナタリー・ポートマン, マイ・ブラザー, 中央区, 映画, 札幌, 邦画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません