『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧
『息もできない』 特別上映とゲストトーク@シアターキノ
Posted by bluestar on 2010年10月6日(水) 23:43
本日より、「SAPPORO SHORT FEST 2010」 が開幕しましたねぇ。
ホワイトロックシアターの初日プログラムも魅力的でしたが、
シアターキノで SAPPORO SHORT FEST 5周年記念特別上映
『息もできない』 上映と、監督・主演ヤン・イクチュン氏&主演女優
キム・コッピさんのゲストトーク に参加してきました。
客席には、映画 『レインマン』 のオスカー脚本家であり
SSFの国際審査委員である バリー・モロー氏の姿がっ! 感激です!
実は、映画 『息もできない』 を観るのは3回目。
監督・主演・脚本・編集・制作をこなした才能溢れるヤン・イクチュン氏と
主演女優のキム・コッピちゃんの来札を楽しみにしていたんです。
映画は、3回目も涙・涙・涙...素晴らしい作品です。
映画上映後にヤン監督とコッピちゃん登場。
映画では、いかにもなチンピラを演じていたヤン監督ですが、
キャップにメガネを掛け、チェックのシャツにジーンズ姿の監督は
普通のお兄さん風。 コッピちゃんは、水玉ネイビーのワンピース姿
が清楚でカワイイ女の子といったイメージ。
「皆さん、ありがとうございます。 はじめまして、キム・コッピです。」
と流暢な日本語で挨拶をしてくれたコッピちゃん。
通訳さんを交えてのトークは、映画の根底にある韓国の歴史的な
背景や家族、暴力描写についてなど真摯に語ってくれました。
お茶目なヤン監督の、KISSネタは笑えました。
今回、SSFの審査員として来札されたヤン監督。
映画祭で見かけたら 「KISSして下さい」って言ってました(笑)
ヤン・イクチュン監督&キム・コッピさん、カムサハムニダ!
■『息もできない』 は、シアターキノにて10/9(土)~15(金)アンコール上映決定!
カテゴリー: 映画 '10|タグ: SAPPORO SHORT FEST, SAPPORO SHORT FEST 2010, SAPPOROショートフェスト, キム・コッピ, シアターキノ, ヤン・イクチュン, 息もできない, 映画, 札幌, 札幌国際短編映画祭, 札幌市, 洋画, 特別上映, 舞台挨拶, 韓国
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
SAPPORO SHORT FEST 2010~先行上映会
Posted by bluestar on 2010年10月5日(火) 22:25
さっぽろオータムフェストが終わり、次なるお楽しみイベント
『SAPPORO SHORT FEST 2010 (第5回 札幌国際短編映画祭)』 が
明日10月6日(水)から始まりますねぇ。
昨夜は、一足お先に 「先行上映会」 に参加してきました。
5周年の今年は、メイン会場を大通公園に移し、SAPPORO CITY JAZZ の
イメージが強い、ホワイトロックがシアターに大変身!
気になる会場内は、せっかく撮った写真データがとんでしまったので(涙)
SSF事務局ブログをご覧ください。
<先行上映会に参加した感想を少々>
各プログラムの中から8作品を拝見したのですが、年々レベルが
上がっていますねぇ。 どれもこれも秀作揃いで、こんなに見せ
ちゃっていいの?と思うくらい、面白くてレベルが高い!
なかでも、本年度オスカーを受賞した 『ロゴラマ』は、
日本劇場初公開ですよっ! 全部のプログラムを観たいかも。
個人的に見逃せないのは、10月7日(木) 20:00~の
『岩井俊二監督スペシャル』 です。 楽しみだなぁ。
さて、作品は見所満載でかなり楽しみなのですが、メイン会場の
「ホワイトロックシアター」 について気になったことを一言、二言...。
400席ほどの座席はフラットで段差はありませんが、前の席と
互い違いに並んでいて、スクリーン(LEDパネル) が高めの位置に
設置されているので、後方に座っても見えると思います。
でも小さい子供は前の方じゃないと見えにくいかも?
(ちなみにイスは、SAPPORO CITY JAZZ と同じで、高反発シート付)
LEDパネルは明るくキレーですが、少々チカチカして気になりました。
そして、会場内は想像以上に冷え込みます!
ブランケットを貸し出していますが、鼻の頭まで寒かった。
寒さ対策にストールなど必需品ですよ。
トイレは JAZZと違い、数が少なく、少し外へ出るハメに。
地下街なども利用箇所になっていますが、正直不便。
会場は気になる点がありますが、上映が始まってしまえば
そんなことおかまいなしですけどねぇ...。
気軽に楽しめる「無料上映」 もあるので、短編映画が初めての人も
この機会に参加してみてはいかがでしょうか?
※第5回札幌国際短編映画祭の模様は、USTREAMで生中継されていますよ。
【SAPPORO SHORT FEST 2010 (第5回 札幌国際短編映画祭)】
会 期/2010年10月6日(水)~11日(月・祝)
会 場/札幌市内の次の会場で
■5周年記念 特設大通会場 ホワイトロックシアター(大通公園2丁目)
10:00~21:30 (1日6回プログラム)
オフィシャル・コンペ作品、特別プログラム、特別イベントなど。
■特 別 会 場 シアターキノ(中央区南3西6 地図)
10月7日(木)~10日(土)1日2プログラム(①20:00、②22:00)
特別プログラム、コンペ以外の国内の優秀作をオフシアター企画で上映
■オールナイト上映会場 札幌東宝プラザ(中央区南2西5狸小路5)
10月8日(金) 22:00~翌朝7:30 オールナイト上映
ミッドナイトショート(特別プログラム)の上映も
カテゴリー: 映画 '10|タグ: SAPPORO SHORT FEST, SAPPORO SHORT FEST 2010, SAPPOROショートフェスト, イベント, ホワイトロック, 中央区, 大通公園, 映画, 札幌, 札幌国際短編映画祭, 札幌市, 短編映画
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『シングルマン』
Posted by bluestar on 2010年10月4日(月) 01:55
世界的ファッションデザイナー、トム・フォードが初監督
したことで話題の 『シングルマン』 を初日鑑賞。
1960年代を舞台に、長年連れ添った最愛のパートナーを
亡くした心の傷が癒えない大学教授の1日を描いた物語。
なんてスタイリッシュで美しい大人の映画なんだろう。
初監督作品とは思えないトム・フォードの世界観に陶酔。
映画 『007/慰めの報酬』 でもダニエル・クレイグが
トム・フォードのスーツをスマートに着こなしていましたが、
本作・主演のコリン・ファースのエレガントなスーツ姿に
うっとり。 格好良さ2倍増し。
メガネや時計といった小道具もセンスが良く、主人公の
家や家具、クラシックな車など、隙のない美的センスに脱帽。
繊細な人間描写や感情を表現した映像の色使いも素晴らしく
魅せられました。
知的で繊細なジョージを演じるコリン・ファースの安定した
演技が素晴らしく、ジョージのかつての恋人チャーリーを
演じるジュリアン・ムーアもセクシーで美しい。
ジョージの教え子のケニーを演じているニコラス・ホルトが
『アバウト・ア・ボーイ』 のアノ小太りの男の子だったとは...
大人になったねぇ。
ニコラス以外も、ジョージのパートナーを演じたマシュー・グードや、
本作が映画初出演となるモデルのジョン・コルタジャレナら、
美しい男たちが登場...女子は目の保養にオススメかも(笑)
【シングルマン】
時代は1960年代前半。大学教授のジョージは16年間共に暮らしたパートナーを
事故で失い、人生最後の日だと思って世界を眺めている。しかし、新たな出会いを
重ねるうちに内面に変化が生まれていく。
原題:A Single Man
監督・脚本・製作:トム・フォード
原作:クリストファー・イシャーウッド
出演:コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/ニコラス・ホルト
マシュー・グード/ジョン・コルタジャレナ ほか
上映時間:1時間40分
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★
映画 『闇の列車、光の旅』
Posted by bluestar on 2010年10月4日(月) 01:50
UPが遅れているすきに札幌上映が終了してしまいましたが...
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナが製作指揮に
名を連ねていることで気になっていた作品です。
2009年のサンダンス映画祭で監督賞と撮影監督賞を受賞。
日系米国人のキャリー・ジョージ・フクナガ監督が
移民たちの現実を描いた人間ドラマ。
主人公は父とともに不法な手段で米国を目指す旅に出る
中米ホンジュラスの少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)と、
ギャング団に属し荒れた生活を送るメキシコの少年カスペル
(エドガー・フロレス)。
過酷な状況の中で出会い、支え合う2人の姿が痛々しい。
まるでドキュメンタリーを観ているような緊張感が続く、
重く切ない物語。 シビアなラストが胸を打つ。
美しい映像が救いかも。
平和ボケしたアタマにガツンとくる作品です。
【闇の列車、光の旅】
ホンジュラス出身の少女サイラは、父と叔父とともに移民たちでひしめく列車で
アメリカを目指し旅立つ。道中、メキシコの強盗集団に襲われたサイラは、彼らの
一味である青年カスペルに命を救われる。その後、サイラは裏切り者として組織
から追われるカスペルと行動を共にし、国境を目指す。
原題:Sin Nombre
監督・脚本:キャリー・ジョージ・フクナガ
製作総指揮:ガエル・ガルシア・ベルナル/ディエゴ・ルナ
出演:パウリーナ・ガイタン/エドガー・フロレス/クリスティアン・フェレール
テノック・ウエルタ/ディアナ・ガルシア ほか
上映時間:1時間36分 <PG-12>
「公式サイト」
■ディノスシネマズ札幌劇場
過去の映画レポはこちら★
カテゴリー: 映画 '10|タグ: キャリー・ジョージ・フクナガ, ディノスシネマズ札幌劇場, 中央区, 映画, 札幌, 札幌市, 洋画, 闇の列車、光の旅
コメントorトラックバックはまだありません
コメントorトラックバックはまだありません
映画 『瞳の奥の秘密』
Posted by bluestar on 2010年9月30日(木) 23:06
『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』 に引き続き、
またまたアルゼンチン映画。
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことくらい
しか予備知識を持たず鑑賞。
これは素晴らしい! 重厚で見応えがあり、評判通りの秀作。
...今年のベスト級かも。
ひとつの事件に係った人々の人生を丁寧に描いた
ミステリー仕立ての愛の物語。
25年前に起きた暴行殺人事件を軸に、過去と現実、
二組の愛の物語が交錯する巧みな構成。
当時のアルゼンチンの政治情勢も影響し、意外な展開へ。
現代と25年前の役を自然に演じる主演の2人が素晴らしい。
列車を追いかけるシーンやサッカー場のシーンなどカメラ
ワークが巧みで、伏線の張り方もお見事。
「A」が使えないタイプライターなど、スペイン語が分かれば、
もっと楽しめたのになぁ...。
二人の男性の異なる愛のカタチが、深い余韻を残します。
秋の夜長にじっくり観たい大人の映画です。
【瞳の奥の秘密】
2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当
した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。事件当時の職場を訪れ、
元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り
返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく。
原題:El Secreto De Sus OJos
監督・製作・共同脚本・編集:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン/ソレダ・ビジャミル/ギレルモ・フランチェラ
パブロ・ラゴ/ハビエル・ゴディノ/ホセ・ルイス・ジョイア ほか
上映時間:2時間9分 <PG-12>
「公式サイト」
■シアターキノ にて上映中
過去の映画レポはこちら★