札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『映画 ’10』カテゴリーの投稿一覧

映画 『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』



映画レビューUPが遅れまくりですが...

アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いた巨匠(マエストロ)たちの
歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリーを観てきました。

アルゼンチンタンゴと言われても、映画 『12モンキーズ』 で
知ったアストル・ピアソラのCDを聴いていた程度。

恥ずかしながら、本作に出演のマエストロを誰も知らなかった...。
そんなタンゴの知識に乏しい私でも十分に楽しめました!

内容は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のアルゼンチン
タンゴ版といった感じで、コラソン(タンゴの魂)を感じる演奏が
素晴らしい。 後半の一夜限りのコンサートは圧巻。

マエストロたちが奏でる艶やかな旋律に酔いしれ、タンゴの魅力に
どっぷり浸ることができました。

やっぱり、音楽って素晴しい! 

タンゴに人生のすべてを捧げてきたマエストロたちが素敵すぎ。
歳を重ねることは素晴しいなぁと心から思える作品です。



そうそう、早速サントラ
「Cafe de los Maestros」 購入。

ピアソラ以来のタンゴCDかも。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち   
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオに、名曲集アルバム
「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するため、1940年代から50年代に活躍し、
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが結集した。激動の歴史を生き
抜いてきた音楽家たちが、タンゴと祖国への熱い思いを語る。


原題:Cafe de Los Maestros
監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン/レオポルド・フェデリコ /マリアーノ・モーレス
    カルロス・ガルシーア/ホセ・“ペペ”・リベルテーラ/ビルヒニア・ルーケ  ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『十三人の刺客』



1963年に公開された工藤栄一監督による時代劇
『十三人の刺客』 を三池崇史監督がリメイク。

これから続々公開される時代劇映画の中で、超豪華・
男臭い“まげメン”大集合の本作を楽しみにしていましたっ。

一足お先に試写会で観た感想は...

もう、期待以上のド派手な時代劇エンターテインメント。
こりゃ、面白いっ!

緊張感が半端なくて、141分という長尺もあっという間。
クライマックスは迫力満点の大殺陣に大興奮。

三池監督らしいエログロ演出はあるものの、最後まで
グイグイ惹き込まれました。

なんといっても松平斉韶を演じた稲垣吾郎ちゃんの
暴君ぶりがイイ。 ハマリ過ぎていて怖いくらい...。

伊勢谷友介くんの役は意外でしたが...、自分たちの
使命を全うすべく 戦う男たちがカッコイイ! 

斬って、斬って、斬りまくるので、血が苦手な人は辛い
かも知れませんが、『クローズZERO』 世代の若者から
時代劇ファンまで老若男女楽しめるチャンバラ活劇です。

■9月25日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー

十三人の刺客   
江戸時代末期、将軍・家慶の弟・松平成韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりは目に余った。
成韶は、老中への就任も決まっているが、そのことに幕府の存亡の危機を募らせる
老中・土井(平幹二朗)は、大目付・島田(役所広司)に成韶暗殺の密命を下す。


監督:三池崇史
原作:池宮彰一郎
出演:役所広司/山田孝之/伊勢谷友介/沢村一樹/古田新太
    高岡蒼甫/六角精児/波岡一喜/近藤公園/石垣佑磨
    窪田正孝/伊原剛志/松方弘樹/吹石一恵/谷村美月
    斎藤 工/阿部進之介/内野聖陽/光石 研/岸部一徳
    平 幹二朗/松本幸四郎/稲垣吾郎/市村正親 ほか
上映時間:2時間21分   <PG-12>
「公式サイト」


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映画 『パリ20区、僕たちのクラス』



第61回カンヌ映画祭最高のパルム・ドールを受賞した作品ですが
ハッキリいって地味(笑)

生い立ちも出身国もさまざまな24人の生徒と1人の国語教師の
交流を通じ、フランスの教育現場を赤裸々に描く。

まず、ドキュメンタリーと見紛うような臨場感とリアリティに圧倒される。

原作「教室へ」の著者・フランソワ・ベゴドーが教師を演じ、
クラスの生徒を演じるのは全員が演技経験のない子供たち。

パリは、18~20区に貧困層の4割が集中していて、学校中退、
失業問題などが深刻な問題になっていて、映画に登場するクラスも
荒れまくりで、この生徒たちが憎たらしいったらありゃしない。 
私が教師だったら、速攻ぶちキレるだろうなぁ。

日本と異なる教育システムが興味深く、どこの国も子供を教育する
ということは大変な仕事だと改めて考えさせられました。

パリ20区、僕たちのクラス  
移民が多く暮らすパリ20区の公立中学校。正しい国語を身につけさせることこそ
生徒たちの将来の幸福につながると信念を持つフランス語教師のフランソワだったが、
様々な出身国を持つ24人の生徒たちが混じり合う新学期の教室で、思いがけない
反発や質問に翻弄されてしまう。


原題:Entre les Murs
監督:ローラン・カンテ
原作:フランソワ・ベゴドー (「教室へ」)
出演:フランソワ・ベゴドー/演技経験のない24人の子供たち ほか
上映時間:2時間8分
「公式サイト」

■ディノスシネマズ札幌劇場 にて上映中

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映画 『悪人』



ブログUPが遅れていますが...
深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を
受賞したことで、何かと話題の 『悪人』 を公開早々観てきました。

パレード』 に続き映画化された、吉田修一氏の原作本は
(映画を観てから読もうと思って)未読のまま観賞。

出会い系で知り合った孤独な男女の逃亡劇を軸に
登場人物それぞれの善と悪の部分を描いた人間ドラマ。

切なく重い内容ですが、見応えのある素晴らしい作品でした。

映画を観終わった後に、殺人犯の青年を「悪人」と呼べるのか?
一体誰が「悪人」なのか?という思いが胸に迫ります。
人間は身勝手で弱い生き物だから、誰もが「悪人」になる
要素を持っているんだろうなぁ...。

孤独で愛に飢えた男女の結びつきを、これまでのイメージを
覆す妻夫木くんと深津ちゃんの体当たりの熱演もさること
ながら、脇を固める役者陣が全員素晴しい!

期待通りの安定した演技を魅せる満島ひかりちゃんと
岡田将生君の憎たらしいくらいの演技も良かったし、
樹木希林さんと柄本明さんには泣かされました...。
モロ師岡さん演じる運転手さんのセリフも良かったなぁ。

それにしても今年は本当に邦画がアタリ年。
主演女優は、『告白』 のさん、『キャタピラー』の寺島さん
そして深津ちゃんと30代の女優さんが頑張っていますねぇ。
個人的には、満島ひかりちゃんなんですけどねっ。

悪人   
長崎の外れの小さな漁村に住む祐一(妻夫木)は出会い系サイトを通じて
佐賀在住の光代(深津)と出会う。逢瀬を重ねる2人だったが、祐一は世間を騒が
せている福岡の女性殺人事件の犯人だった。


監督:李相日
原作:吉田修一 (「悪人」)
脚本:吉田修一/李相日
音楽:久石譲
出演:妻夫木聡/深津絵里/岡田将生/満島ひかり/樹木希林
    柄本明/宮崎美子/松尾スズキ/光石研/余貴美子/塩見三省
    井川比佐志/永山絢斗/でんでん/モロ師岡 ほか
上映時間:2時間19分    <PG-12>
「公式サイト」

■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中


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映画 『食べて、祈って、恋をして』



<札幌100マイルさんのレポーター枠で観賞>

エリザベス・ギルバートが自らの体験をつづった世界的
ベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツ主演で映画化。

離婚と失恋を経て、1年かけて「自分探しの旅」にでる女性の物語。 

タイトル通り、イタリアで「食べて」、インドで「祈って」、バリ
恋をして」...女子の願望や欲望が詰ったお気軽旅映画。

個人的には、あまりにも恵まれているヒロインに感情移入
しきれないものの、イタリア・インド・バリの景色が美しく、
ジュリアと一緒に旅をしているような魅力的な要素が満載。

あ~、旅に出たいっ!

インドやバリも良いけれど、やっぱりイタリアに憧れます。 
陽気でフレンドリーなお国柄も魅力的ですが、なんといっても
ピッツァやパスタといった料理が美味しそう!

映画を観終わったあとに、無性にイタリアンが食べたくなる
こと間違いなし(笑)

変わらずチャーミングなジュリアの大人ファッションや
映画を彩る音楽にも注目です。

20100916-01.JPG

ちなみに、女子ウケする映画ですが、
男子ウケはしないだろうなぁ...。 

デートムービーには要注意かも。

■9月17日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー

食べて、祈って、恋をして
ニューヨークで活躍するジャーナリストのエリザベスは、離婚や失恋を経験し、35歳で
人生をリセットするために1年間の旅に出る。イタリアで“食”に魅せられ、インドで
瞑想にふけり、最後に訪れたインドネシア・バリ島では運命的な恋に落ちるが...。


原題:Eat, Pray, Love
監督:ライアン・マーフィ
原作:エリザベス・ギルバート
(「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書」)
出演:ジュリア・ロバーツ/ハビエル・バルデム/ジェームズ・フランコ
    リチャード・ジェンキンス/ビリー・クラダップ ほか
上映時間:2時間13分
「公式サイト」


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