札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『札幌シネマフロンティア』タグの付いた投稿

午前十時の映画祭 『鉄道員』



とうとう始まりました。
午前十時の映画祭
~何度見てもすごい50本~

この日を心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか?

さて、札幌シネマフロンティア1本目は、『鉄道員』。
高倉健さんの「ぽっぽや」ではありませんよ!
(タイトルを見てワタシは勘違いしましたが...)

ワタシは、『鉄道員』 初鑑賞。
満席と思いきや、3~4割 空席...ちょっと悲しい。
客層を見るとオールドファンが多いようです。


鉄道員 (IL FERROVIERE   
原題:IL FERROVIERE
監督:ピエトロ・ジェルミ
音楽:カルロ・ルスティケリ
出演:ピエトル・ジェルミ/エドアルド・ネヴォーラ/シルヴァ・コシナ
    ルイザ・デラ・ノーチェほか
上映時間:1時間56分

末っ子サンドロの視点で描くイタリア版ホームドラマ。
シンプルなストーリーながら音楽も良く、ラストにしみじみ...。
なんといってもサンドロ坊や(エドアルド・ネボラ)が健気で可愛い!
年の離れた長女(シルヴァ・コシナ)も美しすぎっ。

良い作品を大きなスクリーンで観ることができて感激です。


来週は、『天井桟敷の人々』。 これも観たいんだよねぇ。
さて50作品中、何本観ることができるでしょうか?


午前十時の映画祭
■上映期間:2月6日(土)~2月12日(金) 毎朝10時開映
■鑑賞料:一般1000円/学生500円

札幌シネマフロンティアの上映スケジュールはこちら★

映画 『インビクタス/負けざる者たち』



巨匠 クリント・イーストウッド の記念すべき
監督30作目は、実話を基に描いた 『インビクタス』 。
一足お先に試写会観賞。

昨年も 『チェンジリング』 『グラン・トリノ』 とハズレなしの
イーストウッド監督が、モーガン・フリーマン
マット・デイモンとタッグを組んだオスカー受賞者
揃い組み。 これは期待しちゃうでしょう。

南アフリカ初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラが
自国の弱小ラグビーチームを立て直し、人種差別や
経済格差を乗り越え国を一つにまとめていく奇跡の物語。

印象としては、イーストウッドらしからぬ? ストレートで
爽やかな作品に少々物足りなさも感じましたが、迫力の
ラグビーシーンやマンデラ氏の人間的な魅力など、
最後まで見応えがあり素直に感動しました。

ノーサイドの精神(試合が終われば敵味方はない)は
万国共通。 勇気が沸いてくる映画です。

インビクタス 負けざる者たち】   「公式サイト」
南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラは、アパルトヘイトによる
人種差別や経済格差をなくすためラグビーチームの再建を計画。自国で開催
されるW杯に向け、チーム主将ピナールをお茶に招待する。


原題:Invictus
監督:クリント・イーストウッド
原作:ジョン・カーリン音楽:カイル・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン/マット・デイモン/トニー・キゴロギ/
    ジュリアン・ルイス・ジョーンズ/スコット・イーストウッド ほか
上映時間:2時間14分

■2月5日(金)より
スガイシネプレックス札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
ほか全道でロードショー 


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映画 『Dr.パルナサスの鏡』



ダークナイト』 でオスカーを受賞したヒース・レジャー
遺作となった作品 『Dr.パルナサスの鏡』を鑑賞。

物語は、人々の欲望を具現化する不思議な鏡「イマジ
ナリウム」をめぐる摩訶不思議なファンタジー。

鬼才 テリー・ギリアム監督らしい独特の世界観や、
圧倒的な映像美は健在。
ヒースへの追悼の想いがつまった作品です。

撮影中に亡くなったヒース・レジャーの役(鏡の中の主人公)を
ジョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレル
3人が演じ分けているのですが、三者三様の魅力に釘付け。 

ヒースとの強い絆を感じる奇跡の共演に感謝感激!

BOY A』 のアンドリュー・ガーフィールド に注目して
いたのですが、ヒースの影にかすんじゃったかなぁ。

クセがあるので好みが分かれそうですが、断然 スクリーン
向きの作品です。  ヒース・レジャーの勇姿をお見逃しなく。

Dr.パルナサスの鏡   「公式サイト」
旅芸人一座の座長・パルナサス博士は悪魔に唆され、16歳になる娘・ヴァレンティナを
彼に差し出すという契約をしてしまう。16歳の誕生日を目前にしたある日、ヴァレンティナは
記憶を無くした青年・トニーと出会う。彼の助けを得て、博士はヴァレンティナを守ろうと
するのだが...。


原題:The Imaginarium of Doctor Parnassus
監督:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー/クリストファー・プラマー/ヴァーン・トロイヤー/
    アンドリュー・ガーフィールド/リリー・コール/トム・ウェイツ/
    ジョニー・デップ/コリン・ファレル/ジュード・ロウ ほか
上映時間:2時間4分   <PG-12>
  
■ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中 


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映画 『ラブリーボーン』



アリス・シーボルトのベストセラー小説 『ラブリーボーン』 を、
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ、監督は
『ロード・オブ・ザ・リング』 シリーズのピーター・ジャクソン
が映画化。 一足お先に試写会観賞。

殺害された14歳の少女(スージー)の目線や気持ちを
通して描いた斬新かつ繊細な作品なのですが、
スピリチュアル・ファンタジー? サスペンス?
好みが分かれそうな作品です。

主人公・スージーを演じるのは、『つぐない』 でキーラの
妹を演じ、13歳ながらアカデミー賞助演女優賞にノミネート
された シアーシャ・ローナンちゃん。 大人になったねぇ(笑)
美しさと演技に磨きがかかって、これからが楽しみ。

スージーの両親を演じるのは、マーク・ウォルバーグ
レイチェル・ワイズ、おばあちゃん役がスーザン・
サランドンと、超豪華なのに見所がいまひとつ。
スタンリー・トゥッチの怪演は印象的。

キャストも良いし映像も美しいのですが、アレもコレも
詰め込みすぎ。 終わり方もスッキリしないし、
感動的な宣伝に期待しすぎました。

ラブリーボーン   「公式サイト」
学校帰りに事件に巻き込まれ命を落とした14歳の少女スージー。少女は天国から
愛する家族を見守り続け、殺人者に対する家族の復讐心が癒えることを祈るが…。


原題:The Lovely Bones
監督:ピーター・ジャクソン
原作:アリス・シーボルト
脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
出演:シアーシャ・ローナン/マーク・ウォールバーグ/レイチェル・ワイズ
    スーザン・サランドン/スタンリー・トゥッチ ほか
上映時間:2時間15分

1月29日(金)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『ゴールデンスランバー』



『アヒ鴨』 『フィッシュストーリー』に続く
伊坂幸太郎×中村義洋のゴールデンコンビ。
この組み合わせは相性が良いので期待大で試写会へ。

面白~いっ! 期待以上の伊坂ワールドにハマった。
久しぶりに興奮した 爽快な娯楽大作。
今思い返しても熱い想いが込み上げてくる(涙) 

映画化されまくりの伊坂作品ですが、本作は未読。
(文庫本になるのを待っていたのですが、もう待てないかも)

映画は、首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の逃亡劇。
複雑な人間関係が絡み合ったスリリングな展開が続くと
思いきや、クスッと笑えたり想像もしなかったクライマックに
涙が溢れたり...伏線の張り方はお見事っ。 

キャストはみんなハマリ役。 出番が少ないながらも
存在感のある伊東四郎さんが良かった。
そして伊坂作品といえば濱田岳くん。圧巻の存在感!

原作、スタッフ、キャスト、音楽、全てロックな映画(笑)
たいへんよくできました。

ゴールデンスランバー   「公式サイト」
凱旋パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳は、久々に再会した
旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した
彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが...。


監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎(「ゴールデンスランバー」新潮社刊)
脚本:中村義洋/林民夫/鈴木謙一
音楽:斉藤和義(ゴールデンスランバー ~オリジナルサウンドトラック~
出演:堺雅人/竹内結子/吉岡秀隆/劇団ひとり/香川照之 ほか
上映時間:2時間19分

■1月30日(土)より
札幌東宝公楽,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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