札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『試写会』タグの付いた投稿

映画 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 試写会



ジェネラル・ルージュの凱旋
チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口の下に
「救命救急センター長の速水が特定の業者と癒着している」との怪文書が届く。
彼女は院内調査を開始するが、相変わらず調査は進まない。そこへ役人・白鳥が再び現れる。


『チーム・バチスタの栄光』 に続く、窓際医師・田口(竹内結子)と
厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)の凸凹コンビによる第2弾。
原作も読んでいないし、第1弾を観ていなくても、充分楽しめました。

救急医療の問題を軸に、ユーモラスを織り交ぜて現代医療の実態を鋭く描いて
いる本作。 前作がTV放映されるというので、急いで帰宅したのですが、
頭の方は観れず。それでも大抵2作目はイマイチな作品が多い中、面白さが
パワーアップしていると感じました。 

ゆるキャラが意外とハマリ役の竹内結子ちゃん。 
かなり濃いキャラの阿部ちゃんに大笑い。ガリバー最高です。
 
今回の主役はやっぱり堺雅人さん。切れ者で冷徹なジェネラル・ルージュ
(血まみれ将軍)の異名を持つ速水を見事に演じている。
ジェネラルの行動や夢の実現に目頭が熱くなりました。

目新しさは感じないものの、魅力的な「速水」にハマること間違いなしの
メディカルエンターテインメントをお楽しみ下さい。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」公式サイト

2009年3月7日(土)より、札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌
東宝プラザ ほか全道で公開。(上映時間:2時間3分)

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映画 『ニセ札』 100マイル試写会



ニセ札 
軍国主義から民主主義へと、世の中の価値観がひっくり返り、誰もが混沌の中を
必死に生きていた昭和初期。紙すき産業が盛んな山間の小さな村で小学校の教頭
として人々から慕われてたかげ子(倍賞美津子)は、かつての教え子から新千円札の
ニセ札作りを持ちかけられる。最初は突っぱねていたが、村の名士の言葉に心が動き
かげ子も加わって村ぐるみの一大ニセ札づくりが始まった。


山梨県で実際に起きた戦後最大の「ニセ札事件」を題材に
あのキム兄(木村祐一)が長編初監督に挑んだオリジナル作品。

最近は俳優として映画にちょこちょこ顔を出しているキム兄の監督作品と
聞いて、コメディだとばかり思っていたら...マジメな映画でびっくり。

なんといっても倍賞美津子さんの好演が光ります。
大女優が出演しているだけで作品に厚みが増して安心感があります。

役者さんの演技も見応えがあり、ディテールにこだわって
作っているとは思うのですが、演出がやや淡白。
スリリングな展開や大ドンデンは期待しないように。

不況の今、お金や幸せについて考えさせられるタイムリーな映画です。

監督・共同脚本・出演:木村祐一
出演:倍賞美津子/段田安則/青木崇高/村上淳/板倉俊之/西方凌 他
上映時間:1時間34分

「ニセ札」公式サイト

2009年4月11日(土)~ 札幌シネマフロンティアにて公開 


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映画 『罪とか罰とか』 100マイル試写会



罪とか罰とか
万引きで捕まったことからなぜか一日警察署長となった売れないグラビアアイドルの
アヤメは、思い続けていた元カレ・春樹と再会する。戸惑いを隠せないアヤメ。
春樹にはアヤメだけが知る秘密があった。そして大事件が起こり事態は意外な方向
へと突き進んでいく。


監督・脚本は、日本演劇界の鬼才 ケラリーノ・サンドロヴィッチ。
奇想天外なストーリーとシュールな笑い満載のブラックコメディ。
KERAワールド炸裂でほとんど笑いっぱなし。
予想不可能な展開にハマること間違いなし。

主演は、若手実力No.1の成海璃子ちゃん。
バツグンの演技力で、がけっぷちグラドルを体当たり。
キュートな魅力満載です。

元カレの春樹を演じた永山絢斗くんは、あの瑛太くんの弟。
演技はまだまだだけど、声とか似てます。

個性的で超豪華なキャストが脇を固めているのも見所。
段田安則さん、大倉孝二さん、麻生久美子さんがワタシのツボ。

シュールなブラックコメディが好きな人には絶対おすすめ!
エンドロール後もお見逃しなく。

「罪とか罰とか」公式サイト

2009年2月28日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌にて公開。
(上映時間:1時間50分)

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映画 『オーストラリア』 試写会



オーストラリア
第二次世界大戦を目前に控えたオーストラリア。夫を訪ねて、ロンドンからはるばるやってきた
英国貴族レディ・サラ・アシュレイは、ようやく到着した夫の領地で、彼が何者かに殺されていた
ことを知る。サラに残されたのは、抵当に入れられた広大な牧場と1500頭の牛。夫から相続
した土地と財産を守るため、現地で出会った野性的なカウボーイ、ドローヴァーとしぶしぶ
手を組み、牛を引き連れて過酷な土地を9000km横断することに...。


てっきりラブストーリーだと思っていたら、オーストラリア歴史や
アボリジニについて詰め込みまくりの2時間45分でした。

スクリーンに映える、オーストラリアの雄大な自然が美しく、
アボリジニのスピリチュアルな側面を描いているのも見所。
英国貴族と無骨なカウボーイの身分を超えたロマンスや
アボリジニの少年との絆は感動的。
日本人として心が痛むシーンもあり、オーストラリアの歴史を
勉強した方が楽しめる映画かも知れません。

英国貴族レディ・サラ・アシュレイ役に、ニコール・キッドマン。
透き通るような白い肌と小さい顔に長い手足...美しすぎ。
気高く強い女性役は、ニコールにピッタリ。

野性的なカウボーイ、ドローヴァーを演じるヒュー・ジャックマンは
ファン必見、肉体美がスゴイです。

バズ・ラーマン監督、ニコール、ヒューはオーストラリア出身。
オーストラリア出身といえば、私はラッセル・クロウなんですが...
絵的にヒュー・ジャックマンなんでしょうね、やっぱり。
壮大な映画に似合う190㎝と180㎝のビッグカップルですから。

一言でいうと、オーストラリア版 『風と共に去りぬ』 といった作品。
大きなスクリーンでお楽しみ下さい。

「オーストラリア」公式サイト

2009年2月28日(土)より、札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌
東宝プラザ ほか全道で公開。(上映時間:2時間45分)

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映画 『少年メリケンサック』 試写会



少年メリケンサック
レコード会社で働く、契約期限切れ寸前のOL・かんなは、イケメンで凶暴な4人組みパンクバンド
「少年メリケンサック」の動画を発見する。彼らをスカウトするため、バンドのサイトを頼りに
メンバーが働く店をを訪れるとそこには、50歳を越えたオッサンが酔いつぶれていた。
実は、かんなが観た動画は25年前のもの。このメンバーで全国ツアーに向かうのだが...


パンクはキライですが、
宮藤官九郎が監督・脚本がなので楽しみにしていた作品。

笑った笑った、良くも悪くもクドカンワールド全開。
豪華キャストが演じる個性的過ぎるキャラが、細部に渡り面白すぎっ。

ハジけまくりの宮崎あおいは、『篤姫』をやりながら、この作品を
撮っていたかと思うと、スゴイの一言。 
ファン必見、カワイイあおいちゃんを観るだけでも価値あり。

ハチャメチャなオヤジバンドメンバーは、ベースの兄・アキオ(佐藤浩市)と
ギターの弟・ハルオ(木村祐一)、言語障害のあるボーカルのジミー(田口トモロヲ)、
ドラムのヤング(三宅弘城)。4人の奮闘する姿に応援せずにはいられない。

個人的には、カリスマアーティスト・TELYA(田辺誠一)と、あおいちゃん扮する
かんなの彼氏・マサル(勝地涼)がツボ。

やっぱりパンクは理解できなかったけど、ラストのオチは◎。
とりあえず深く考えないで、大いに笑って楽しんじゃいましょう。

「少年メリケンサック」公式サイト

2009年2月14日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開
(上映時間:2時間5分)


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