『ユナイテッド・シネマ札幌』タグの付いた投稿
映画 『蟹工船』
Posted by bluestar on 2009年7月8日(水) 12:41
【蟹工船】
カムチャッカ沖で蟹をとり、船上で缶詰に加工する蟹工船・博光丸の出稼ぎ労働者たちは、
監督・浅川の下で過酷な労働を強いられていた。そんなある時、漁に出た新庄と塩田は
博光丸からはぐれ、ロシア船に救助される。再び蟹工船に舞い戻った新庄は、労働者たち
に行動しなければ何も変わらないと力強く訴えかけるのだった。
プロレタリア文学の傑作、小林多喜二の「蟹工船」を映画化。
原作は未読、キャスティングに期待して観賞。
...なんじゃこりゃっ。 残念ながら期待はずれ。
伝えたいことは分かるのですが、リアリティーがなく、
なにもかも薄っぺらい仕上がり。
良く言えばポップな娯楽映画でしょうか?
西島秀俊くん、高良健くん、榎本時生くんといった若手の
キャスティングや、『青い春』 以来の松田龍平くんと
新井浩文くんの共演はとってもうれしかったのですが、
見応えのないイマイチ演技にガッカリ...。
もっとできる役者さん達(←ワタシって何様...)だと
思うのですが、コレも演出なのでしょうか? あ~残念。
「大人のカニカマ」をいただきました。
大人?どんな味か気になりますがもったいなくて開けられません(笑)
監督・脚本:SABU
原作:小林多喜二
出演:松田龍平/西島秀俊/高良健吾/新井浩文/榎本時生
木下隆行(TKO)/木本武広(TKO) ほか
上映時間:1時間49分
「公式サイト」
シナターキノ,ユナイテッド・シネマ札幌 ほかで上映中
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映画 『モンスターVSエイリアン』
Posted by bluestar on 2009年7月4日(土) 07:21
【モンスターVSエイリアン】
人生最高の日、結婚式を迎えたヒロインのスーザン。しかし当日、突然降ってきた
隕石が当たり15メートルに巨大化。新種のモンスターとして政府の秘密基地に収容
されてしまったスーザンは、地球に襲来した謎のエイリアンロボットと戦うことに...。
ドリームワークス製作の『モンエリ』は今年注目の3Dアニメ。
試写会なので2D、日本語吹替え版で鑑賞。
実はアニメも「字幕派」なので「吹替え版」はお初。
ベッキーとバナナマンの日村さんが声優に挑戦しています。
字幕版のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の
声も気になります...。
ストーリーは、巨大化したヒロイン・スーザンが愉快な
モンスター達と共に、地球侵略を狙うエイリアンと戦う...
奇想天外なモンスター・アニメ(笑)
見どころは、様々な映画のオマージュ(パロディかも)が随所に
散りばめられていること。 シニカルな笑いも満載です。
面白モンスターの中で注目は、放射能の影響で巨大化した虫
「ムシザウルス」。 コレって日本でおなじみの「モ○ラ」では?
2Dで観たこともあり物足りなさはありましたが、子供から
大人まで安心して楽しめるファミリー映画。
※エンドロールもお見逃しなく!
原題:Monsters vs Aliens
監督:ボブ・レターマン/コンラッド・ヴァーノン
声の出演:リース・ウィザースプーン/キーファー・サザーランド ほか
(日本語吹替版)ベッキー/日村勇紀(バナナマン) ほか
上映時間:1時間34分
「公式サイト」
7月11日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
札幌シネマフロンティアでは、7月・8月 【“3D”お試しキャンペーン】として、
追加料金なしで飛び出す映像を楽しむことができます!
この機会にいかがでしょうか?
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: 3D, アニメ, ドリームワークス, モンエリ, モンスターVSエイリアン, ユナイテッド・シネマ札幌, 中央区, 映画, 札幌, 札幌シマフロンティア, 洋画, 試写会
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映画 『愛を読むひと』
Posted by bluestar on 2009年6月22日(月) 21:59
【愛を読むひと】
1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは年上のミステリアスな女性ハンナと
激しい恋に落ちた。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の
儀式となっていたが、突然ハンナは姿を消してしまう。8年後、法学生のマイケルが
傍聴した裁判で観たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は「ある秘密」
を守るために、不当な証言を受け入れる。
何年も前に原作を読んだことをすっかり忘れていたのですが
こんなに奥深い作品だったとは...。 ただの恋愛モノではない、
登場人物たちの複雑な心情はみごとに描いた秀作映画。
物語は大人になった主人公マイケルの回想形式で語られる。
前半は少年と年上の女性とのリアルな愛の形が描かれ、後半
ある事実によって物語は一編し、さらに引きこまれる。
ハンナが隠し続けた「秘密」は切なく、守り続けたプライドは
痛いほど良く分かる。 真実を知って苦悩するマイケルの姿も
切なく、胸を締め付けられる。
マイケルが朗読テープに込めた静かな愛に号泣。
ケイト・ウィンスレットが、30代から60代までのハンナを熱演。
強さと悲しさを秘めた抑え目の演技が素晴らしい。
ケイト・ウィンスレットのリアルな演技はハンナそのもの。
81回アカデミー賞で主演女優賞の受賞も納得。
初々しい15歳と青年になった23歳のマイケルをナイーブに演じた
デビッド・クロスも良かったが、ハンナとの出会いによって屈折した
大人となったマイケルを演じたレイフ・ファインズの憂いの表情や
静かな演技が素晴らしい。
最高のスタッフ&キャストに最後まで惹きつけられた。
改めて原作 『朗読者』 を読み返そうと思う。
原題:The Reader
監督:スティーヴン・ダルドリー (『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』)
原作:ベルンハルト・シュリンク 『朗読者』
出演:ケイト・ウィンスレット/レイフ・ファインズ/ブルーノ・ガンツ/デヴィッド・クロス ほか
上映時間:2時間4分 PG-12
「公式サイト」
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: The Reader, ケイト・ウィンスレット, スティーヴン・ダルドリー, ベルンハルト・シュリンク, ユナイテッド・シネマ札幌, ラブストーリー, レイフ・ファインズ, 中央区, 愛を読むひと, 映画, 朗読者, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画
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映画 『劔岳 点の記』
Posted by bluestar on 2009年6月8日(月) 12:32
【劔岳 点の記】
明治40年、陸軍陸地測量部の柴崎(浅野忠信)は軍隊の威信のために、
険しさから“針の山”と呼ばれる「剣岳」の初登頂と測量を完遂するように
命じられる。案内人の長次郎(香川照之)ら7人で剣岳に挑む柴崎だったが、
雪崩や暴風雨などの困難が測量隊の行く手を阻む...。
日本地図完成に向け、これまで誰も登頂に成功したことの
なかった危険な山、「劔岳」に挑んだ男たちの記録。
『日本沈没』『八甲田山』『鉄道員』など数々の名作を撮影してきた
名カメラマン・木村大作氏が、初メガホン。
CGを一切使わず、実際の雪山で過酷な撮影を行った
リアルな大自然の映像は、ただただ圧巻!圧倒!
苦行?ともいえる撮影を耐え抜いたキャスト&スタッフに拍手。
期待していた中身は、山が主役で映像重視のため、
ドラマ性に乏しくストーリーは単調。 脚本もちょっと...。
香川さんの演技は群を抜いているけど、豪華キャストを
起用しているのにもったいない。 色々な意味で惜しい映画。
「仲間たち」と表示するエンドクレジットに注目。 熱いなぁ。
良くも悪くもカメラマン出身監督が創った映画かな。
壮大な映像美はスクリーン向き。
長尺のドキュメンタリーを観るつもりでお出掛け下さい。
監督・撮影:木村大作
原作:新田次郎
出演:浅野忠信/香川照之/松田龍平/宮﨑あおい/仲村トオル/役所広司 ほか
上映時間:2時間19分
「公式サイト」
6月20日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー
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映画 『ハゲタカ』
Posted by bluestar on 2009年6月3日(水) 22:41
【ハゲタカ】
徹底した合理主義で瀕死の日本企業を次々と買い叩き、「ハゲタカ」の異名を
とった鷲津政彦も、今では絶望的な日本のマーケットに見切りをつけ、海外生活を
送っていた。そんな鷲津のもとに、かつての盟友・芝野が訪ねてくる。彼が現在役員
を務める日本の名門自動車メーカー「アカマ自動車」を中国系巨大ファンドによる
買収危機から救って欲しいと頼みに来たのだった。
NHKドラマ「ハゲタカ」から4年後という設定。
大手自動車メーカー「アカマ自動車」をめぐる、鷲津と劉一華
率いる中国系巨大ファンドとの壮絶なバトルを描いた社会派ドラマ。
ドラマは未見で観賞。
企業買収ビジネスをめぐる男たちの攻防が最大の見所。
実在の会社を当てはめて想像すると更にスリリング...。
「企業買収」がテーマなだけに、ある程度の経済知識や
ドラマの予備知識が合った方がより楽しめる。
鷲津のライバル、「赤いハゲタカ」と呼ばれる劉一華を演じた
玉山鉄二くんの熱演に拍手。本作の主役は劉一華でしょう。
ラストと上映時間の長さは気になりますが、笑いは一切なしの
真面目な骨太映画をお楽しみ下さい。
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試写会上映前に、主演の大森南朋さんと訓覇プロデューサーが
舞台挨拶に登場。地味に?大森さんのファンなので感激っ。
大森さんは全身黒づくめのラフなスーツ姿がカッコイイ。
なんといっても「声」が渋くて素敵っ。気さくな感じで高感度大。
次回作、『USB』 『笑う警官』 も期待しています!
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監督:大友啓史
出演:大森南朋/柴田恭兵/玉山鉄二/栗山千明 ほか
上映時間:2時間15分
「公式サイト」
6月6日(土)より
札幌シネマフロンティア,札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌
ほか全道でロードショー
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