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映画 『いけちゃんとぼく』
Posted by bluestar on 2009年6月24日(水) 12:36
【いけちゃんとぼく】
いつの頃からかヨシオのそばにいて、ヨシオにしか見えない不思議な生き物「いけちゃん」。
いじめられたり、父親が死んだりした時も、ずっとヨシオを見守る「いけちゃん」だったが、
その姿が次第に見えなくなってくる...。
不思議な生き物「いけちゃん」と少年の心の交流を描いた物語。
西原理恵子さん初の絵本を実写映画化。
「絶対泣ける」なんてうたい文句にされちゃうと構えて観ちゃうのが
玉にきず。 本当に泣けるのか?絵本は未読で観賞。
初めは、理屈っぽいというか大人びたセリフをしゃべる主人公のヨシオと、
フルCGで表現されたコミカルな「いけちゃん」に違和感があり、物語に
入り込めず。 慣れるまでガマンガマン...。
注目は、ヨシオのことを温かく見守る「いけちゃん」の声を担当する
蒼井優ちゃん。『鉄コン筋クリート』に引き続き、声に違和感がなくウマイ。
母親役のともさかりえちゃんのマリメッコのスカートが可愛い。
牛乳屋の清じい役のモト冬樹さんはハマりすぎ(笑)
女子高生みさこを演じた、清純派・蓮佛美沙子ちゃんの変身ぶりがツボ。
なんだかんだいっても、ウルっときました。
少年から大人への成長物語と思いきや、そうきましたか...反則です。
ファンタジーのようでリアリティもある不思議な物語。
残念なことに、ポスターや宣伝、映画の冒頭からネタバレしすぎっ。
監督・脚本:大岡俊彦
原作:西原理恵子
出演:蒼井優(声のみ)/深澤嵐/ともさかりえ/萩原聖人/モト冬樹
蓮佛美沙子/柄本時生 ほか
上映時間:1時間47分
「公式サイト」
スガイシネプレックス札幌劇場 ほかで上映中
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映画 『愛を読むひと』
Posted by bluestar on 2009年6月22日(月) 21:59
【愛を読むひと】
1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは年上のミステリアスな女性ハンナと
激しい恋に落ちた。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の
儀式となっていたが、突然ハンナは姿を消してしまう。8年後、法学生のマイケルが
傍聴した裁判で観たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は「ある秘密」
を守るために、不当な証言を受け入れる。
何年も前に原作を読んだことをすっかり忘れていたのですが
こんなに奥深い作品だったとは...。 ただの恋愛モノではない、
登場人物たちの複雑な心情はみごとに描いた秀作映画。
物語は大人になった主人公マイケルの回想形式で語られる。
前半は少年と年上の女性とのリアルな愛の形が描かれ、後半
ある事実によって物語は一編し、さらに引きこまれる。
ハンナが隠し続けた「秘密」は切なく、守り続けたプライドは
痛いほど良く分かる。 真実を知って苦悩するマイケルの姿も
切なく、胸を締め付けられる。
マイケルが朗読テープに込めた静かな愛に号泣。
ケイト・ウィンスレットが、30代から60代までのハンナを熱演。
強さと悲しさを秘めた抑え目の演技が素晴らしい。
ケイト・ウィンスレットのリアルな演技はハンナそのもの。
81回アカデミー賞で主演女優賞の受賞も納得。
初々しい15歳と青年になった23歳のマイケルをナイーブに演じた
デビッド・クロスも良かったが、ハンナとの出会いによって屈折した
大人となったマイケルを演じたレイフ・ファインズの憂いの表情や
静かな演技が素晴らしい。
最高のスタッフ&キャストに最後まで惹きつけられた。
改めて原作 『朗読者』 を読み返そうと思う。
原題:The Reader
監督:スティーヴン・ダルドリー (『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』)
原作:ベルンハルト・シュリンク 『朗読者』
出演:ケイト・ウィンスレット/レイフ・ファインズ/ブルーノ・ガンツ/デヴィッド・クロス ほか
上映時間:2時間4分 PG-12
「公式サイト」
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: The Reader, ケイト・ウィンスレット, スティーヴン・ダルドリー, ベルンハルト・シュリンク, ユナイテッド・シネマ札幌, ラブストーリー, レイフ・ファインズ, 中央区, 愛を読むひと, 映画, 朗読者, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 洋画
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映画 『ベルサイユの子』
Posted by bluestar on 2009年6月18日(木) 22:14
【ベルサイユの子】
都会の生活からドロップアウトし、ベルサイユ宮殿の森の小屋で暮らすダミアン。
ある日、森の中へ迷い込んだ若い母親と幼い男の子に会うが、翌朝、母親が
姿を消す。ダミアンは5歳の男の子・エンゾを育てる決意を固める
ホームレスや失業問題をテーマに、社会からはみ出して
ベルサイユ宮殿の森の中に住むホームレスと、母親に
置き去りにされた幼い少年の交流を通して、フランスの今を
リアルに描いた作品。
セリフが少なく、ダミアン、エンゾ、エンゾの母親ニーナ、3人の
視点を組み合わせ、物語は淡々と進む。 身勝手な大人と、
呆気ないラストは釈然としないが、なぜか心に残る。
お涙頂戴系じゃないのもフランス映画らしい。
映画の魅力は、エンゾを演じたマックス君のつぶらな瞳。
演技を超えた純粋無垢な表情に、もうメロメロ(笑)
ダミアンを演じるのは、名優ジェラール・ドパルデューを父に持ち、
2008年に急性肺炎のため37歳の若さで急逝した、ギョーム・ドパルデュー。
遺作となった本作は、彼の人生と重なり合わせるかのような渾身の
演技が心に残る。 ご冥福をお祈り致します。
原題:Versailles
監督:ピエール・ショレール
出演:ギョーム・ドパルデュー/マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーヴ
ジュディット・シュムラ/パトリック・デカン/オーレ・アッティカ ほか
上映時間:1時間53分
「公式サイト」
シアターキノにて上映中
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映画 『The Harimaya Bridge はりまや橋』
Posted by bluestar on 2009年6月16日(火) 00:21
【The Harimaya Bridge はりまや橋】
写真家ダニエル・ホルダーには愛してやまない一人息子ミッキーがいたが、
日本の高知県で英語教師をしていた息子は交通事故に遭って命を落としてしまう。
悲しみに暮れる父のダニエルは画家としての才能も発揮していた息子が遺した
絵をかき集めるため、単身日本を訪れることに...。
国や人種の違いを超えた心の交流を描いた人間ドラマ。
外国人監督が日本の高知県を舞台にしたことに興味を持ち観賞。
ハッキリいって地味な作品ですが、素直に感動しました。
偏見や差別といった重いテーマながら、人と人との結びつきを、
丁寧に描いた心温まる作品。
どこか懐かしさを感じる、高知の美しい風景が印象的。
この作品が世界の架け橋になることを願います。
高岡早紀さんも魅力的ですが、流暢な英語と土佐弁を
使いこなす清水美沙さんの好演が光りました。
話題になっていた石橋貴明さんの娘さん・穂のかちゃんは
役柄が地味すぎて印象に残らず...。
ちなみに、「はりまや橋」とは
「♪土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た♪」と
よさこい節の一節にも歌われている悲恋物語の舞台となった橋。
ロマンチック~と思っていたら、札幌の時計台と肩を並べる
「日本三大がっかり名所」の一つらしい...。
休日にもかかわらず、両手で足りる客の入りが悲しい...。
シネコンではなくミニシアターで上映して欲しかったなぁ。
脚本・監督:アロン・ウルフォーク
出演:ベン・ギロリ/高岡早紀/清水美沙/ダニー・グローヴァー ほか
上映時間:2時間00分
「公式サイト」
札幌シネマフロンティアにて上映中
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カテゴリー: 映画 '09|タグ: The Harimaya Bridge, はりまや橋, 中央区, 日米合作, 映画, 札幌, 札幌シネマフロンティア, 清水美沙, 高岡早紀, 高知
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映画 『子供の情景』
Posted by bluestar on 2009年6月14日(日) 08:29
【子供の情景】
6歳の少女バクタイは、隣の家の男の子アッバスと同じように自分も学校で勉強したいと
思い立つ。ところが、アッバスから学校に行くためには鉛筆とノートが必要だと教えられる。
そこでバクタイは、家から卵を持ち出し、それを売ろうと町へ向かうのだったが...。
テロや戦争が絶えないアフガニスタンのバーミヤンを舞台に、
学校に行きたいと願う、一人の少女の小さな冒険を通して
子供たちの現状を寓話的に描いた作品。
監督は、弱冠19歳のイラン人女性 ハナ・マフマルバフ。
愛らしく純粋な少女の目を通して、戦争と大人が子供たちに
与える影響の大きさを深く考えさせられる。
タリバンに憧れて「戦争ごっこ」をする悪ガキたちの残酷さと、
主人公バクタイを演じたニクバクト・ノルーズちゃんの健気な
演技が胸を打つ。
原題:Buda as sharm foru rikht
監督:ハナ・マフマルバフ
出演:ニクバクト・ノルーズ、アッバス・アリジョメ ほか
上映時間:1時間21分
「公式サイト」
シアターキノにて上映中
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